[赤い噴霧>>17に、ト──と身が宙へと跳躍した。
片脚は伸び、背は緩く丸まるも視線は地表から外れはしない。
ソルフリッツィが居た場には、未だ霧は来ない距離だったが、回避の為というのには少し違う。]
[跳躍した身、上空から狙うのはアメフラシもといキリフラシの核があるであろう場所。
槍状の武器、鋭い突きを一点に向ける。
地面に突き刺さる寸前まで深く差し込むと、武器が刺さった側とは逆の先端へと重心を移動、梃子の原理でキリフラシを突き刺した侭、180度の回転を持ち地面に叩きつける。
その勢いで武器を引き抜くと、アーマーに覆われた脚で蹴り飛ばした。
そこで霧が噴出される様なら、即座に小ステップで離脱するだろう。
小柄な体に似合わず、キリフラシは店の近くから吹っ飛び、地面に身を再度叩きつけれられる事だろう。
視線をヤツデに向ける。
どうやら、そこをソルフリッツィは現地生物の積み上げ場所とするようだ。]
(43) 2022/08/09(Tue) 22時半頃