26 Fairy Tales Ep.4
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ベテラン医師 ロミオ! 今日がお前の命日だ!
2010/08/11(Wed) 06時頃
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―回想・診療所―
なるほど、道理で様子が・・・
[ロミオの説明で合点がいき、頷いた本心半分、演技半分。]
そうなると、本当のアイリスは・・・
[最後は、やはり演技をチラつかせ。]
(0) 2010/08/11(Wed) 08時頃
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・・・・・・!?
[しばらくロミオの話に頷くふりをしていると、そこには目が虚ろになって何かを握りしめたソフィアの姿。]
(1) 2010/08/11(Wed) 08時頃
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ちょ、ちょっと!!! ソフィアちゃん、何をするの−!?
[慌てふためく『ふり』をするフランシスカ。
ソフィアの手によって振り落とされた千載一遇の好機に、フランシスカの顔が歪む―]
(2) 2010/08/11(Wed) 08時頃
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・・・・・くっ。 くっ・・・・・・
[フランシスカから漏れる言葉。 しばらくフランシスカは体を震わせ]
(3) 2010/08/11(Wed) 08時頃
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くっくっくっ。あーはっはっはっはっはっ!!!!
[堪えていたのは苦渋の声では無く、満面の笑み。]
貴女、最高だわ!!! やっぱり人間って、『オモッタトオリノイキモノ』ね!!!
[フランシスカは事の顛末を目の前に、腹を抱えて笑いだす。]
(4) 2010/08/11(Wed) 08時半頃
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人間って、所詮はこうなのよ。 [フランシスカはソフィアの耳元に纏わりつくように続ける。]
・・・甘い言葉を囁いて、騙して、その気にさせて。 で、自分の身の危険を感じたら、友達だって、恋人だって誰でも裏切る。
[フランシスカは大げさに手を叩く。]
(5) 2010/08/11(Wed) 08時半頃
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・・・さぁて、面白いモノを見せてもらったし、こちらもお返しをしなくちゃいけないわねぇ。
[フランシスカは、そう吐き捨てると、纏っていた衣服を脱ぎ捨て、何やら呻きはじめる。]
(6) 2010/08/11(Wed) 08時半頃
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ぐるるるるる・・・
[地の底から響くような唸り声。漆黒の肌は真っ黒な毛並みに包まれ、獰猛な牙と鋭い爪が露になる。]
(7) 2010/08/11(Wed) 08時半頃
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・・・がるる・・・
[フランシスカだった雌の人狼が向かった先は、奥の部屋にある、個室。 あの部屋には、重傷を負っていたウェーズリーが。]
(8) 2010/08/11(Wed) 09時頃
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がるる・・・!がるるるるっ!!!
[漆黒に染まった狼は動けないウェーズリーの体を執拗にいたぶりつける。 ウェーズリーの意識は戻りかけている筈なのに、抵抗はしない。]
(9) 2010/08/11(Wed) 09時頃
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ぐる・・・? がる、がる、がるるるる!!
[いくらウェーズリーの体に爪を立てても、彼は抵抗をしない。 痺れを切らしたフランシスカは、踵を返し、診療室へと戻っていく。]
(10) 2010/08/11(Wed) 09時頃
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がる、がるるるる!!
[ウェーズリーに痺れを切らしたフランシスカが次に狙った先は、びっくりした様子の老医師。]
(11) 2010/08/11(Wed) 09時頃
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があっ!!!!
[フランシスカはロミオ目掛けて飛びついていく。 フランシスカが弧を描き、ロミオに飛びかかった次の瞬間、彼の愛用していた眼鏡の破片もまた、宙を舞う−]
(12) 2010/08/11(Wed) 09時頃
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ぐる・・・
[ロミオの頸動脈を獰猛な牙で断ち切る。 後々に残らず、一瞬で死ねる方法を選んだのは、生前、世話になったせめてもの恩。]
ぐるる・・・
[フランシスカは事切れたロミオを見据えると、人間の姿へと戻っていく。]
(13) 2010/08/11(Wed) 09時頃
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ロミオ先生、あんまりおしゃべりが過ぎると、患者さんに嫌われちゃいますよ・・・?
