103 善と悪の果実
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/* ウェズリー狼、トニー噛み? トニー→狼かな? 悪魔って妖魔みたく襲撃死不可じゃないよな。
(-93) 2012/09/28(Fri) 01時頃
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[広間の隅のソファーに、どっかと腰を落ち着けて。 流石に朝から呑む気にもなれず、小さなデミタスカップを摘んで珈琲を啜る。
ちら、と視線やれば少女の周りだけは日常の朝の風景。 生き死にのわからぬくらい分別のついていない年頃でもあるまい…と思うも、今は些細な違和感のみ。]
(197) 2012/09/28(Fri) 01時頃
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[>>181彼から、落ち着いて、という言葉が出たことが 皮肉に思える程、その声は震えていた。 内容は真っ当なものだが、果たしてそれだけのために 臆病そうな彼が口出しできるものだろうか、と考える。]
[ポーチュラカと、黒い蝶を従えた彼女は 和やかに会話と、食事を続けている。
刃傷沙汰よりは余程平和な光景であるはずなのに 秘宝と主が失われた楽園で執り行われるその晩餐は 微かな歪さを感じずにはいられないものだった。]
(198) 2012/09/28(Fri) 01時頃
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―廊下―
[油断をした。 招かれざる客が居るとは思っていたが]
――刺青の男ではないな、 アレなら、もっと派手にやる。なら……
[使用人かもしれない。 或いは、あの剣を差し出したオスカーかも知れぬ。 一つで庶民の生活何か月分となろう 水晶のカフスを、盗み取ったのは――]
(199) 2012/09/28(Fri) 01時頃
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[適当な紙を探し、まだあたたかな右手で綴る。 禁断の果実を探しても自分のものになるわけじゃないと言った、あの人へ。 そのつもりで、認めた。]
【木は森に。 果実は果実に。】
[盗んだものの場所を示す紙をポケットにしまい込んだ。 その時か、背後に気配が訪れたのは。]
(200) 2012/09/28(Fri) 01時頃
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[広間を去っていく後姿を、やはり物言わずに見送った。 少女は、おびえの理由を理解していない。 わからない、その理由に興味はわいても、長くは続かなかった。
ああそれよりも。 シーツに包まれたグロリアはどうなるのだろう。
あのまま、美しいまま 時がとまってしまえばいいのに]
(201) 2012/09/28(Fri) 01時半頃
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やぁ、ジョセフ殿。 そんな青白い顔でこのような場所に、いかがしました?
[僕を見詰める眸。 それは怯え、恐怖、畏れ。 そして隠しきれぬ…――殺意。]
怖いですか? 殺人鬼がこの屋敷の中にいることが。 外堀を狂犬に囲まれていることが。 不相応の場所に落ち着きなく在ることが。
それとも――…
[背に手を翳す。 昨夜盗んだ果物ナイフが、抜かれる。]
(202) 2012/09/28(Fri) 01時半頃
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[上機嫌な様子で、水晶のカフス釦を眺めると 光へ透かしたり、高名な職人の精緻な細工を確かめた。 蒐集家の夕闇伯が身に着けていた物だ、極上の品に相違無い]
高く売れるのは間違いないな。素晴らしい。
[右手のポケットには真鍮の懐中時計。 左手のポケットには屋敷内で盗んだ宝石類が幾つか。 そして懐には、昨晩分解して整備した、愛用品が収まっている。
撃鉄の先端に燧石が据えられた時代遅れのフリントロック。 撃鉄、当たり金、火皿は色褪せた銅の輝きを保ち 銃把と共に精緻な唐草模様が象嵌されているレトロな物。 少し変わっている部分といえば、銃身が三つあることだろうか。 鉄条を束ねたように 緩く螺旋を描く銃身は、同時に三発の弾を吐き出す。
足音は聞こえない。 ただ、余分な荷物を持っているせいか ちゃらりと響く移動音を立てながら、夜を待った**]
(203) 2012/09/28(Fri) 01時半頃
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こ の 、 僕 が ?
[ギラリと刃は煌めく。 まるでその輝きは、失われた林檎のように。]
その眸、やめてほしいなぁ。 僕を気持ち悪い生き物みたいに。
…――大嫌いなんですよね、そういう眸。
だから僕の為に、死んでくれません? ……“狼に噛まれた”とでも思って下さい――ッ!!!
