人狼議事

191 忘却の箱


【人】 さすらい人 ヤニク

―廊下―


―――……


[ 沈黙。

男は瞼を伏せたまま、音の余韻に浸っていた。
飽きもせず繰り返したフレーズは一体、何処の誰まで届いただろう。
ご飯を食べてから書庫に行くまでの間に、何処かの少女>>3が演奏を聴いていたかなんて知る由もない。

観客と呼べる観客のいない箱の中では白い壁と低い天井が旋律の存在を運んでくれる。
――この音が誰かの耳に届いて、何かを感じてくれればいい。

瞼の裏には、目的地までの足取りを止めたまま路上で演奏を聴いてくれた、かつての観客の姿。
芸を終えた男に、拍手を。
両腕を広げてお辞儀をする。]

Grazie………またのお越しを…

(6) 2014/09/02(Tue) 02時頃

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