気にしにゃーで良いですにゃー
お嬢さんと話せるのは野良猫にとっては光栄の極み、ご飯も美味しいし幸せな空気があればミャーは生きて入れるのですにゃ
[ピョロリとブッシュドノエルから出てきた吉[[omikuji]]のおみくじをみると二ヒヒ、と世界一有名な猫であるチェシャ猫の如く笑い、受けとったイチゴ牛乳を喉に流す。炭酸の入った物はあまり受け付けないことを知っている使用人達の心遣いは実にありがたい]
ここのヒト達はみぃんな優しいですからにゃー
ミャーはクリスマスにここに来るのが楽しみなのにゃ
お嬢さんのようにかわいらしいお方との出会いもあるしにゃー
[悪戯っぽく笑って見せた猫はフイと手を伸ばす。針金人形のように細い手足の先にある、これまた細い指で赤橙の少女の頬を撫でようとしたが、それは叶ったか。
なにが欲しいという問いには少し真面目に考えて]
にゃー……そうですにゃぁ
鳥のささみと、数日のお宿。それとミャーを覚えていてくれること、かにゃー。
ミャーはふらふら流れてるから、このお屋敷みたいに毎年迎えてくれるような場所は少ないんだにゃー
(116) 2015/12/22(Tue) 19時頃