[>>12気づいていないだけ。
その言葉に瞬き、そして、大きな瞳をスカーレットに合わせる。
睨んだのではなく、ただじっと覗き込むように。
……尤も、睨んだところでびくともしないすごいスケールの相手だったかもしれないが]
………ふふ。ありがとう。
この目まで褒めて貰ってしまったなら――もっと綺麗にならなきゃ、かな。
[褒め言葉は、この瞳に籠る力を幾らかでも察したかのよう。
人間か人ならぬ者かまでの断定はできないが、少なくとも怖れの色は其処に見えず。何処か安堵したような笑みが漏れる。
それからは、何を食べるかは暫く保留することにして]
あぁ。こんな風に出会ったのも何かしらの縁だ。
そんな不思議で素敵な縁ならば、皆で楽しまないと、だな。
お屋敷の人達もその為に、美味しいもの誂えてくれるだろう。
[――とりあえず、さっきむすめ的にウルトラスパイシーなクッキーを出してきたこのミニスカサンタ衣裳(の持ち主と思われる屋敷の主)には、後で改善のお小言を申し述べておこう。
其処までは言葉にせず、ただスカーレットにうんと頷いた。]
(19) sakanoka 2012/12/27(Thu) 22時半頃