20 Junky in the Paradise
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の、ノーリーンさんも、 こ こわい人じゃなくなっちゃえばいいの のに。
[男がいつも女中に怯えるのは──"常識"から、 責められているように感じるからか。]
(*20) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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[渡した薬を飲んだ後のサイモンが、 愉しそうにしていてくれるから、 ── 自分が認められたような気になって、嬉しい。
結果、サイモンがどうなろうとも、 人を喜ばせられたと錯覚できる幸福感の方が、 男にとっては──常識よりも大事な快楽。]
(*21) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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[紡がれる呪詛は耳に届いているかどうか。 目の前の女中から否定が返ると 怯えるように、表情をゆがめる。]
…… こわく、なく、なっちゃえばいいのに… そしたら、もっと、愉しい よ?
[彼女も同じように、気持ちいいに流されやすくて 同じように、意思が弱ければいい。
── "女王"に奉仕するのも、
同じところにおいで。と。 きっと、それは、身勝手な理由から。]
(*22) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
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[>>149 気丈に発せられる否定に、一度、手が震える。]
ど どう…どうして?
[何故と問うのは駄々を捏ねる子ども染みて、 引く顎は親に叱られる子のようでもあり]
……、…ん
あ あんまり う 上手く、 上手くないかもしれ しれないけど
[顔が背けられると、汗ばんで見える白い喉がよじれて筋までよく見える。喉元から胸元へ。ゆっくりと、拒絶を恐れるように肌をなぞるように手を差し入れた。]
ほ ほしいなら──
[膝で抑えていた手を、開放する。 両手が使えるようになって、赤くなった手首に、 ごめんなさいをするように、軽く口づけた。]
(154) 2010/07/07(Wed) 03時頃
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[褒め言葉にぴくりと耳が動く。
気を大きくしたように鼻が膨らむも 一気呵成にとはならないのは、 謙虚を通り越し卑屈な男の性質が故。
それでも。 背を押されて、服を乱す手からは ぎこちなさが消える。]
(*24) 2010/07/07(Wed) 03時頃
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[抵抗をされなければ、ノーリーンの前に回り、 肌蹴させた鎖骨の下辺りをちろりと舐める。]
あ あんまり、 つ つきはな はなされると、 こ こわいし、か、かな 悲しいし、
[キスには邪魔になる眼鏡を男は掛けたまま スカートの裾から腿をなぞり手を入れるも ノーリーンを見詰めて──反応をうかがいながら。 もし、男に暴力的に奪って欲しいと願うのなら、 物足りないだろうそれは、"優しい"扱い方。]
い、嫌な事は し した したくないから…… [ヴェラの手で濡れたままのそこに触れるとくちゅりと音がする。背けられたままであれちらちらと顔を伺いながら、ショーツをズラし指を奥へすすめる。]
(158) 2010/07/07(Wed) 03時半頃
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き 気持ちよくなって、 ほ …ほしいな。 く、クスリ 回ると、さ 触られてるの い いつもより、か 感じるでしょ。
[服の上から胸の先を舌でなぞり──軽く噛んで]
が 我慢なんて、 す する、する、ひ 必要ないんだよ。
[ちらり、ホリーの大声が上がるにはそちらに向けて顔を上げるけれど、逆にマーゴがホリーを捕まえた様子に、女王様の妄想に耽る女中に、快楽を与えていく作業に戻る。]
(159) 2010/07/07(Wed) 03時半頃
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[男の手管と探り方は阿婆擦れの娘仕込み。 教えられた事は素直に聞き入れ、 それは元が拙いながらも経験になる。]
が、我慢するより、 こっちの方が、 い、イイでしょ……?
[望まれるところは何処かを探りあてようと、下半身にまで顔をうずめて、ぺろりと腿を舐めると塩の味]
の、ノーリーンさんは、 ど、どこが、イイの、か、 も もっと、オシえ…、て?