(204) 2012/09/28(Fri) 01時半頃
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/* どっちかなw
(-94) 2012/09/28(Fri) 01時半頃
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[駆け出す小さな身体。 濡れた烏の眸を見開いて。
ナイフは確実に喉元を狙う。 飛び上がり、突き付け。
三階からの騒音は階下へ届くのだろうか。
握りしめた銀が貫いたのは―――……**]
(205) 2012/09/28(Fri) 01時半頃
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―――――…ふふふ。
[喧騒を、血を流すまでに至った男たちの争いを、 視界に収めつつもなお、学者はただ微笑みを浮かべた。
歪な和やかな空間]
レディ、ポーチュラカ。 貴女様が信じるか否かは、分かりませんが。
一つ、私の大切な秘密を教えてあげましょう。
(206) 2012/09/28(Fri) 01時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2012/09/28(Fri) 01時半頃
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[のばした手にそっと蝶を握らせて。 頭を撫でながら、囁く言の葉]
この蝶は私が両親と別れた折、頂いたもの。
…世界に1対、2羽しかない蝶細工。
もしも貴女様が、この蝶に見覚えがあるのならば。
ミス・ポーチュラカ・ブロワ。 貴女様は、私と血の繋がりのある――――…。
(207) 2012/09/28(Fri) 01時半頃
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/* パスすべきだね、うん
よし
(-95) 2012/09/28(Fri) 01時半頃
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/* 襲撃欄にいた人を投票欄に移動
(-96) 2012/09/28(Fri) 01時半頃
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[赤い意思。 殺戮の匂い。
突き付けるのは、異端者を見る眸。
重ねるのは。 重ねるのは。
僕を知った人の眸。 僕を造った人の眸。]
(*40) 2012/09/28(Fri) 01時半頃
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…貴女様が望んでくださるのならば、
私は兄にでもなりましょう。
このような、下賤な浅黒い肌でも許されるのならば。
(*41) 2012/09/28(Fri) 01時半頃
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…貴女様が望んでくださるのならば、
私は。
―――――…御守りしましょう。
レディ・ポーチュラカ。
(*42) 2012/09/28(Fri) 01時半頃
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―階段―
[ひとつところに人が集まってでもいるのだろうか。 男が通ってきた廊下に人影はなく、手摺に掌をかけて見上げた階段にも、誰の気配もない。
一度、辺りを見回した後、男は広く長い階段をゆっくりと登って行く。
暫く、自室にいたままで迷っていたが。 黄金が盗まれただけではない。 殺された女主人の遺体がそこにあるとなれば、何もせずに見過ごすだけも出来なくなっていた。
正義漢などではない。 何年も警官として生きてきたのだ。 その習性のように動く頭と、脚と、そして、僅かに残る使命感めいたもの。 失ったと思おうとも、消えはしない。
男が、その部屋に辿り着くのは。
―― 全てが終わった後だっただろうか。**]
(208) 2012/09/28(Fri) 01時半頃
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[蝶を握った手に力が篭る。 精巧な細工は、幼く柔らかい手を僅かに傷つけ痛みを与えた少しばかりの血を流させる。
黒は、赤を覚え
赤は――血を吸い過ぎた赤は………?]
(209) 2012/09/28(Fri) 01時半頃
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ポーチュラカは、ペラジーの瞳をただ、見つめ――**
2012/09/28(Fri) 01時半頃
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……――――僕をみるな
(*43) 2012/09/28(Fri) 01時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/09/28(Fri) 01時半頃
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兄様………?
[手の中の蝶は、同じ血を吸うことはない。 震える手は、震える唇は]
(*44) 2012/09/28(Fri) 02時頃
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[小さな呟きは、鈍く光る銀色の運命を絶つ。 赤の殺意をもってして。 どちらかの命をもってして。
濡れた烏の、 塗り潰された黒の、 重ねた血の、 背負う罪の、
眸を開ける頃、世界は“楽園”に変わっているだろうか―――……**]
(*45) 2012/09/28(Fri) 02時頃
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……ええ
[守られることになれた少女は、花のように笑う。
家族を失い壊れた少女は けして取り戻せない欠片の幻影にすがる他ないのだ――**]
(*46) 2012/09/28(Fri) 02時頃
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/* うぇず犬だったらどうしよう、って
しかし寝なきゃまずい
(-97) 2012/09/28(Fri) 02時頃
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/* 物語上、ここで死ぬ方が広がるとおもったんだ。 散り際は華やかに、僕は去るよ。 も少し生きてはいたかったけど!(←
ポーチュ嬢、ペラジー嬢。 そして新たな殺意…ジョセフ殿。 あとはお任せ致しますよ。
赤のお嬢さま二人と中々合わせられなかったのが、悔い。 一足先に、青の世界へ……。
(-98) 2012/09/28(Fri) 02時頃
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―――――…嗚呼、いけない。
[少女の柔らかな指が傷つき、赤を落とす。 そっと手をとって、優しく撫でて。
嫌がられなければ、その血をぺろりと舐めとった]
後で薬を塗ってあげましょう。
[学者は、ただただ、静かに微笑んでいた。 "蛇"のような瞳を笑顔の裏に、隠して]
(210) 2012/09/28(Fri) 02時頃
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[本質は、望まれるままに]
[共にも]
[男にも]
[女にも]
[兄にですら]
[脱皮を繰り返す蛇は、己というものがまるでないように]
(*47) 2012/09/28(Fri) 02時頃
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…けれど、確かに、手に入れたいものがあるのだ。
(*48) 2012/09/28(Fri) 02時頃
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[烏がないたことを、蛇は未だ知らぬ。今は唯、]
可愛い可愛い、ポーチュラカ。
僕が守ってあげるから。 怖いことなど、何もありはしないよ。
[喜劇のように、花を愛でる**]
(*49) 2012/09/28(Fri) 02時頃
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ヴェスパタインは、緩やかに肩に爪を立てて――
2012/09/28(Fri) 02時頃
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