26 Fairy Tales Ep.4
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― 広場 ベンチ付近 ―
元気ねェな。 何かあったら一人で悩まずに 診療所来いって言ったろォが。
[眠いせいでぼぉっとしているのかと勘違いしつつも 一世一代の大告白がこれでもかと聞き流されていて
ふ、と表情を綻ばせて笑う。
名を名乗られれば、ン、と小さく頷いてから 姉を探して涙ぐむ下の妹の顔を見れば、足を曲げて ベンチにすわる妹と視線の位置を同じくして]
ポーの姉ちゃんてグロリアだろ?
(159) 2010/08/10(Tue) 09時頃
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さっきまで診療所で一緒に居たんだけど オスカー探しに雑貨屋に向かってンじゃねェかな。
[果たして彼女がグロリアかどうかでは否。 そして彼女がまた診療所に戻っているとは知らずのまま]
ン、ただ…なんつーかさよく俺にも解らねェんだけど 今のグロリアにはオスカーの魂が宿ってるみたいな感じで 本当のグロリアではない、っつーか…
まあそんな、不可思議な現象が起きちまってるみてェなんだ。
(160) 2010/08/10(Tue) 09時頃
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酒場で…?
そういや、昨日… ――― アイリスとかいう変な女がそっちに向かって…
生憎、未だ酒を飲める歳じゃあねェからさ フラン姉に会う用事でもなきゃ行かねェかな。
(161) 2010/08/10(Tue) 09時頃
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…、…
[ふと、そこでしゃがんだまま黙する。 何かが引っ掛かった。
人の中が入れ替わるなんてあるわけがない。 けれど、あったとすると今のグロリアはオスカーだ。
そして昨日のアイリスは――――俺に、何て言った?]
…… そんな馬鹿な話、 あるのか?
ぽこぽこ人の中味が入れ替わるような術が 毎日毎日起きるようなことがあったら 他の村で起きたとしてもちょっとした騒動にならァ…
[ぶつぶつと小声で呟いていれば、首を傾げる妹の姿が見えて]
! ―――…あ、悪ィ。 俺もぼーっとしてた。
(162) 2010/08/10(Tue) 09時半頃
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" ポーチュを 私 から守って "
[確かにそう言っていた。]
今のグロリアがオスカーだとする
昨日のグロリアは具合が悪そうだった 同時に、昨日のアイリスも具合が悪そうだった
何だ、この違和感。 昨日のアイリスは ―――― ?
(-25) 2010/08/10(Tue) 09時半頃
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[再び思考は堂々巡り。
唯、ひとつ ―― アイリスが今 どうなっているのか。 それを確かめる必要がある気はしていた。]
ポー。
[髪の短い妹の髪をそっと優しく撫ぜ下ろす表情は柔らかく 今度はちゃんと視線がこちらを見ているのを確かめてから]
俺はルーカス=オルグイユって言うンだ。 不思議な事に、ポーの兄ちゃんと同姓同名で
正真正銘の ポーの兄ちゃんなんだぜ。**
(163) 2010/08/10(Tue) 09時半頃
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― 広場 ベンチ付近 ―
おう、こんにちは。 いい女になったなァ、ポー。
[とくりとまた脈打つ右腕の証。 じわりと熱をもつ胸元の証。 少女の首の証に、遅い気付き。
萌葱色の瞳は緩やかに弧を描いた。]
まだはっきりしねーけと …今のグロリアはオスカーかもしれねェって事かな。
そーだ。それと、
[ごそりと背負った靱の中から無理やり丸めて入れておいた大きな本を取り出し]
これ、読める範囲で読んでおけ。
(168) 2010/08/10(Tue) 12時頃
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サイモンが大事に持ってた本で… 俺らが知っておかなきゃいけねェことが書いてる。
[大精霊の頁を開いてから、特にここ読んでおけと伝え]
どんな偶然の風の吹きまわしか知らねェけどさ 俺ら兄弟は大精霊の証を持ってンだ。
ちなみに俺は、これらしいぜ。
[勇気の精霊について、整った字でびっしり書かれた場所を見せもした。]
それからな…
ポー。この村は今、人狼に狙われてる。 それは10年前の…お前が生まれた年にあった事件のせいなんだと思う。
その事件で沢山の 人 が、死んだんだ。
(169) 2010/08/10(Tue) 12時頃
