( ……そう、甘いコトを言う人間から死ぬ )
[ 広間の中から聞こえる声に脳内で考えながらも。
早く、その『死』に――、甘い血にありつける瞬間を。
想像しては、焦がれる様に舌舐めずりをする。
恐らく、手前に居た男を殺せば、奥の男は『覚悟』が足りていない分容易いだろう、と高を括りながら――、ボウガンの二発目をセットする。また、矢ははみ出させて置きつつ。ポケットの中に忍ばせたナイフを二本に増やしておく。
―――また、広間の入り口へと顔を出す。
>>138銃声の後、そして何やら悲鳴を上げる彼に――、撃った男が取り出そうとしていたのは刃物に見えたが、と一瞬訝しんだが。 ]
……死にたくないならば、お手伝いしますよ?
―――『可笑しい』奴で良ければ、ね。
[ そう再び、柔らかく笑みかけ。
二撃目の矢を、先程と狙いを同じ男に定め放つ。但し、警戒の可能性がある為に気付かれる前に先手を意識し、また対象も動いていた為、今度は正確な狙いは定められなかったが。 ]
( このペースなら、包丁もやはり取って来れば良かったか )
(139) 2014/06/25(Wed) 20時頃