人狼議事

223 豊葦原の花祭


【人】 旅籠 おもん

-屋台へ続く道-

[かしゃりかしゃりと背負子から器が微かにぶつかる音がするが、気にせず歩く。
ひらひらと舞う着物の裾からはすらりとした白い足が伸び、踊るように歩を進めていた。]

――掻き入れ時だにィ。

[徐々に賑わいを増す屋台の群れに、思わず口元がほころぶ。

目的の場所は屋台街の一角。
周りの屋台の主たちにひらひらと手を振って軽く挨拶を済ませると、大きな背負子を地面におろし、手早く荷解きをしていく。
ござを広げ客席を作り、横に置いた七輪に火を入れた。

祭りの時に屋台を出すのは、趣味と実益を兼ねた商売だ。
いそいそと準備をする背に誰かから声を掛けられたなら、いつもの調子で返事をするだろう。]**

(48) 2015/04/17(Fri) 18時頃

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