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俺らの両親もそこで人狼に殺された。 けど、俺らの両親は人狼を殺した。
……憎しみによる復讐が今、起きてンだとしたら ポーの兄貴はそれを止めたいって思ってンだ。
俺は ――― 人狼のこと心の底から憎いなんて
…もう、思えねェからさ。
(170) 2010/08/10(Tue) 12時頃
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けど、人狼が…この村の誰かを殺そうってンなら 俺は ―――そいつを殺してでも、止める。
手加減してたら、こっちがやられちまう相手だからさ。
…
……
[ずっと真面目な面持ちで語りかけていたけれど 不意に眉を下げて困った顔になっていく。]
悪ィ。 一気に喋りすぎた。
せっかく、また…会えたのにな。
(171) 2010/08/10(Tue) 12時半頃
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あちッ
[胸元に入れていた証が何かを必死に訴えているようで 右腕の腕輪がぎちりと締め付けてきていた。]
…なンだァ?
(174) 2010/08/10(Tue) 12時半頃
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ラフティーナが、…悲しんでいる
――― 走れ、ルーカス。
[それは突然、頭に響いた ジャスティーンの声。]
(-28) 2010/08/10(Tue) 12時半頃
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良家の息子 ルーカスは、突然、話しかけてくる大精霊の声を 聞いた
2010/08/10(Tue) 12時半頃
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[その 声 は訴えていた。 証を持つ者に何か異変があったのだと]
――――――――… ポー、一緒に来てくれ。
[ベンチに座る小さな少女の手を引き寄せようと手を伸ばす。 手を取ってくれれば共に走るつもりで、他に用があるならば止めはしない。
自分の右腕も くん、と引かれる感覚。 それに逆らわず ―――― 走ればやがて見えるは診療所で**]
(177) 2010/08/10(Tue) 12時半頃
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― →診療所 ―
[それはおそらくグロリアよりも先に辿て着いて ポーが共にいれば手は繋いだままでいただろう。
扉を開けばまだ消えない血の匂いに思わず腕を口元に当てて眉を顰める。]
ロミ爺ッ…何が―――!**
(184) 2010/08/10(Tue) 16時半頃
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/*
すごくすごく狼や宿借が強くて いっぱいっぱいになってきてるんだ ぜ
…グロリア死んじゃったしなぁ orz 証も石になるのか…困った
(-33) 2010/08/10(Tue) 22時頃
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― 診療所 ―
[ポーと共に診療所へ入り、目にしたのは死体達。]
これ、今日やられたっていう自警団員…―――
そっちは、… ッ
[それから アイリスの死体を知らされる。]
こいつだけ 外傷 ―――少ねェんだな…
(191) 2010/08/10(Tue) 22時頃
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/* 誰か宿借に対する知識がある人とかはいないのかなぁ とずっと思っているんだけれど もも…も、
(-35) 2010/08/10(Tue) 22時頃
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――― わァってらァ。 ロミ爺は医者だからな。
[溶かした語尾に被せるようにわざと大きく言葉を返し]
ロミ爺は…こう、中身が変わるって話を 病気の話以外で聞いた事ってあるかァ?
こう、いまいちよくわからねェんだよな。
[胸元のポケットの端を摘んで中を見れば そこにあった指輪の先の宝石が石のようになっているのが見えて]
…… 、……。
いや、無力なわけあるかよ。 ロミ爺はその手でたくさんの人を救って来たじゃねェか。 救えなかった人もいたかもしれねェ…。 だけど、 けど、それは 俺も同じ事だ。
(193) 2010/08/10(Tue) 22時半頃
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大事なのは救おうと手ェ伸ばす事だろ?