[フランシスカはにこりとロミオに微笑みかけると、脱ぎ捨てた衣服を手にとり、逃げる準備を*始める*]
(14) 2010/08/11(Wed) 09時頃
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・・・決まってるじゃない、ルーカス『くん』。
[わざとらしく敬称に強いアクセントをつけて]
単にオルグイユだけに恨みがあったらとっとと貴男たちだけを『殺り』に来てるわよ。
(21) 2010/08/11(Wed) 13時頃
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あたしたちの目的は、『オロカナニンゲン』に、この世界からお暇してもらおうとしてるだ・け・よ。
[フランシスカは意地悪くルーカスに囁くと、自分が壊したドアの破片を手に取り何か呟く。]
(22) 2010/08/11(Wed) 13時頃
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踊り手 フランシスカは、髪飾りが赤く光り、紅蓮の焔のように揺らめくのを鏡で確認する。
2010/08/11(Wed) 13時頃
踊り手 フランシスカは、ドアの破片を髪飾りの辺りにかざし、発火させる。
2010/08/11(Wed) 13時頃
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・・・Great! あの魔術師、なかなかいいモノ作ってくれるじゃない。
[フランシスカはニコニコ笑いながら診療所に火を放っていく。]
・・・『体まで』腐りきる前にちゃんと火葬してあげないとねぇ。 うふふ、あたしったら、優しーい!
[診療所にだんだんと揺らめいていく憎悪の焔。焔はだんだんと火の手を増していく。]
(26) 2010/08/11(Wed) 13時頃
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・・・そりゃ、そうでしょ。
[ルーカスに向ける視線は冷たく。]
大事な乳兄弟を、『オロカナニンゲン』に玩具(おもちゃ)にされて、遊ばれて、挙げ句の果てには、殺されて。 本当に酷いのは、人間と人狼、どっちなんだか。 ねぇ、『オルグイユさん』?
[フランシスカはわざとその名を呼ぶと頬をいやらしく緩める。]
(28) 2010/08/11(Wed) 13時半頃
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踊り手 フランシスカは、ふと、何かを思い出したかのような表情を浮かべる。
2010/08/11(Wed) 13時半頃
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そうそう、そこのお嬢ちゃんなんだけど。
[フランシスカが指差すのはルーカスが庇うポーチュラカの姿。]
お嬢ちゃんはどうして、『ポルクス』様の名前を知ってたのかしらねェ? 凄く、興味があるわァ。凄くね・・・
[フランシスカの視線が捉えるのは、可愛らしい少女の姿。 フランシスカは舐めるような目つきでポーチュラカを*見つめていく*]
(29) 2010/08/11(Wed) 13時半頃
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あらやだ、後ろ向きな事なんて言ってないわよ。
[フランシスカは楽しげにルーカスに告げる。]
ただ、邪魔ものは片付けなくちゃあいけないしね。
[フランシスカはルーカスがポーチュラカを連れて窓の外から、身を投げ出す瞬間を目の当たりにする。]
(35) 2010/08/11(Wed) 22時半頃
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『オロカナニンゲン』ごときが、この焔を止めようだなんて、百年早いわ。
―診療所―
[フランシスカは焔に包まれた右手を火消しの顔に押し付ける。 消防隊員の断末魔の叫びが、一面に響く。]
・・・即興とは云え、便利なモノを作ってくれたわ、あの『魔術師』。 見るからに胡散臭かったけどねェ。
[焔と一体化したフランシスカの右手は次々と村人を包んでいく。]
(116) 2010/08/12(Thu) 08時頃
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さぁ、いらっしゃい− くだらない主張(エゴ)なんか粉々にして燃やし尽くしてあげるわ。
[フランシスカは邪悪な笑顔で鎮火活動に来た村人をなぎ倒していく。]
(117) 2010/08/12(Thu) 08時半頃
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−もうすでに『愛』なんてこの世界には存在しない。 『愛』なんて無力。誰1人幸せにすることなんて出来やしない。
[フランシスカはアイリスであった亡骸を踏みつけながら呟く。]
(118) 2010/08/12(Thu) 08時半頃
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さて、次は傷だらけで綺麗事ばかりの『勇気』? それとも、臆病で動けないままの『希望』?
