[通常ではありえないような出来事に、ショックを受けなかったといえばウソになります。
誰かいると苦しいというのなら、ほおっておくべきであることもあるでしょう。でも、とも思ってしまうのです。考えてしまうのです。──その苦しみは、どうにか取り除けないものであるのか、と。]
そういえば。……戸高さん、六合さんについて
何かお話を聞いていらっしゃいませんか?
[思い出して、そう戸高さんに尋ねてみます。
六合さんと同じバスケ部の先輩である彼の口から、お話は聞けたでしょうか。
何かあるなら、こちらであったことも戸高さんにお伝えするつもりでした。彼にならお伝えしてもよいと思いましたし。
ですから、ここで一度情報交換の時間を持ちたいと思いました。
たとえば本日の教室の状況を鑑みて考えてみたとしても、
伸ばせる手は、多い方がいいと思いますから**。]
(71) 2019/04/30(Tue) 17時頃