[腕から解放されてから、魔法を解除する。
もはや何度も濡れている。体が重く、供物の消耗も激しくなれど、雨の下の人の姿は、覚悟の上だ]
……いや、私は見ていない。
もしかしたら、という痕跡ならば見ないでもなかったが。
[首で崩れかけた廃屋、すなわちヴェスパタインの死体がある方角を示し、「あそこでだ」と、内容を説明する>>113。
矢尻と思しき傷を持つ、木の魔物の死体。そこにヴェスパタインの死体があったことも含めて。私はあそこから来たのだ、と。
上がった名前を聞き、ホレーショーがその場を離れたのは、ツェツィーリヤの前なのだろうと推測できた]
少なくとも、あいつ(ツェツィーリヤ)の血の臭いは、残ってはいなかった。
あいつ(イアン)の血の臭いは、残ってはいた気がしたんだが。
[怪我について心配している様子を見れば、負傷はしていないだろう旨を伝える。
ついでに、「私はあいつ(イアン)を探している」とも]
(173) 2013/06/16(Sun) 22時半頃