249 Digital Devil Survivor
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《あ、これ.....まずホ....?》 《んーー。悪魔が力を得て、人間の心が抉られるぅ。》
《…マツユキ、喜ぶホ!敵がもっともっと強くなるホ!》 《経験値、ボーナスステージホ?》
......ジャア君それ、事態が悪化してるって言わない? 前向きだなぁ。………。ん。生きるよ、ジャア君。
[そう言うと一人と悪魔は歩み出す。知覚する存在>>2:344に気づかず、長く特徴的な二つのおさげをふるりと揺らしながら。気づけば影は一つになろうか。彼をスマホに戻した仕草には、目を凝らさなければ気づかないだろう。 而して、二日目の夜へと向かう足取りは重い。 食い散らかされた人間の死体を沢山見た。 生きるために悪魔を殺した。否が応に我武者羅に。
見据えるべき敵は未だに、その姿を潜ませる。 苛立ちは御しうるか、怒気も待雪は抑えられよう。 けれど、混乱を生き抜く少女は知らず邪な気に当てられていた*]
(4) 2016/06/20(Mon) 01時頃
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―― 二日目 夕暮れ 裏通り
[彼ら【悪魔】は心の隙を侵してくる毒のような存在。 凶暴化した悪魔と戦う度、命を削るような錯覚に陥る。 生存者を見た。その誰もが感情を暴走させていた。
幾つかのケースに出会い、 救えた人もいたか。助けられなかった人もいたか。]
《ヒホー、オイラの本当のウデマエが見せられるホー!》 《お前ら全員地獄行き!燃えちまえマハラギオン!》
…―――ッ ジャア君!
[その折に、慣れによる自惚れは皆無とは言えず。 待雪自身の身を危険に晒してしまうことがあった。]
《――― 暴れまくりホ!!》
[自我を保てている下級悪魔は少なく侮れない。護身、保身でいい、防衛手段を持たないと。私は敵をその手に掛ける意味に、気づきかけていた。**]
(39) 2016/06/20(Mon) 08時頃
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―――― 夜
[ビジネスホテルの柔らかいベッドに横になれば、物想う。 部屋は―死体がある部屋を除けば―よりどりみどりだ。 空腹がお腹を鳴らして、睡魔に身を委ねることに生を感じる。
ただ夜が更けていくだけならいいが、 いつ徘徊する悪魔に見つかる可能性は拭えない。 戦う実力があることこ安堵できることは別だ。
いつ死が訪れるかもわからぬままに。 私は今のままでいいのだろうか。 耽るは思考に、世界に満ちるは昏い闇。]
.....すぅ。
[いつの間にか眠り入っているのを、 見回りから戻ったジャアクフロストは確認し、 シーツを掛けてくれたらしい。]
(86) 2016/06/20(Mon) 21時半頃
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―― 夢 ....?
[黒い靄に包まれた人らしき者が話している。 古い詩篇のペエジのように、掠れて、薄暗い世界。 誰かが話している。誰が話している?
朧な景色は、見覚えがある、ような...。]
....徒党..れると....い.. だから....潰して....
....強い....隙に......
[誰かが話している。内容は断片的で聞き取りづらい。 擦り切れたVHSを再生しているみたいに輪郭も暈けている。 よくわからない。だけど、聞き逃すなと駆り立てられるのだ。]
(87) 2016/06/20(Mon) 21時半頃
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[闇に引き込まれるような甘美な誘惑。 耳を澄ませばはっきりと聞き取れそうだ...。 >近づいて、はっきりと聞き取る。 >このまま、状況を判断する。]
(88) 2016/06/20(Mon) 21時半頃
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………。
(89) 2016/06/20(Mon) 21時半頃
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[警鐘が鳴る。 ふとジャア君の言葉を思い出した。 彼は私を知っていた。魔界から見ていた。
出会いはこの異変の後だが、 いつでも"彼は私に見つかる"可能性があったらしい。 覗き見る行為は双方向。 此方から彼方が見えるということは、 彼方から此方が見えるということ。]
(90) 2016/06/20(Mon) 21時半頃
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[―――彼らに私が見えるとしたら? 私は怖くなって、少しだけ距離を取った。]
..素直に....言って....
頼んで貰える....いい....
[声は続いている。 私は気づいた。此処は御渡だ。 彼らが纏う雰囲気は【悪魔】に似ているような。]
(91) 2016/06/20(Mon) 21時半頃
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[時が経ったのか、彼らは戦いを始める。 相手は、はっきりと見える。つい昨日別れた―― ――忍田さんだ。
死合であり、命のやり取り。一部始終を瞳に収め、手が届かないのがもどかしい。いや、手が届いたとてどうするというのだ。仲魔がいなければ何も出来ない私のくせに。
胸に抱く昏い、昏い気持ち。 ついに忍田さんは殺され――消え――る。 彼らによって。人間が、人間に。
――熱い。頭が茹だって気持ちが悪い。
混乱を脳裏に宿したまま――目を覚ます。*]
(92) 2016/06/20(Mon) 21時半頃
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――― 三日目
―― っ ―― っ ―― はっ!
........いまの、 夢 。。。。?
