[ああやっぱり安住さんもこの繰り返しに気付いている人なんだ。
家族や町の人達が当たり前のように9月1日を繰り返している様子は少し先の通りの賑わいに見られるだろうか。
其方を心細げに見やりながら、うん、と頷いた]
良かったァ……ううん、良くないのかもしれないけど安住さんと喋ったのが無かったことになっちゃったら悲しいって思ったんだ。
今ここにいる皆でおかしいよね、って話してたんだけど……他にもこれに気付いてる人っているのかなあ
[無防備にすぐそこにある会堂の腕を取って、自分の腕をぎゅっと巻き付ける。
恋人がやるような、と言うよりは幼児が母親にでもじゃれついているような様子で腕を抱きながら千早の立ち去った方を見る。
会堂の問いにはわかんない…と頼りなげに零して]
私らも見て回ったほうがいいのかなァ?一体何をって話だけど。
──けんちゃんはお祭り、見に行きたいの?
[ねえ皆はどっか行く?とその場に選択肢を委ねてしまった。移動すると言うのなら、一緒にひっついて行くだろう**]
(110) 2019/09/02(Mon) 22時頃