[顔>>148を見れば、月に一度だけパン屋を訪れる女性だと気づく。彼女のことは、よく覚えていた。
毎日のように通ってくれるのももちろん嬉しいけれど、たまに来ては宝物のようにパンを買って行ってくれるのも、それはそれは嬉しいことで。
パン屋さんの、と言われて、ぱっと嬉しそうに笑って頷く]
うん、ラディスラヴァ、だよ。よろしくね。
手作り!? すごいね、すごく器用なんだ。
……わあ。これも、手作り?
[差し出された首輪を受け取って、まじまじと見つめる。
先ほどの帽子は小さすぎてよく見えなかったけれど、こうして首輪をじっくり見ると、精巧な造りであることが分かる]
ありがとう、是非買わせてもらうよ。
おいくらかな?
[これでコシュカもクリスマス仕様。
良かったね、とコシュカの目の前で首輪を軽く振れば、りんと鳴るベルに合わせてコシュカが「にゃあ」と鳴く]
(153) 2015/12/21(Mon) 22時半頃