人狼議事

191 忘却の箱


【人】 露店巡り シーシャ

[片腕の垂れ下がったパーカーを見るたびに。
器用に片手で食事をする彼を見るたびに。憧れたサーカスの、その象徴のような、赤いフードを見るたびに。

サナトリウムに来る前の青年が憧れた、『外の世界』の、それ。なぜそれが、この箱の中にあるのだろうと。理不尽な怒りが、切なさが、どうにもぶり返して。
毛嫌いというわけでは無いけれど、男へのアタリはキツかった自覚がある。]

(八つ当たり。だよなぁ。…だっせぇ。)

[それでも。それでも、彼の演奏を聴くのは。低い声が、唄うのを聴くのは。]

なあ。
弾いてくれよ。唄っててくれ。オレは、前のオマエも今のオマエも──、

[忘れないから。

言って、願う。どうか彼の花が、今以上に咲かないように、と。今も鮮明に残るあのサーカスが、ずっと途切れないように、と──叶う筈のない願いを。]*

(35) 2014/09/10(Wed) 02時頃

← ↓ ■ □

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.085 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび