―廃村の入口で―
[廃屋の者達への懸念は、ホレーショーの言葉>>56により払拭されていた。
確かに。あれだけの人数が揃っていれば問題なかろうと言葉のままに受け止めて。
たとえ庇護すべき相手がいたとしても、カバーをすることはできるだろう、と。
思えばホレーショーが群から離れ、ここに来た理由も、そうであるとすれば納得できる。
もっとも、「避けはしたが、燃えもしたぞ」とぶーたれるくらいはしただろうが。
『謎の魔物』の懸念はあれど、今は目の前の大群に気を取られたまま]
餌……か。なるほど。ある意味私たちと変わらんな。
要請のためとはいえ、結果的にはそれを『喰う』ためにここにいる。
[問いかけに対する疑問は解消されなかったが、ホレーショーの答え>>59に皮肉なことだと口端を緩めた。
彼も感じたことだろう。ヴェスパタインからの無言の通信を受け>>41>>60、毛皮に触れた手に力を込めた>>54]
(62) 2013/06/15(Sat) 23時頃