えっ……、待って、ローズマリー!
[走り去る後ろ姿>>20に向かって叫ぶけれど、彼女には聞こえただろうか。悲痛な謝罪の声に彼女の存在を正しく認識したのだけれど、正直頭はパニック状態なのだ。
そうしてる間にも、デメテルは苦しそうに嘔吐いていて>>18、格好悪いほどにあたふたしてしまう。]
デメテル、謝らないでいいから、落ち着いて、
[背中をさすり続け、涙が滲む瞳を殊更優しく拭う。
嘔吐きが弱まったことを確認すれば、咳き込む小さな身体を辛くならないようにゆるく抱き締め、頭に手を回してあやすように撫でる。自分が汚れることなど、全く気にはならない。彼女の苦しみが、自分に移ればいいのに、なんて本気で考えたりしながら。]
…大丈夫、僕はここにいるから、大丈夫だから
[まだ吐き切れていないようならば、嘔吐を促すようにまた背中をさするけれど、彼女の様子はどうだろうか。]
(23) 2014/07/04(Fri) 01時頃