なんだろう、すごくリアルで,,,,現実、みたいな。
[息を乱し、服はじとりと汗で濡れていた。 気が付かなかったが、魘されていたようだ。 ジャア君とおはようを交わせば。夢の内容を話した。 しかし、ただの夢でない事以外何も解ることはなく。
代わり映えのない鬱屈な朝に、人の気配があるという>>121。]
《ヒホー。よこしまなキモチはないホー?》 《人間ぽいけど。悪魔もいるかも。》 《ま、心配なら行ってみるホ〜。》
(143) 2016/06/20(Mon) 23時半頃
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[階下に向かい、ロビーにてその女性の姿を捉えただろうか。 待雪は彼女の身体に付着した返り血に驚く。 瞳を薄らげ、表情を険しくする。]
あ、あの、おはようございます。
[悪魔ではない。その容貌を見れば普通ではないことは知れる。]
すみません。もし、デビルサマナーの方、ですか?
[可能性を頭に置いて、この状況で数日を生き延び、 "戦うことができる"可能性を挙げるなら、 自然と千秋から得た知識が脳裏に浮かんだ。*]
(144) 2016/06/20(Mon) 23時半頃
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[夢を見ている待雪は、ジャア君曰く。]
《なんか美味しそうな匂いがしてるホ。》
[剥き出しの恐怖や激情は、 格好の餐となりえるらしく。 鬼の気配>>142を、ジャアクフロストは敢えて言わない。
なんだか思い悩んでる。荒療治ホ!とかなんとか。*]
(155) 2016/06/20(Mon) 23時半頃
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[彼女の俯き>>151の意味を図りかねるが、 肯定を返されると胸を撫で下ろす。]
私と、私の仲魔も。 あ、申し遅れました、片倉待雪と言います。
…顔色が悪いのは、きっと悪夢を見て…。 それで――
[――同じデビルサマナーならば、 忍田千秋の安否を知っている?
逡巡、言葉を紡ぎ掛けて、 彼女が外の方へ意識を向けた>>157のに気づいた。 顔つきの変容に驚くが、同じく扉を見る。
そして、"それ"はやってきた>>168。*]
(170) 2016/06/21(Tue) 00時半頃
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[私も感じる。 今日まで対峙したどの悪魔よりも強く。 そして凶暴な、獣の禍々しい息遣いを。
地響きのような雄叫びの直ぐのち、鬼>>168はやってくる。]
―――きゃあああ!!?
[巨大建築物が揺れる程の衝撃。 これが一体の悪魔の仕業? ぞっとしない。こんなの。]
....はい!
[デビルサマナーの彼女に呼びかけられ、 混乱は回復する。けれど、脚が動かない。 彼女に引っ張ってもらって漸く外に出る。]
(186) 2016/06/21(Tue) 10時頃
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《ヒーホー、ハチャメチャだホー!》
[その姿を瞳に捉えれば、弱音を振り払い、 スマホからジャアクフロストを召喚する。 …と、暢気に待雪の隣へ歩み寄った。]
《マツユキ。マツユキー。》
[そして軽く私に耳打ちをした。 聞けば、きつと顔つきを変える。 サマナー>>178は鬼に見覚えがあるのか。 迷いと決意に似た表情の、隣に立ち。]
さっきはありがとう。 すみません、私も、戦います。
[角の生えた鬼を見据える。 これと思えば座った度胸は、経験からか、根っこからか。 先手を取られるよりも早く動けと――。]
(187) 2016/06/21(Tue) 10時頃
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ジャア君! 注意を惹いちゃう前に…! 瓦礫を飛ばして凍らせるの!動きを止めて!
《ヒーホー!【マハマグナス】かーらーの〜…。》 《王様直伝!【キングブフーラ】ホー!!》
[マグナ【岩石魔法】は、鬼の崩した建物の破片を利用すれば消耗が少なくて済む。真っ向から挑んではやられるのなら、ダメージは求めない。求めるのは隙、選択肢。
小さな瓦礫の雨が鬼へと殺到し、それらは地面に転ぶ。 敷き詰む鬼の足元を強力な【氷結魔法】で固めようと**]
(188) 2016/06/21(Tue) 10時頃
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[氷結と重力の轟音から、 数秒の間隙に起きた出来事は、私を困惑させる。 知らぬ女性。どこか懐かしい(?)雰囲気に気を取られた。
巨大な爆発。同時に、夜魔の影に匿われると。
――まゆ?
鬼は素知らぬ場所へと去ってゆく。閃光と耳を劈く凶音と、地面に叩きつけられた衝撃が意識を奪いかけるも、倒れた視界から揺籃が鬼へとその名を叫ぶのに覚醒を促され、うん、と身体を起こした。
なにが起こったのか。 理解するのに時間を要する。 会話に入れずぼぅとその姿を見て。
隠れるように袖を掴む様子に、どこか可愛げを覚える。]
(308) 2016/06/21(Tue) 23時頃
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もしかして...ゆりさん、かな?
[思い当たるのはただ一人。 どこか揺籃へと紹介するような口調で、 リリムに問いかけた。*]
(310) 2016/06/21(Tue) 23時頃
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