[そうして次に開いたメール>>1:330には、ぱちりと瞬きを。……ああ、そういえば彼の少年には、あの無様な光景を見られていたのだった。ほんの少しのバツの悪さを味わいつつも、ため息を吐き出す。なんてカッコ悪い]
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差出人:ジャニス
宛先:シメオン
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Re:Re:こんにちは恋人サン
20xx年 10月3日
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無事に帰れたのなら良かったわ。流石に心配はしていなかったけれど。
あら、アンタをお茶に誘ったら、彼女さんに悪いわ。この前一緒に歩いていたでしょう?
ああ、気にしないで。知らない方が普通なんだから。
それにアタシ、あれから獣人に会ったの。だからもう、この話は良いの。此方からしておいて、ごめんなさいね。
そうね、ちょっと、怖い目にあっただけで。
アンタに心配される様な事は、別に何も無いわ。
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(26) 2014/10/07(Tue) 03時半頃