[夜の暗がり。上弦の月は沈みつつあったが、やがて暗さに目が慣れて、ほんのりと白い肌の見分けがつくまでになっていた。
徐々に屹立の度合いを増していく雄自身を感じながら、砂利を踏んで姿を現す。瑠璃の手の動きは>>35その時、どこまで進んでいたろうか。確かめるように彼女へ近づき、声を投げた。]
なぁに、しちゅうん。
瑠璃。
物足りんようにでもなってたか?
[ 彼女の行為を見ていたと伝える面白そうな響き。
触れられるくらいの近さに寄ると、
彼女の頬を撫でようと手を向けた。
その手が感じるのは夜気で冷えた体温か、
それともほのかに燻る熱だったか。]
少うし、遊んでいかん?
瑠璃の手はまだ空いとるように見えようが。
[ 浴衣の上から己のものを押さえ、ゆるりとしごくようにする。下着の中で膨らみ始めていた雄の形がそれに連れて浮かび上がる。遊ぶ、の意味をより明白に、性愛の戯れと示して優はじろりと瑠璃を見つめた。]**
(45) 2020/09/14(Mon) 16時頃