やだなー、ちゃんと思い出したってば。
あのあと血を落とすの大変で、困ったんだよね。
[激昂したよう声を荒げるブラックに対し、黄昏色の口調だけは飽くまで軽い。
ちょいちょいと短くなった毛並みを撫で付けてから、地に膝を着いた男>>36を見下げる]
へぇ、もうこんなに大きくなっちゃったんだ。
やっぱり殺しておけばよかった。ボク、ヒトの仔ってキライなんだよね。
[地下牢へ脚を向けようとしていたサイモーンの背に一度視線を移し、少女へと冷笑を向ける。
マスクの中で浮かべられたブラックの凄絶な笑みが見える筈も無いけれど、怒りの気配に毛が逆立つのを感じる]
――……はっ!
ボクと遊びたいなら、もうちょっとイイ男に生まれ変わってきてから出直してよね!
[対峙した相手と、真っ向から切り結ぶ。
拳と鞭。リーチに差のあり過ぎる攻撃を、真っ向と呼ぶには語弊があるけれど]
(43) 2011/12/21(Wed) 00時半頃