― 広場 ―
[「卵」が解説してくれる概要>>117をふむ、と聞き。
塀が好きとの主張には「そんな物好きにゃ初めて会った」と若干呆れてみせた。
そんなさなかに響いた小さな声>>112]
よう、お子様。…何か言ったか?
[「いつも」なら、どっちかってーたら子供にもウケは良くて(少なくとも、同居人よりは)チビ相手に眉を上げる事なんざ滅多にねーんだけども。
あいにく「今」は。
猫におちょくられた直後の今は、大変に頃合いが悪い。
長ァい耳をふたつとも、くるりと小僧の方へ向け
僕は決して「笑っていない」目を三日月に曲げてみせる。
そうしてそのまま、動かないアルカイックスマイルを黒いロングブーツが運んでいけば、身長差を誇張するかのように傍らにしゃがんでみせて]
女王サマは足は疾ェがお空は飛べねーんでしたっけ。
[と、「ヘイヤ」が知る女王の姿を問い質した。]
(129) 2015/06/20(Sat) 23時半頃