[名前を呼んで硝子越しの上目遣い。 笑みは、伺うように歪な*愛想をのせて*。]
(160) 2010/07/07(Wed) 03時半頃
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[欲しいと思っていないものに対しての征服欲は薄い。 だからか、ノーリーンへは奪う熱が湧かない。]
[ちらり、と行為の最中、声を荒げる、 少女のような女性の方を見遣る。 硝子越しの視線は、きっと、見咎められにくい。]
(*25) 2010/07/07(Wed) 04時頃
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[男がノーリーンに施す手管は、教えられたそれをなぞる様。]
[幸せを感じていたときを手と心でなぞりながら、 マーゴとホリーに向ける視線は
──大事な報酬が先に壊されてはしまわないか、と
そんな風に、* 心配している*。]
(*26) 2010/07/07(Wed) 04時頃
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/* マーゴの女王さまぶりがすばらしいな。
さて、様子を伺いつつ、 補間はあーとーで。になりそうかもしれない。 駄目男駄目人間的に、独善属性も拾いつつ、 壊すのもあれこれと考えねばな……!
あと、へクターが壊した時計はそのうち拾いたいね。 乳鉢と本御前何処に置いた。も、あれこれやらないと。
(-34) 2010/07/07(Wed) 04時頃
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[隣過ぎるマーゴから頬にくちづけを受けて 行為の最中、かぁっと顔が上気した]
う うん。 うん。
[何に対してか、こくこくと頷いて、口許が 褒美を貰ったイヌのように*だらしなく笑う*。]
(168) 2010/07/07(Wed) 20時半頃
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『もっと』
[柔らかいくちづけに心が躍り上がるよう 優しく与えられるものはその先を予感させるから。]
もっと…
[それが──けして、確約なわけではないのだと けれど、男は気づかない。]
もっと……
[もっと。と、褒美に歓びを覚えて先を強請る 「愛情」と、綺麗な大義名分を被せられた慾は 底なし沼のようにより多くを求めて縛ろうとする。]
(*33) 2010/07/07(Wed) 20時半頃
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[ノーリーンに与える手で褒美を得られるなら、 その手を休める事はなく──ただ、]
… … …
[ホリーとの様相を気にしていた耳に、 >>*29 紛れ込む言葉にぴくりと肩が揺すられた。
ノーリーンに与える言葉が途切れるのは 肌へのくちづけで誤魔化しても、 挟まれるのは、聴こえた──"特別待遇"への長い沈黙。]
(*34) 2010/07/07(Wed) 20時半頃
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[硝子の奥の目は、目の前だけを見詰める。 眼鏡のフレームの中に覗く世界だけに、 視野が狭められてしまったかの様に。]
………、こわ、こわさ…
壊さ 、さな さなきゃ。
[沈黙の以後。口内で繰り返されていた篭る声が 外に出されたのは、 与えられた"使命"をなぞる言葉]
こわ 壊さ、さなきゃ…… せ 世界、全部。
(*35) 2010/07/07(Wed) 20時半頃
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とく…"特別"は、
ひと ひとりで い、いいんだよ。
[他の特別は要らない、と、男の目は、 目の前にはいない──*サイモンを網膜に描く*]
(*36) 2010/07/07(Wed) 20時半頃
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─ 回想 ─
[スティーブンが付き合いはじめたは、 彼女よりもサイモンが先。 大学の講義の一部が同じであったとか、 その程度の縁からはじまり気まぐれに付き合いに呼ばれ なし崩しに悪友たちの集いの末席に座るも、 いつもは壁際によって中心には寄らない。]
あ、う、うん。
は はじ、はじめまし、て……
[だから、サイモンの従兄妹であるマーゴを見たことはあって挨拶をしたことがそれより以前にあっても。最初に誘いを声を掛けられたときには抗議をするでもなく、愛想笑いで挨拶を繰り返し]
えっ
[マーゴにしてみれば、誰でも構わないからの対応であれど、女性から男として扱われる事の殆ど無かったスティーブンにしてみれば、寄せられるマーゴの身体はやわらかくて熱く。きっと、それは、なによりの誘惑だった。]
(*37) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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[知らなかった女の身体の味を教えられて、 貪ることを恐れる臆病な性質は、けれど、 白く上質なやわらかい女の身体を与えられたことで、 欲しがる事を赦されたように──錯覚したのだろう。]
う、うん。 マーゴに、も…貰って…ほ、欲しい、な
[花よりも、服や鞄。そういうものの方が、 贈ったときに喜んでくれるように感じれば、 そう学習をして 次はより彼女が喜ぶものを、と貢物を買い漁れば そのうちに財布も空になる。]
