1 とある結社の手記:6
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どうだい? 世界はもっと広がりそうだろう?
[止めて。そう叫ぶキャサリンの声を、 笑って無視するように幾回転かした後、息を弾ませて笑いかける。]
こんな集会場…崖から転がり落ちればいい。
[さりげない口調で笑いかける表情に、忌々しげな表情が微かに滲んだ。]
(130) 2010/02/19(Fri) 23時頃
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キャサリン… 心躍るような日々は幻想じゃない。 君が幸せを諦めたら…きっと誰かが幸せを諦める。[囁くような声を耳元に]
おっと…。 ドナルドを跳ね損ねた。惜しいな…
[そう笑ってキャサリンのそばを離れ。 にやにやと笑いながらドナルドに近づき。 ふと、彼の左側面に身体を滑り込ませ、足を払った。]
(150) 2010/02/19(Fri) 23時頃
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−回想・広間−
いやいやドナルドさん。 あなたのお御足があまりに長かったので。つい。 醜男のしがない嫉妬とご容赦くだされ。
[さして体格の変わらないドナルドに胸ぐらを掴まれながら、相変わらずにやにやと笑ってわざとらしい台詞を口に乗せる。意味などないといことが伝わっただろう。やがて解放されれば、ドナルドの後を追うように、自らも広間を後にした。]
(249) 2010/02/20(Sat) 12時頃
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ほう…。 だが残念ながら、俺はサイラスに疑われたことが一度も無いな。 飽きるほど会っているはずだが…。
[集会場の階段をのぼりながら、広間に居るカルヴィンの声を聞いた。 困惑と愉悦の混じり合った忍び笑いが囁きに漏れる。]
まあいい。 あの二人の真贋はもう少し様子を見よう。それよりも… それよりも…居るだろう。本物の、俺達の敵が。
(*23) 2010/02/20(Sat) 12時半頃
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お前は豚を食べるとき、悲しむのか?
[ことさらに素っ気ない声。 むしろ、それに続いた言葉の調子に答えはあったかもしれない。]
サイモンには死んで貰う。 これ以上、奴を野放しには出来ない。
もうじき夜が来る。丁度良い…。 カルヴィン。俺にとってもひさびさの獲物だがお前に譲ってやる。 どんな気分か知りたいか。…すぐに解るさ。
(*26) 2010/02/20(Sat) 17時半頃
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あまりピッパの料理に手を付けるなよ。 せっかくサイモンが帰ってきたとき、腹痛で動けないでは困るからな。
[そして、失笑のような笑い声が囁きに漏れた。]
(*27) 2010/02/20(Sat) 17時半頃
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−個室−
[外は暗くなり始めていた。 サイラスからくすねた酒がグラスを満たしていた。 手にした干し肉は、ディナーの前の腹ごしらえだった。]
どうせ食えるものが少ないからな。
[干し肉の一片を囓り取りながら、1人呟く。]
占われた方が得策なのか…そうとも言えないのか…。 そもそも占い師が信用できなければ…その結果もどう見られるか…。 まだ…… …関わらない方が良いかも知れない。
(255) 2010/02/20(Sat) 18時頃
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−広間−
さて! ピッパの修行の成果を見せて貰おうか。 お前も、もう25歳だったよな。これでダメなら…
いやいや!そんなはずはないよなぁ。ないよなぁ。
[白々しいとはこんな事を言うのだろうか。 腹ごしらえの済んだ身で広場に姿を見せた。芝居じみた身振りで、大げさに言葉を広間に行き渡らせる。そして気取ったような素振りで食事用の席に着いた。]
(259) 2010/02/20(Sat) 19時頃
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それがどうした。
[重々しい声の後に抑えきれない笑いの衝動が続く。だが。]
さあ、お前も席に着け。 食事は人を観察する絶好の機会だ。…気を抜くな。
(*30) 2010/02/20(Sat) 19時半頃
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さすらい人 ヤニクは、わざとらしく前掛けを広げて、膝に乗せた。
2010/02/20(Sat) 19時半頃
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カルヴィン。 育ち盛りは人一倍食べないとな。 食えば身体はいくらでも強くなる。まずは食べることだ。 足らないなら何時でも言えよ? 俺の分をいくらでも分けてやるからな。
[席に着いたカルヴィンにそう話しかけて、人の悪そうな笑みを浮かべた。]
(266) 2010/02/20(Sat) 20時頃
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そう…。 …まずは食べることだ。
[低い、笑いを押し殺した囁き声。]
(*32) 2010/02/20(Sat) 20時頃
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どうした。 表情が硬いなカルヴィン。そんな事じゃピッパに失礼だな。
[そう言い諭す台詞とは裏腹に、明らかに面白そうな表情を隠せない。 そして席を立ち、部屋を出てきたキャサリンを認め、その柄を持って席までエスコートした。紳士的に。その先に起きる悲劇など、微塵も感じさせないように。
そしてローズマリーの姿にに目をやり、その手にしたものに目を細める。]
(271) 2010/02/20(Sat) 21時頃
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[なるべく小さく。できるだけ小さく、そのグラタンを自分の皿に取り分ける。 似たようなタイミングで取り分けたカルヴィンが、それを無言で口に運ぶ姿を、しばし唖然と見た。疑心暗鬼に、自らもそれを口に運ぶ。……]
……おい。 カルヴィン。無茶はよせ。
(277) 2010/02/20(Sat) 21時頃
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よせ…。カルヴィン。
[悲愴な響きが、囁きの乗る。]
(*35) 2010/02/20(Sat) 21時頃
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おい! ピッパ…このスープ…スプーンが立つじゃないか!
