189 とある結社の手記:8
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ローズマリーは、キャロライナをもふもふした。うまごはん!
dia 2014/08/20(Wed) 17時半頃
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― 湖のほとり ―
[太陽は沈んですっかり暗くなってきていた。 ピンクのカーディガンにも黒が混ざる。
遠くから灯りがぽつんとひとつ。>>3
ゆっくりと近付いてくる人の影。 それが生者か死者か、判断はつかない。]
おやおや。
[彼女がワンダだと気付くのはもう少し後。 ナタリアは曲がった背のまま、身体をゆっくりと向ける。]
(@0) wallace 2014/08/21(Thu) 14時半頃
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ワンダちゃんかい。 …、こんな夜にお散歩とはね。
[集会場に行ってない老婆は、全ての成り行きを知らずのまま。 けれど彼女がここにいる理由は、――― どちらなのか解らず、]
寒くないかい。 夜になると少し冷えるからねぇ。
[いつも通りの言葉を彼女に向ける。 少し近付くもお互い音はないままで、]
見てたのかい。
(@1) wallace 2014/08/21(Thu) 14時半頃
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[湖を、とワンダの傍まで歩み寄れば湖面を見る。 そして…少し考えてから、ああ、と老婆は気付くのだった。]
死んだら息を止める必要もないからねぇ。
湖の中を歩けるんじゃないか、って 友達がここで行方不明になった時に…思ったもんだよぉ。
[幽霊の姿を映さない水。ザ、と風が吹いて僅かに波が立った。**]
(@2) wallace 2014/08/21(Thu) 14時半頃
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― 湖のほとり ― >>9>>10
ワンダちゃんは優しいねぇ。
[身を案じる声に、こちらも生前に向けていた言葉を返す。 なぞるよりは、語るに近い声色。
>>11湖に来た幽霊の理由を聞けば、]
…、…そうかい。
[誰を、とは聞くまでもなく解って。 目を細めながら、うんうん、と頷きを返す。]
(@3) wallace 2014/08/21(Thu) 15時半頃
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[>>12友の死は、ワンダ達が産まれる前にあった事。 語り部として子供に夢のある話をしてきた事は多けれど、 その中に老婆自身の話は殆どなかった。]
そうだねぇ、…
[湖面に向かって並んでも、そこに映らない人影は 現実がここにはないかのよう。 >>12 いなくなったやつら、と複数を示す言葉。 噂の絶えない湖は、昼間は太陽を浴びて輝き人の心を癒す場所、 けれど夜は暗闇を吸いこんで人を迷わす場所のようだ。]
(@4) wallace 2014/08/21(Thu) 15時半頃
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会えないと思うよ。
[風が吹いても、髪一本たりとも揺れはしない。]
(@5) wallace 2014/08/21(Thu) 15時半頃
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…湖の中には、主様がいてね。
[ぽつ、と静かに語り始める。]
(@6) wallace 2014/08/21(Thu) 15時半頃
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主様は迷い込んできた人達を見つけては、 飛び魚の羽根をつけてあげるんだ。
地上におかえりって。 水の中は人が来る場所ではないよ、と。
だけど飛び魚の羽根をつけた人はね 地上に戻れて嬉しいと思うけれど、 おやおや、不思議な事がおきたんだ。
なんと、飛び魚の羽根をつけた人は 普通の人からは見えなくなってしまっていたんだ。
[それは昔から子供たちに語る物語のように、 ゆっくりと皺皺の口から紡がれる。]
(@7) wallace 2014/08/21(Thu) 15時半頃
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それを嘆いていたら、白鳥が話掛けてきてね、
飛び魚の羽根をちょうだい。 かわりにこの白い羽をわけてあげる。
悲しんでいた人達は白鳥から白い羽を貰ったのさ。 するとね、地上から足がどんどん離れて …やがては、お空の上に登っていったんだよ。
[おしまい、と言う代わりの間が少しあり、]
(@8) wallace 2014/08/21(Thu) 15時半頃
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だからねぇ、 …会えないと思うよ。**
(@9) wallace 2014/08/21(Thu) 15時半頃
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― 湖のほとり ―
[風に乗って一枚の葉が湖面に落ちる。 広がる波紋に映る人影は未だにないけれど 水面にうつる月影がゆらゆらと揺れて見える。
ワンダがぽつり、ぽつりと言う言葉を 老婆は静かに聞いていた。]
……、……
[ワンダの後を追うように上を見上げて、]
(@10) wallace 2014/08/21(Thu) 23時半頃
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そうだねぇ。
帰りたくても、どこかに行ってしまっても もう 飛び魚の羽根がついていたら わたしらには見えなくなっちゃうからねぇ。
[否定も肯定も示さず、ゆったりと声を返していたが]
(@11) wallace 2014/08/21(Thu) 23時半頃
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ワンダちゃん。 白鳥は夏に…ここにきたかしらねぇ?