[右手に宿った『憎悪』の焔は一段と勢いを増し。 フランシスカは高笑いをしながら、証の主の来訪を待つ。]
(119) 2010/08/12(Thu) 08時半頃
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いずれも、あたしの敵ではないわ。 全部燃やし尽くしてやるんだから!アハハハハ!
[フランシスカは、ウェーズリーの亡骸を嘲笑いながら勢い良く*蹴飛ばした*]
(120) 2010/08/12(Thu) 08時半頃
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『ニンゲン』は自分の為なら、必ず誰かを裏切る。
『ニンゲン』は結局自分が大事な、『アワレナイキモノ』。
(*4) 2010/08/12(Thu) 08時半頃
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そんな『オロカナニンゲン』の『欲望』があたしを強くしていく。
『オロカナニンゲン』ごときでは、あたしを倒せやしないわ。
(*5) 2010/08/12(Thu) 08時半頃
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・・・おかえり、ルーカス。
[煙の中から出てくるのは燃え盛る右手の獣人の姿。]
・・・へぇ、逃げなかったんだ。 尻尾を巻いて、この村から逃げ出すのかな、と思ってたけど。
[かつてはフランシスカと呼ばれた獣の口から鋭い牙が光る。]
(131) 2010/08/12(Thu) 17時頃
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・・・逃げちゃえば、良かったのに。 ここから遠い場所へでも、どこにでも。
[フランシスカはルーカスの構える剣にも怯む事は無く。]
ま、死ぬ順番が変わるだけだけどね。
(132) 2010/08/12(Thu) 17時頃
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憎しみ・・・?優しかった・・・?
(133) 2010/08/12(Thu) 17時頃
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甘っちょろいこと抜かしてるんじゃねぇよっ!!!
[村中に響き渡るような声でフランシスカは叫ぶ。]
(143) 2010/08/12(Thu) 20時頃
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ムカつくんだよ・・・『愛』とか『優しい』とか・・・
[フランシスカは苛立ちを隠せずに当たりの土を足で蹴ると]
かかってきな・・・そんなん、全部潰してやるよ・・・『オロカナニンゲン』ごときが・・・
[フランシスカの右手の焔が一層と*燃え上がる*]
(144) 2010/08/12(Thu) 20時頃
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・・・言われなくても地獄にまで送ってやるよ、土の証とやらと一緒にな!!
[フランシスカは焔で焼けただれた木を使い、ルーカスの頭上目がけて飛びかかる−]
(151) 2010/08/12(Thu) 21時半頃
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あっはっはっ!!!こんな事態で友情ごっこか! 本当にお目出度いヤツらだな!
[オスカーを庇うルーカスに対し高笑いを浮かべつつも彼の真の意図には気づかず。]
(162) 2010/08/12(Thu) 22時半頃
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ふははははっ!! お前たちごときにこの焔を止める事は不可能!
[フランシスカは次々と焔を放っていく。]
(169) 2010/08/12(Thu) 23時半頃
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何故なら、この焔はお前たちの怒りや憎しみでで出来ているからだ!
[フランシスカは高笑いをすると頭上の朱いハイビスカスが仄かに光る。 何かを吸い取る度にハイビスカスの花はどんどん膨らんでいく。]
(170) 2010/08/12(Thu) 23時半頃
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あはははは!どこをねらっ・・・
[頭上を掠める炎の矢の行き先を見て嘲笑うが−]
(183) 2010/08/13(Fri) 00時頃
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ぎゃあああああああ!!!
[頭上の髪飾りが矢で撃ち抜かれると、髪飾りが勢い良く爆発し、火の手が上がる。]
(189) 2010/08/13(Fri) 00時半頃
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ぐ・・・ぎぎぎ・・・
[炎に包まれたまま、転げ回るフランシスカの元に、ルーカスが間合いを詰め、剣を振りかざす−]
(190) 2010/08/13(Fri) 00時半頃
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―――――っ!!!
[銀の剣が振りかざされるのが見える。 欲望と憎悪に取り憑かれた哀れな狼の終末はすぐそこに*やってきていて―*]
(192) 2010/08/13(Fri) 01時頃
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