人狼議事

60 ─昨夜、薔薇の木の下で。


【人】 さすらい人 ヤニク


 後半もちゃんと聞いてるのか、お前。

[性急な仕草と、露骨な言葉。
 さして気にした風でなく、深いコバルトの双眸は閉じられる。
 手入れなどしてるわけもない、少しかさついたくちびるは、
 きっとその女の子と、触れたものとは違う感触だったろう。]

 ――……、ん

[触れるだけかとおもえば、温度が滑り込んでくる。
 柔らかな粘膜の生々しい熱さは、肉の快楽の記憶を揺さぶるけれど。絡ませようとするそれに、応えるというよりも、適当にいなす。
 通じたかどうかはわからない。

 ただくちびるが離れれば、気だるい切れ長の眼差しが、
 無言で示すのは扉の方向]

(24) 2011/08/05(Fri) 01時半頃

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