―城内―
[改めて城門を閉めて、城門の脇、地面へと大剣を突き刺した。
街も少し落ち着き始めてると話して、城内の報告を受ける。]
殿下が…?あの爺さんもいると言うのに…。
[その爺さんも…と言う訃報を受ければ、静かにわかったと伝えて。
クラリッサに向き直れば、改めて手を取り、許されれば手の甲への口付けを…。]
この状況に先程の件、必要があれば護衛をつける。
貴女のように美しい方なら揃って手を上げる輩がいるだろうが……。
もし、信用出来ない、或いは俺が信用出来ると言ってくれるなら、俺が暫く護衛につくよ。
[彼女に護衛の話を持ちかけ、仮に自分を指名して貰えたならば、助けた後に医者に傷を診せると約束した旨だけ伝え、終わり次第向かうと告げる。
アイリス…と言う名に心当たりはなく、とりあえずの道案内は他の騎士に任せることにして。]
それじゃあ、俺はここで…さっき聞いた男の話…辛いかもしれないが改めて聞きたい…。
傷口を抉る様な真似になるかもしれないが…すまない。
[そう告げて、自身は先程の医師の部屋に足を向けた。]
(98) 2013/02/21(Thu) 08時半頃