人狼議事

246 朱桜散華


【人】 肥代取り 置壱

 ……、…………。

[――…ぽつぽつ、と雨が降る。
 雨宿りをしようと立ち寄ったのは
 丘からそれほど離れていない産婆の家。

 戸を開けて中に入った頃には、雨足はどれほどになっていたか。
 ふるふると頭を振って水滴を振るい落とす。
 雨具はないかときょろきょろ家の中を探しているうちに、
 見つけたのは婆様が書き残していた紙束。
 物心ついた頃、よく文机に向かって何か書いたことを思い出す。
 何を書いていたのか、己は文字が読めないからさっぱりわからないけれど。

 あの話――巫女の伝承と母にまつわる話を聞かされたのも、ちょうどそんな書き物のついで、だったような気がする。]

(165) 2016/04/24(Sun) 17時頃

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