人狼議事


296 ゴールイン・フライデー

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【人】 甲板員 デリクソン

[ 何故目元ばかり舐めていたのだろうと
 瞬きした時、頬に散る雫に気がついた。

 みゃあ。

 ――慰めて、くれているのだろうか。
 腕でそっと抱きしめ、子猫の…
 いくらか骨格がしっかりしてきた体躯を確かめる ]

 ありがとな、
 …ごめん、フライデー。こんな情けない家族で。

 それはそうと、お前だけ舐めるの狡いぞ。
 ぁ!痛ッ
 
[ 猫のほっぺや耳の背を舐め返したら
 久しぶりに引っかかれてしまった。
 眉上は薄らと傷が残る程度だが
 頬に新たに出来た傷がヒリヒリする。 ] 

(77) 2019/05/22(Wed) 22時半頃

【人】 甲板員 デリクソン


 じゃあ今日は仕事終わったら
 そのまま出かけるから
 
 いい子でお留守番してるんだぞ?

[ おすましな鼻に軽くキスをして
 (上唇をガブッとされたがまあ許そう)
 カリカリや水を用意し、家を出た。 ]

(78) 2019/05/22(Wed) 22時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ 金曜日の最後のレターを引く手は逸る。
 ああ、これが終わったら今週も行けるのだ。
 そうして浮かれていたものだから
 「読むべき内容」では無いレターを
 全部目を通す前に読み始めてしまった。 ]

 本日最後のレターです!
 ラジオネーム薔薇∴十字さん
 「ハイスクールの同級生に恋をしています。
  相手は僕と同性で、 ……」

[ 思わず、読み上げる声が詰まってしまった。
 同性同士の恋愛が珍しいとは言わない。
 ただ、異性愛者よりは少ないだけで

 ただ、今、同性関連の恋愛に触れるのは
  ―――どうしても、
 自分自身を見つめなおしてしまうから
 選ぶことがあっても、読まずに避けていた。
              なのに。 ] 

(79) 2019/05/22(Wed) 22時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ ああ、駄目だ。
 ここまで読んでしまったなら最後まで。
 それがパーソナリティの役割だし、
 この手紙を送った青年もきっと望んでいる ]

 「……同性で、彼は異性愛者です。」

[ ああ、なんて不毛な恋なのだろう。
 なんて、共感してしまうような…内容なのだろう。]

 「それでも、この恋から逃げられないんです。
  報われないとわかっていても。」

[ どうして辛い恋は諦められないのか ]

(80) 2019/05/22(Wed) 22時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

 「ごめんなさい、何かを相談したかったんじゃなくて
  ただ、聞いて欲しかったんです、誰かに。
  誰にも、話すことが出来なくて…親にも。
  ひとりで抱えているのが辛かっただけで
  ごめんなさい、それだけなんです、それだけ…。」


[ どうして、彼は謝らなければいけないのか。
 彼は何故、孤独に苦しまなければいけないのか。

 顔も知らない、
 ラジオネームだって本名と無縁だろう。

 なのに、こんなにも―――
 一人ぼっちには、したくない。
           (俺が、ひとりだから だ) ]

(81) 2019/05/22(Wed) 22時半頃

【人】 甲板員 デリクソン


 薔薇∴十字さん、謝らないで。

 大丈夫、謝らなくていいんだよ。

 誰に恋いしたって自由だ。
 叶わない相手を好きになって、辛いよな。

 大丈夫、俺も―――――

(82) 2019/05/22(Wed) 22時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

 俺も、君と同じだよ。
 バカみたいに好きな男がいる。
 どうしたって、届かない人がいる。

 だから、自分がひとりだなんて思わないで。
 俺と君は同じなんだ。

(83) 2019/05/22(Wed) 22時半頃

【人】 甲板員 デリクソン


 しょうがないよな、好きなんだから。
 良い、悪いじゃないんだよ。

 好きになっちゃったんだから、
 どうしようもない。

[ 何処か仄寂しい片思いの曲を流す間
 スタッフの視線が刺さるのを感じていたが
 顔は上げられず、ただ、拳を握っていた。 ]

