―広間、採血後→放送―
[フィリップと別れたあとも空腹感に急かされるようにステーキを平らげた。食べ終わりナフキンでやや乱暴に口許を拭い、再び水を飲んで口の中の脂っぽさを無くす。
それでもまだ足りない。可能であるならばもう一枚食べたいと思うほどに。]
…奥の扉で食べたいものくれるって言ってたな。
[青山の言葉を思いだし、席をたつ。奥の扉とやらに近付いておもむろに開けた。]
スミマセン、さっきのステーキってまだあります?
あ、じゃあもう一枚お願いします。
[この空腹感ならもう二枚くらいいけそうな気もするが。さすがにそれはやめておいた。
承諾の言葉を受けて広場に戻る。新たにステーキが焼かれる間、チョコレートや煎餅といった菓子で空腹を紛らわせた。]
………んん?あくじきさよう?
[焼かれたばかりのステーキが再び届けられ、無心に頬張っていたとき。
不意にスピーカーから声が聞こえてきた。
それに導かれるようにサイモンとやらの人物の部屋にいく人たち(>>1>>2)を横目にステーキを食べ続ける。
あとから見に行った人たちに話をきいてもいいし、人がすくなくなってからみてもいいだろう。
とにかく今は、この空腹感を何とかしたい。]
(21) 2015/08/25(Tue) 13時頃