ああ。無事購入できたのね。
大丈夫よ。急ぐものでもないし、今度会えた時にでも返してもらうわ。
[悪い人じゃないかもと言われれば、眉を潜める。]
…私の長年の目的を邪魔をしてくれた時点で、敵以外の何物でもないわよ。
[小声でぽつりと呟き。尋ね返されれば、何でもないとばかりにそっぽを向く。]
スキー…、ね。それならあっちの棚にあると思うわ。
[指をさしながら、物好きだな、と思う。
決して自分が滑れる気がしないからではない。断じて。
ただ紹介されたスノーシューズの機能を聞き、それは心底羨ましいと思った。]
そう言えばモニカ…マドカから何か聞いてたりしない?その、何でもいいんだけど…たとえば、ヒューのこととか。
[雑談をしているうちに、目の前の少女がマドカと仲が良いことを思いだす。
自分には言えないことでも、親しい友人になら打ち明けているかもしれない。
司書に睨まれない程度に声を落とし、そう尋ねた。]
(152) 2013/12/17(Tue) 23時頃