[ねっとりとしたスープに、スプーンが直立に突き刺さっている。 その光景を皆に披露しながら、わざとらしく頭を抱えて見せた。]
遅すぎたんだ…。
(286) 2010/02/20(Sat) 21時頃
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…… サイモンは…失敗は許されない…俺が、代わるか?
[カルヴィンの苦悩が解らなかったわけではない。相手はピッパだ。 それでもなお、厳しい口調で囁く。突き放すように。]
(*37) 2010/02/20(Sat) 21時半頃
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サイラス… おい。サイラス!
[小声で、少し遠くにいるサイラスに話しかける。]
胃薬は…用意してあるんだろうな? 他はどうでもいい。キャサリンに合わせて調合しておけよ。
この料理は…無理が利かない。
[そう囁いてる間に、 当のキャサリンから差し出されるスプーン。思わずそれを口にする。]
……。 ピッパ。相変わらず、お前の作る料理は不味いな。
[諦めるような声。もう、73回は口にした呪詛だった。]
(296) 2010/02/20(Sat) 21時半頃
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ならば良い…。 これ以上、お前は巻き込まれるな。
[自身は巻き込まれていた。初めて囁きで見せる。情けなさそうな声。]
(*40) 2010/02/20(Sat) 21時半頃
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ドナルド…。 貴様には…言いたいことが山ほどある。
[同じようにスープにスプーンを立てながら、陰鬱な表情で言い放つ。]
だが今日はひとつだけ言っておこう…。 ドナルド…。頼む。ピッパを嫁に貰ってやれ。後生だ。
[スープに立ったスプーンをすくう。そのまま、皿が浮いた。]
(302) 2010/02/20(Sat) 21時半頃
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問題ない…。
[気を取り直したように傲然と言い放つ。 そしてまたカルヴィンが手を付けようとした料理を、鋭い眼光で制止しながら。]
今日の主演は…お前なのだ。
(*42) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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ふざけるな!
[ドナルドの返答を聞いて叫ぶ。 ピッパがデザートと称して置いて行った"何か"を左手で鷲掴みにして 右手でドナルドの襟首を掴む。]
貴様の他に誰が居ると思うんだ。 ドナルド…。もう一度、この村に帰ってきたいと思うなら…
[そう言って、得体の知れないデザートをドナルド口に押し込んだ。 やがて、ピッパがキッチンから戻ってくれば、何事も無かったかのように席に着き、ピッパの手に掛かっていない、紅茶を口に含んだ。]
…美味いな。
(314) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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口ほどにもない…
[ドナルドが噴く様を、紅茶を飲みながら眺める。 そこにサイラスの声が聞こえ、にやけた表情が人知れず硬くなる。]
まあ…ピッパよりかは、メアリーのほうがましかもな…。 それで?…サイラス。占い師さんとやらは、誰を占うか決めたのか。
[そう水は向けたものの、自らは席を立って広間の隅に移動する。 そこから見える漆黒の窓の風景に、降り積もる雪が、かすかに垣間見えた。]
吹雪に…なりそうだな。
[結局。ピッパの料理には、殆ど口を付けていなかった。]
(334) 2010/02/20(Sat) 22時半頃
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[窓の外を見ていれば、メアリーの声。 降り積もる雪にから目を離して、メアリーに向き直る。]
食べないんじゃない。食べられないんだ。
[そう言って、メアリーに開いている席に座るよう、さり気なく促した。]
(356) 2010/02/20(Sat) 23時頃
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…さあ。 なんのことかな…
[ソファに座ったメアリーから目を逸らす。しかし。]
お前は、食べないのか? それとも…他に食べたいものでもあるのか?
[また、いつもの表情でにやりと笑って、意地悪い問いを投げ返した。]
(368) 2010/02/20(Sat) 23時半頃
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ほう…。タヌキめ…。
[愉快そうに、口ごもるメアリーの言葉を聞いて笑う。]
プレーンなオムレツ。 あれはそれなりに美味かったな。 ピッパの飯を食わされるくらいなら…毎日あれでもいい。
(373) 2010/02/20(Sat) 23時半頃
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それは丁度良い。それなら明日の朝食を頼むか。 それはいいが…
メアリー。人狼がもし人間と同じなら… きっと同じ親から生まれた兄妹は…同じ人狼なんだろうな。
[どう思う? そう笑って、グラスに酒を注いだ。それをメアリーの前に差しだす。]
(383) 2010/02/21(Sun) 00時頃
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だろう? だから…もしメアリーが人狼なら話が早い。
[そう言って笑う。 グラスに口を付けるメアリー。 そして顔を顰める様を面白そうに見やりながら、そのグラスにまた酒を注いだ。]
(398) 2010/02/21(Sun) 00時半頃
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さあ…どうかな?
[そう言って、メアリーの切り返す様言葉にげに笑う。 そして、むせかえるメアリーをよそに、自分のグラスにも酒を注ぐ。]
なにせ占い師が3人も居るんだ。 君が人間と解れば…兄さんも人間だと思われるんじゃないかな?
[酒を煽った。]
(407) 2010/02/21(Sun) 00時半頃
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何かする気だったらどうする。 人の恋路を邪魔する奴は、なんとかしてから死ねって言わないか?
[割って入ってきたサイラスに、空いている席を示しながら憎まれ口を叩いた。]
(409) 2010/02/21(Sun) 01時頃
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野郎に飲ませても面白くないな…。 愛に年齢など関係ない。と、何処ぞの偽善者なら言うだろうな。 サイラス。あんたも占い師なら、偽善者ぶってたほうがいいんじゃないか?
[そう言って、空いたグラスに酒を注ぐ。]
メアリー。 サイラスが言うことを、他の奴等が信じるとは、限らないだろう?
[がっかりした様子のメアリーに、いつものにやけた笑顔で吹き込んだ。**]
(434) 2010/02/21(Sun) 01時頃
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