(84) 2019/05/22(Wed) 22時半頃

【人】 甲板員 デリクソン



[ 収録の後、逃げるように局を出ようとした時。

 こちらに駆け寄ろうとした
 何か言いたげな女ディレクターの顔が
 自分を批難するものに見えて、恐ろしかった。
 批難だけじゃない、
 軽蔑や同情すら突きつけるものに見えてしまう。
 
     ――真意はたとえ正しかろうと
             そうでなかろうと。

 ふらつきながら路地を歩く。
 目が合う他人、他人、他人―――
 昨日までは何も感じなかったのに
 今は、みんな俺を責めているような
 そんな風な目に見えて。
 運動不足のなまった身体を揺らしながら駆け出す。 ]

(85) 2019/05/22(Wed) 22時半頃

【人】 甲板員 デリクソン



[ 怖い、怖い、怖い―――

 そうか、
 これなのか。


 これが、――孤独なのだ ]**

(86) 2019/05/22(Wed) 22時半頃

【独】 奴隷運び ヌヴィル

/*
ひょええ……ええええ…
デリックの恋愛戦闘力が高すぎてしにそ

(-30) 2019/05/22(Wed) 23時頃

【独】 甲板員 デリクソン

/*
ごめんなさい…!寝落ちそうなので挟んでしまった…!
なるべく金曜(更新)の前に落とす内容かなーとおもって・・

ねむむむ

(-31) 2019/05/22(Wed) 23時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

[何か悩みでもあるなら相談してみたら、と。揶揄まじりに水を向ける同僚に、大仰に肩を竦めてみせ。]

 べ、……っつに。んなもんねえし
 だいたいその、なんつうの?
 ラジオネームとか考えるの恥ずかしくねえ?

 いや本名出す方がずっと気まずいけどよ……

[そうだ。此奴に話せる悩みなんて、ない。
このまま静かに燻らせて、いつか、時間がその灯を消してくれるのを待つだけだと。とうに結論が出ている恋の相談なんてして何になる。

──公共の電波に想いを乗せて、万が一にでも素性が知れたらどうする。そんなリスクを払う勇気がありゃ、こそこそ女々しい片思いなんぞ続けていない。]

(87) 2019/05/22(Wed) 23時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

[そんな捻くれた思考を思いっきりぶん殴られた気がした。

長いようであっという間に訪れる金曜日。
今夜もまた、あの人に会えるだろうか、なんてそわつきながらロッカーで着替えを済ませていた最中のこと。

ノイズ混じり、不明瞭に届く声に混じるのは、ただの同情なんかじゃない。真摯で、一途で、悲痛な想いに胸を貫かれる心地で、その場に立ち尽くす。]

 あ──……、 …くそ

[悩みなんてなさそうに思えた男もまた、同じような切ない想いを抱えていたことに驚いた。しかも相手が同性、だと。その上でどうしようもない想いを率直に伝えられる勇気と情熱と、誠実さが耳と胸に痛い。

彼が思う相手がどこの誰だか知る由もないが、贅沢な奴だと思う。
人の気も知らないで、もしかしたらこの放送を聞いていたとしても自分のことだと気づかず、呑気に暮らしているのかもと思えば、何だか無性に腹が立った。]

(88) 2019/05/22(Wed) 23時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

[同時に、己のみじめさを痛感もした。元より報われるなんざ思っちゃいないが、只管に知られるのが怖いといつまでも怯えるだけで、下を向いている自分自身が。]

 …此奴が知り合いなら、悩みのひとつやふたつ
 聞いてやれるのにな

[彼は一体、今までどんな思いで様々な恋愛相談に乗ってきたのだろう。自身の積もり積もった悩みを打ちあげる相手がいないことは、リスナーからの投稿につい、溢れたように聞こえた声音だとか。パーソナリティという立場からの想像でしかない、が。

まったくほんとうに、人生はままならないものだと。
次の番組に切り替わったラジオを切る。]

