[冷静になってみれば、手をつないで窓際>>2で見つめあって内緒話をしている男女の図、なのだった。
客観的には到底恋人には見えないだろうけれども。
しかも、話の内容は、この場にいない第三者について。
「まーうちの副顧問だし」>>2
「あのひとわりといつもそんなかんじだよ」>>3
首を深く傾げ>>2、ときにうーんうーんと唸りつつ記憶を辿った>>3らしいクリストファーの返事は、
予想していなくもなかったので、カトリーナもそれ以上は言わず。]
わたし、心配しすぎなのかもしれないわね…。
この空間へ来てから、ずっとひとりでいる気がするのよ。
どうしてかな……。
誰かの夢に囚われてしまったような気がしていて。
自分の知っているルールが通じない世界に思えてならないの。
それで、過敏になっているのかも。
[何かを諦めた遠い眼差しで、闇に沈んだ廊下の先を見やる。]
(6) 2016/08/24(Wed) 15時半頃