―東シェルター―
・・・・・・。
[道中寡黙に息を切らしながらシェルターに向かう。
体力も落ちている最近では中々に辛い。
しかし放置してはおけず歌瀬を時折待っては歩きだし、シェルターまで運ぶ。]
そこにそいつのは置いてけ。
どうせここは使いたい放題だ。
[狭かった空間は一人減ることに広くなり今では広すぎるくらいか
、到着すれば入り口に荷物を置かせて自分は青年の服をさらに脱がし、身体を拭いて毛布に包んでやる。
その最中にツナギに刺繍された彼の名、気づけばそれを一緒にいるる彼女にも教えてやった。]
な・ゆ・た・・・と言うらしい。
通信機でもあればよかったんだがな・・・。
[持ってきたものを確認し、ボンベを手に持つと何かに使えないかと頭をひねる。しかしまだ何も思い浮かばずにまた置くと食料と水を取りに備蓄庫へと向かう。]
(121) 2016/12/15(Thu) 00時頃