(89) 2019/05/22(Wed) 23時半頃

【独】 公証人 セイルズ

/*
ヌヴィルさんとデリクソンさんも絆だろうなと言うのはわかるんだけど
ホレーショーさんとグスタフさんはどうなんだろ……グスタフさんは別なのかな、ここは読めない

(-32) 2019/05/22(Wed) 23時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

[物思いに耽っていることと、靴ずれが完治していないこともあって、タヴェルナへと向かう足取りはいつもより重い。

あの人もまた、知らないところであんな風に悩んでいたりしないだろうか。辛いとき、寂しいとき、寄り添う誰かがいるだろうか──それが、猫だけならいいのに、なんて何とも身勝手な願望だ。

誰よりも幸せでいて欲しいと思う癖、孤独を望んでいる。
こんなに歪で醜い感情なんて、知りたくなかった。]**

(90) 2019/05/22(Wed) 23時半頃

【独】 奴隷運び ヌヴィル

/*
>>87はデリックのロールを観る前に打ってたんだけど、だから余計にひょええって慄いた。
このすれ違い通信どこまで続けられるかなー。デリックのお陰で声をかける切欠だけは持ってるからあとはもう流れにまかせよ。

(-33) 2019/05/22(Wed) 23時半頃

【独】 奴隷運び ヌヴィル

/*
気圧の乱高下とか諸々でここ最近眠りが浅くて眠くて眠い返事しか書けてないのほんとうに申し訳ないな。

デリックは本当にありがとう。

(-34) 2019/05/22(Wed) 23時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[朝から酷い土砂降りだった。
 降り注ぐ雨は一打一打が銃弾のように重く、
 量産される水の冠もぶつかり合って歪に歪んだ。

 買ったばかりの靴は防水加工は施したが、
 何もわざわざ豪雨の中を連れ回す理由もない。
 先輩の隣に添えて留守番をさせ、
 今頃は思い出話でも語られているだろうか、と夢想。]

  たまにはそういうこともあるさ。
  それより、手が止まってる。

[普段は深夜くらいにしか出来ない機械の調節を
 この際だから、と教えているのだが
 雨の憂鬱と別の憂いで後輩の手は止まりがち。]

(91) 2019/05/23(Thu) 00時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[この店にスターでも呼んでイベントを、
 という企画を立ててオーナーに交渉を続けるも
 つい先日、ラジオ番組でMCと問題を起こし、
 SNSで少々揉め事が、という理由での却下。

 スターと呼ぶには知名度も低いユニットだが、
 だからこそ報酬は安く、今後売れた時に、などと
 用意した資料も熱意も無駄になった反動は大きい。

 単に、美女二人とお近付きになるチャンスが
 フイになったことだけを嘆いているかもしれない。

 数えるのも馬鹿らしい量の溜め息に、
 つい先日の高い買い物の話をしてやって。]

(92) 2019/05/23(Thu) 00時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[───…数分前とは別の意味で、
 仕事にならない後輩の姿がそこにあった。

 腹を抱え、蹲り、不規則に痙攣する背中。
 横隔膜の振動もさぞ激しいのだろう。

 客がおらず、裏方であるのをいいことに、
 けれど設置されている監視カメラを気にしつつ
 その背中に膝を押し当てて怒気を膨らませる。

 値札を見ずに買った靴が給料三ヶ月分だった、
 というだけで何故ここまで笑われるのか。]

  昔買った時は一月分だったんだよ。
  ……十倍近い値段だなんて、予想出来るか。

[家賃何ヶ月分かを計算する余力もなく、
 中古車が買えるかどうかも隅に置くとしても
 今までにした高い買い物の三本指に入るだろう。]

(93) 2019/05/23(Thu) 00時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[基本的に、物欲は薄い。
 今吸っている銘柄もなくなってしまったら
 別のもので代用してしまうだろうし、
 慣れてしまえば代用品が愛用品にも変わる。

 後輩もそれを知っているから、
 靴にそこまでの大金を支払ったなんて
 酔っ払ってたりしたのかと笑っているのだ。

 もし、買う前に値段を見てしまっていたら、
 あそこまで迷いなくカードは取り出せなかった。

 けれど、結局は会計を済ませるのだろう。
 あれ程までに目を惹く靴は二度と出会えない、
 なんてことも珍しくはないのだから。]

