人狼議事

194 花籠遊里


【人】 墓荒らし ヘクター

[享楽に耽るも、玩んで抉るも、花に寄る蝶の匙加減一つ。
彼らがどれ程美しく咲き誇ろうと、自由は無いと言い聞かせる。
――尤も、彼は己よりも、ずっと。その暗黙の了解を身を以ってで知っているだろうが。>>66

彼の口内から得た味わいは、馴染みの薄い葉の香り。
息継ぐ度に、奥から掬うように閃かせ、軟体絡めて体液を交換。
滑る感触は境界線を曖昧に変え、驚愕も刺激として得。]

 ―――…眼は口ほどに物を言うぜ、朧。
 屈服をしらねぇ癖、社交辞令で躱す気かい?

[言葉で詰れば、彼の瞳の奥に見えた一色を咎め、銀糸を繋ぐ口唇を解放。ついでに細く痩せる糸を舌で断ち切り、閃かせて。
そのまま口角に親指を押し当て、閉じることを許さず掛ける圧。]

 余所見するとは、随分余裕があるじゃねぇか。
 ――…ああ、本当に過保護なのはお前さんの方か。

[喉仏を上下に揺らすと、顎に掛けた指先で彼の頭部を下方に引き、組んでいた足を解いて、開いた両膝の間に彼を招く。
聡い花たる彼ならば、指腹で唇拭うだけで次なる陵辱を理解するだろうか。
―――見下ろす獣の双眸は、奉仕せよ。と傲岸に告げていた。]

(68) 2014/09/15(Mon) 00時半頃

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