[余談を四行ほど削り、"どうでもいい話"と頭に足し。
完成した本文>>6を数度読み返してから、"送信"の文字に指を押し当て――――離す。
"どうでもいい話" を "そういえば"と書けばよかった、と後悔するは、送信済みと描かれた画面が表示された頃だったか。
そのまま画面が自然に消えるのを見送って。そこでようやく、思い出したかのように浅く息を吸い、長く長く吐き出した。]
(――丁度いい機会 って言うの? こういうの。
迷子常習犯ぐらい、"もしも"もどうにかなるだろうし――)
[互いに対しても、顔の見えない同類…仲間に対しても、一つの"例"に成り得るだろう、と。
会って間もない友人は、そこまで友人でもない…筈で。
そこまで思考を回して、自分が顔を顰めている事に気づく。
マフラーの上端を垂れ幕のように額に当て、深く息を落とし、低く静かに唸り、――笑った。]
(7) 2014/10/05(Sun) 01時半頃