(94) 2019/05/23(Thu) 00時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[これだけで一ヶ月は笑える。と、
 嬉しくもない宣言をする背中に膝を入れ、
 低気圧で重くなった眉間を指で揉み解すと。

 婚約指輪みたいだな、などと、
 突拍子も無い台詞に整えた爪が皮膚を削る。
 暫く赤く残るな、と無駄に冷静な予想をしつつ、
 冷えた視線を送られた後輩はにやけていた。

 給料三ヶ月といえば、なら分かるが、
 どこの世界に靴と指輪を結びつける馬鹿がいる。

 しかし呆れた脳裏に浮かんだのは、
 手入れの行き届いた靴とそれを履いた主で。
 急に苦しくなった胸に、指を食い込ませた。]

(95) 2019/05/23(Thu) 00時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[あの人の靴のサイズも知らなければ、
 なにかを贈ること自体が烏滸がましい。
 あの靴だって、あの人の思い出の靴であったり、
 寄り添ってきた伴侶のようなものなのだろう。

 ……それに、なによりも。
 最近タヴェルナで見かける彼の様子はおかしく、
 密かに贈る視線に気付かれてしまって
 気味悪がられて避けられているのでは、と、
 酷い被害妄想も肥大化すれば現実味を帯びていく。

 まだ履き慣れてないあの靴も、
 酒場の彼とは全く関係がないというのに、
 彼に心を許されてないからだ、などと
 青臭い感傷が胸と、足裏を鈍く焼いていた。]

(96) 2019/05/23(Thu) 00時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[鋭い雨の音は鼓膜と胸中を貫くのに、
   ただ冷やすだけで、流し去ってくれそうにない。]

(97) 2019/05/23(Thu) 00時頃

【独】 宇宙原理衆 ウツギ

/*
実際問題、給料三ヶ月の指輪を買ってるものなんでしょうかねぇ。あと誤字。まぁ誤字じゃないと言い張る。

>>34の後半が言い回しセクシー。
人形遊びしてるこちらとは大違いである。

(-35) 2019/05/23(Thu) 00時頃

【独】 宇宙原理衆 ウツギ

/*
あと、雨を朝からにしたせいで
深夜まで降らせられませんね?となりました。

逆に深夜から降らせるなりすべき。
局所的雨だと他PCと関係ありませんが。はい。

(-36) 2019/05/23(Thu) 00時頃

【人】 山師 グスタフ

[……調律の終わったピアノを、少女が家族連れで引き取りにやってきた。
これからの手入れの方法と、ついでに音の出る仕組みの簡単な説明を。
もし気になった部分があったら、早めに近場の調律師へ、と。
だって、いつでも楽しく弾いてもらえなければ、ピアノを習ったって意味がない。

弾き心地を試してご覧、と、少女に促した。
ぽろりぽろりと、快い音が流れる。

“なんだか透明な音だね”

“……良い耳を持っているね、才能があるよ”

……無色透明で、ありたい。それが、己の役割だ。]

(98) 2019/05/23(Thu) 00時半頃

【人】 山師 グスタフ

[……人生はままならないし、転機はそう、何度もやってこない。
であれば、よい転機であるならば乗るべきなのだ。

コンサートの調律を頼まれて、それはあちこちの都市を渡り歩くものだという。
このご時世、自前のピアノを持っていけるだなんてなんとも贅沢な話ではあるが、さまざまな状況下におかれるピアノの音色はあっという間に狂う。そして、こういうときの演奏家はたいてい気が難しく音にうるさいので、それだけでも覚悟がいるし……
……数あるピアノの曲の中には、一度弾いただけで音がおかしくなる調律師泣かせの曲もある。ああ、プロフィールを見ただけでも、そういう曲が大好きなのだとよくわかって……

……だからこそ、これは、良い話で。
うけるべき話だ、それはわかっているけれど]

(99) 2019/05/23(Thu) 00時半頃

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