人狼議事

126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜


【人】 風来坊 ヴェラ

―村の入り口で―

[参ったな。と、狼は思う。
 猫をかみ砕き、鼠を引き裂き、蟻を叩き潰しても、次から次へと押し寄せてくる魔物の群。
 手加減ができず、思いあまって直接殺害してしまうこともしばしばで。

 こんなには、いらないんだがな……。

 自分を『弱い』と評した>>1:141、ソフィアとの会話を思い出す。
 度々揺れ動いていた彼女の心情>>1:142はヴェラには分かりきらなかったが。
 もごもごとくぐもった言葉>>1:143は、疑念ではなく自信のなさとして受け止めていた。
 裏付けるのは、あの時の頷き>>1:144と、質問に対する回答>>1:145

 『嘘』>>1:146という言葉は過らなかったが、苦手なのだとは察することができた。
 別に、それを非難するつもりは一切ない。
 ただ、どんな相手なのかを知りたかっただけのこと。それゆえの、短い返答だった>>1:147

 狼の群れにだって、子供や弱ったもの、そうでなくても、狩りを苦手とするものがいる。
 そのものに、餌を分け与えるのは当然のことなのだから]

(10) 2013/06/15(Sat) 01時頃

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