[と、小首を傾げた。**]
(@12) wallace 2014/08/21(Thu) 23時半頃
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― 湖のほとり ―
[>>43 きてたよ。 そう横から聞こえる声色を聞く。
そういえば、耳も目も随分と良くなっていた。]
あらあら。
[首を傾げたまま少し捻れば、ちらりと孫の顔が見える。]
(@13) wallace 2014/08/22(Fri) 00時頃
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随分と、ここがお気に入りだったんだねぇ。
[白鳥は、という主語は敢えて省いた返事。 ゆったりと返す老婆の声色は嬉しそうで。]
お爺さんが手を繋いで、よくデェトしたものだったわ。
ねぇ、ワンダちゃんは… ――― この湖 *好きかい?*
(@14) wallace 2014/08/22(Fri) 00時頃
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― 湖のほとり ―
[>>73>>74 ワンダの口から湖の事、村の事を聞けば そうかいそうかい、と嬉しそうに頷いて]
私も街に行った事は何度かあるけど …そぉんなに、いい思い出ばかりじゃ なかったからね。
[脳裏に浮かぶのは、占った宿屋の女将の赤い 瞳。 忘れたくても決して忘れられない人狼の、いろ。
それから、他にも占った人はいた。多くはない。 この村の中でも占おうとした事があったが 時折、上手くいかない事があったからだ。
けれど、それでいいと、思う所もあり。]
(@15) wallace 2014/08/22(Fri) 22時頃
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――…、やっぱりこの村が一番だったねぇ。
[ふぅ、と思い出に浸りながら息をひとつ吐く。]
(@16) wallace 2014/08/22(Fri) 22時頃
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なんだい。
[>>75 孫から名を呼ばれれば、視線を湖から隣へとかえる。 >>76暗闇では表情はすこし読みにくく、]
そうだねぇ。
[どこか、と言われればいくつか思い浮かぶとこはあり 頬に手を添えながら首を傾げて考えるぽぉず。]
(@17) wallace 2014/08/22(Fri) 22時頃
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…、マリィちゃんに挨拶って思ってはいるけれど 行ったところでどうにもならないからねぇ。
[自分が死んでいる事を自覚している老婆は、そう言って。]
ワンダちゃんは、どこかあるかい?
[と、逆に問いを投げてから、 どこにでもついていくよ、のかわりにワンダの手を取った。**]
(@18) wallace 2014/08/22(Fri) 22時頃
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― 湖のほとり ―
[>>84 ワンダの提案に、いいねぇ、と頷いて。 誰にも気付かれない中、村を見て回る事になる。
死したとはいえ老婆の足取りは遅く、 全て巡るとなれば時間は短くはないだろう。]
あそこでよく、みんなにお話をしたねぇ。 あぁ、あそこの井戸で若い頃は…
[そんな思い出話をいくつもいくつも語りながら、]
(@19) wallace 2014/08/22(Fri) 23時頃
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ワンダちゃんが式を挙げたのは、 あそこだったねぇ。 とってもとっても綺麗だったよ。
[まるで昨日の出来事のように楽しい思い出を語る。]
(@20) wallace 2014/08/22(Fri) 23時頃
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[ローズマリーがいる場所へと辿り着けば、 彼女はワンダとナタリアの死、友の死に悲しんでいるだろうか。
そうだとしてももう、声は届かない、姿も見えない。 けれど、ナタリアが語り継いできた物語だけは、言葉だけはきっと残っているだろうと。]
信じているよ。 マリィちゃんは、弱くなんてない子だからね。
[繋いでいない方の手を、そ、と自身の胸元―― こころの場所へ。 それはオスカーに向けてした仕草と同じで。]
(@21) wallace 2014/08/22(Fri) 23時頃
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[ ――――やがて、 村をひと巡りし終えれば、腰をとんとん、と叩いて背筋を伸ばす。
そのまま、空を見上げる。 宵闇に僅かに暖色が混じり始める時間。
空に一羽の 白い鳥が見えた。
羽を羽ばたかせて舞う姿を見れば、口元を緩め]
*それじゃあ、いこうかねぇ。*
(@22) wallace 2014/08/22(Fri) 23時頃
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[この村の死者は、湖を見下ろす小高い閑地に葬られる。 常は草おい茂るその地も、 今は草が刈られて真新しい土がやわらかな黒を覗かせていた。 真新しい墓が並んでいる。幾つも、幾つも。 そのうちのひとつ、祖母の墓の前に女は佇む]
ほんとぉに、いなくなっちゃった… の、ねぇ…
[そのすぐ横に、女のはとこの墓がある。 かれらの墓前に、正確には真新しい墓の全てに野の花が供えられてあった。 湖の近くで今朝、女が摘んで来た花々だ]
(@23) dia 2014/08/24(Sun) 00時頃
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ワンダはぁ、……会えたぁ…?
[独りごとめいた問い。 ワンダのなの傍らにはダンの名前が添えられている。 彼女の両親と、ローズマリーの意向によるものだ]
会えてたら…、
… いいわねえ…
[すきなひとに。 そんな風に言ったら笑うだろうか。 ピンクのカーディガンと同じく、似合わないとでも言うだろうか]
(@24) dia 2014/08/24(Sun) 00時頃
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[風にそっと、胸を押されたような気がした。 女は自分の胸の上に、自分の掌を重ねる。 ぬくもりに祖母の笑顔が思い出された。 少しの間、目を閉じる]
……じゃあねぇ、
…───ありがとう。
[湖の上に、鳥の声が響いた。 目をあけると、白い翼がどこまでもどこまでも青空を滑っていった**]
(@25) dia 2014/08/24(Sun) 00時頃
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