おお、そーなんだ
僕は…デメテルと一緒に遊んでるだけだけどね
[先程知り合ったばかりならば、自分が知らないのも無理はないだろう。
デメテルの拘る、青い鳥。彼女が今こうして落ち着いているのも、ローズマリーのおかげなのかも知れない。
「指導」という言葉には軽く訂正を入れる。デメテルといる時間はとても楽しいものだから、負の感情に取り憑かれることもそうそうない。むしろこちらが感謝せねばならないところだ。]
ん、ローズマリーも、分からないの?
[続く曖昧な返答に、またもや首を傾げる。
彼女の病は一体なんなのだろう。言いたくないのかもしれないし、無理に聞くことはないけれど。
胸に手を当て、セシルの名を呼ぶか細い声を聞けば。]
……せんせー来るまで、部屋貸したげる
[言葉を交わしている間にも、顔色は悪くなる一方で。ちらりと自室を見て、背に腹は変えられない、とばかりに彼女に告げた。
反論がなければ、彼女の身体を支えながら、自室の扉を開くだろう。]
(140) 2014/06/26(Thu) 05時頃