[てっきり、要求が飲めないのならあそこで二度目の失態、という結末を覚悟していただけに、彼の行動は予想外だった。
呆気にとられているうちに足を広げられ、頬に口付けられる。
そして、ここでなら大丈夫だ、と僅かながら考えてしまった瞬間、この場に男性がいようとも最早それだけで我慢出来る次元ではなく、勢い良く孤を描き、御小水が噴き出した]
ん…ふぅぅ…っ。
[見ないでくれ、と懇願しても、こういう時は無駄だと先日のことで既にわかりきっていたため、あえて口にはしない。
それでも、見られる羞恥はかなりのもので、フィリップの顔が視界に入らぬように顔をそらし、目を硬く閉じて排尿が収まるまでじっと堪える。
シャワールームに響く水音と、立ち込めるアンモニアのニオイが、いっそうソフィアの羞恥を煽った。
そして全てが出切る頃に、ソフィアはふるりと大きく身震いをする。
水音が止まり、沈黙がなんとも来まずくて、ソフィアは何とか口を開いた]
……つれてきてくださって…ありがとうございます。
…あの、さっきモンスターが…って仰っていましたけど…それって、もしかして…。
[王女の招待が露見したのだろうかと、フィリップの表情を伺った]
(106) 2013/02/19(Tue) 03時頃