(*38) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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[それでも。
そのうちに、財産や学業や自分の身を崩し出しても、 己の払った代償が、彼女を繋ぎとめてくれる、と、
そう信じていられる間は、 男は、きっと、とても幸せそうだった。]
(*39) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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[幾度目の誘いか、白くやわらかな肌に顔を埋めて]
── あ、愛してる。 [欲しいものは教えれば覚えるけれど 自分の欲ばかりに曇る目は、 彼女が──嫌がることには鈍感で 同じ想いをのせた言葉が返らない意味に気づかない。]
マーゴ。
き きみに、 わた …渡したいものがあるんだ。
[だから。]
(*40) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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[個人的に会いたいと誘いをかけて、 その日。
男が懐に忍ばせていたのは、 オーダーメイドの、揃いの指輪。
贈り物の服を着てきた彼女が、 いつもどおりに口を開いて]
…う、え。
[彼女を繋ぎとめてくれると信じていた贈り物を着て、 別れの言葉にぽかんと間抜け面を晒すことになる。]
(*41) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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["どうして"、"なぜ?"──"わからない。"と、
その顔にわかりやすく書いて]
(*42) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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[そうして、 今日こそ受け取ってもらおう、と 意気揚々と取り出した、
小さな箱だけが、
──急落下した心地の *男の掌の上に、取り残される*。]
(*43) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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/*
スティはこれもう本当にうざい子だな!
サイモン殺害は、 ある程度先に書いておいた方がいいかもな。 フラグはもらっているから、後はどう殺すかだな。
(-40) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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[女王陛下からの言葉は滲む拒絶も弱く 彼女の主人であるサイモンへ薬を渡したときのような 嫌悪と非難の色は、男には感じ取れない]
う ん…
[どれに対しての肯定なのか、 鼻から呼吸を逃がす頷き 口の周りや鼻先も、 汗や唾液や粘り気を帯びた液で濡れる。
>>173 上目遣いの視線と誘う声がかち合う。]
堕ち…て……、 き、きた…ら、いい…、よ。
[もっと、と、言う言葉に、自分のモノを擦る。ベルトをはずして前を開け、半立ちのそれを取り出す]
(174) 2010/07/07(Wed) 23時半頃
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い、今の、ノーリーンさんの、ほ 方が、 こわくなく、って、か、かわいい、し。
[手を引いて座った姿勢のまま、 女王陛下の身体を起こして、 手を引いて、自分の上に乗せる。
のせられる体重でより深く繋がれるから、と、 それは悪友の男に、モノを「可愛い」と称された男なりの 手管。]
ほ、ほら。き、気持ち、いい…方が…いいでしょ?
[無理に突き上げる事はせず、入り口を先で擦り、 下乳に頬を軽く押し付け肌を吸いながら、 ──彼女が、自分の意思で、堕ちてくるを誘う。]
(175) 2010/07/07(Wed) 23時半頃
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[ こっちに ]
[ 堕ちて ]
[ おいでよ ]
(*44) 2010/07/07(Wed) 23時半頃
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[良識ある女中が快楽に堕ちて
屋敷の良識が壊れてしまえば、
罪悪感を刺激されることも無く楽になれる]
こわ…こわし、 … 壊し、ちゃえば
(*45) 2010/07/07(Wed) 23時半頃
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ほ 他の、もの、 ものが
… な なけ、れば……。
[繰り返し繰り返し繰り返して、繰り返すたびに視野の端から黒く塗りつぶされて──見えるものが、狭まっていく。]
(*46) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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[ 見たいものしか、残らない。 ]
(*47) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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