油断大敵っちゅう言葉は習わんかったんかあ!
[そう叫びながら半身を起こし、無防備な背中へ銃弾を撃ち込んでいく。
腕の痛みは少し残ってしまったが、さして気にせず戦闘を続ける。]
そっちもこっちもあっちも、脆い脆い脆い!
[好き勝手叫び回るのは子供の頃の気性の名残。
7歳の時、村はずれの崖から転落し、四散した身体が再生する様を見られてしまった。
異能関わったことが一切無かった村の中、真っ先に両親に見捨てられ村長へ差し出された。
決まった裁定は魔女裁判の如き拷問と医学の発展を名目にした解剖の日々、そんな事が起こる前は今よりずっと気性が荒く、ガキ大将そのものだったのだ。
一通り撃ち殺し終わった時、頭の中で声>>67が響いた。
陽動、学園が襲撃、吸血鬼化が蔓延、理解するより早く足が市街地へ向いていた。]
先輩さっき行くて、てか他の一般の人らも!あかんやつや!
(69) 2015/01/17(Sat) 11時半頃