解ってンのに何もしねェより 最善尽くせって、話さ。
―――… それでも、救えなかった奴はいるのが現実だ。
だから俺は、そいつの事は忘れねェ。
[絶対に、と小さく呟いて]
(196) 2010/08/10(Tue) 22時半頃
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こンなん、かすり傷さ。
[左腕の爪痕は治療は済んではいたが 見れば怪我をしているのが解るだろう。
勿論、まだ痛いのだけれど。]
…無力なんかじゃねェよ。 シスカ姉がンなこと言うなんて柄じゃねェぞ。
ん?何を…?
(198) 2010/08/10(Tue) 22時半頃
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/* なにはともあれ いろいろ思うことがあっても 他の人の目につく外部の場所で 村の事を言うのは 控えて欲しいです…
もうほんと、それだけは…うん 苦手だorz
(-36) 2010/08/10(Tue) 22時半頃
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―――さァな。
俺は神様でもねェただの人だから解らねェよ。 つーか、昔から頭脳派でもねェのに俺にンなこと聞くな。
それに、これらが神様の仕業だとしたって俺には関係ねェ。 俺は、俺で 自分の意志で行動してンだ。
俺の内側まで神様に支配なんてされてたまるかってンだ。
[ここ神様が本当にいても天罰上等な口調で]
…そうか。
[アイリスを含めて診療所内に向けて瞑目していると背後からグロリアの声。]
おう、ロミ爺ならこっちにいるぜ。 で、オスカーとは会えたのかァ?**
(202) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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情報、か。
―― 昨日の夜にポルクスっていう人狼とやり会ったぜ。 そいつは、…狼なのに首輪つけてて
それから、後ろ足に怪我してた人狼だった。**
(207) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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人狼が人間に飼われるもンか。 ……ポルクスだったんだ、尚更だ。
[肩を落としながらそう言って 背後からの音に驚き振り返る。]
――― オスカー!大丈夫か?
…、…オスカー、だよな?**
(218) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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良家の息子 ルーカスは、良家の娘 グロリアの姿をしたオスカーに右手を伸ばした
2010/08/11(Wed) 00時頃
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― 少し前 診療所 ―
[倒れたグロリアの体を運ぶのを手伝いながら]
………「中心」、か
[見えない何かに翻弄されている感じがしてもどかしい。]
仮説だらけでピンとこ…――――
(258) 2010/08/11(Wed) 04時半頃
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良家の息子 ルーカスは、店番 ソフィアが来れば顔を向けたが、その様子を見れば笑みは消えた
2010/08/11(Wed) 04時半頃
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―――…ソフィ、 …大精霊は器のでけェ奴だよ。
[手に持つ凶器が見えれば、眉をしかめて唇を引く。 魔女と聞いてもピンとこなくて思考するよう視線を彷徨わせれば 窓の外に枝を引きずるオスカーの姿を見つけ]
オスカー…
[ぽつりと呟いた。 そのまま窓の外を見て目で追う時間はなく]
(259) 2010/08/11(Wed) 04時半頃
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まさかのはとえさきれ
しねる
(-42) 2010/08/11(Wed) 04時半頃
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[『ルゥ』と名を呼ばれ萌葱色の瞳を向ければ ソフィがする事は見て解った けど
他の人が動かずとも]
覚悟決めたような口振りのくせに ―――手ェ震えてンじゃねえよ!!!
[眼前で繰り広げられる事を黙って見てるわけはなく]
……、…っ
[剣を抜いて、グロリアを庇うように2人の間へ割り込み 儀式用のナイフだけを振り払おうと――――]
(260) 2010/08/11(Wed) 05時頃
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赦す赦さねェはなァ、人様に指図されてするもんじゃなく そいつがうんと悩んで苦しんで、決める事なんだ よッ!!!**
(261) 2010/08/11(Wed) 05時頃
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はとげんかい
(-43) 2010/08/11(Wed) 05時頃
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