162 絶望と後悔と懺悔と
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[その目的がわかれば、暫しの躊躇する。 鳴ってしまう喉が憎らしい]
痛くて泣いてもしらないかんな。
[晒された場所に歯を立てる。欲は抑えられない。 それでも痛くないようにした…つもりでその血を飲んだ。背に回した手に力が篭る。
あぁ、ここにはやっぱり、大きな隔たりがある。 大事な人の血を飲む日が来るなんて。 悔しかったし悲しかったし…けれどその血は今までの何よりも旨かった]
(やっぱ…だめだなぁ……)
[一瞬、もし一緒に生きれたら、と頭に過ぎる。 けれどきんいろを裏切ることはできない。 何より、人と鬼は相容れない。 …彼はどうしたいのだろう。わからない、けれど]
(131) 2014/02/16(Sun) 12時頃
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あのさ、ポイポイカプゼルとかでさ、 そこらへんにカプセルハウス作ってさ、 いっそ戦闘終わるまでにゃんにゃんしないかさみぃ。
しかし僕は真弓ちゃんが本妻であることを切に望む。
(-59) 2014/02/16(Sun) 12時頃
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>>130>>131
なに、カッコ悪いいうなだや。 いや、わがっでっけど……。
[子どもの頃、体格もひょろりとしていたし、腕っ節はからっきしだったから、立派な体格のリーが羨ましかったし、細くても、喧嘩で鍛えただろう周も、とてもカッコよかった。 ついでに、どうしても、喋りは変だし、これは治そうと何度も思ったけれど、治らない。そうなると、隠すならば今度は無口にならざるえない。
とりあえず、走っていれば役割が果たせる。そして、小さな頃に培った畑への技術は、やっぱり、誰とも話さずにいられる方法だった。
とにかく、劣等感だらけ、できそこないなりに、みんなのためになにかしたかった。なぜなら]
――……ッ
[首に立てられる牙は、痛くないわけなくて、 思わず身体はこわばるし、そこから血が抜かれる感覚は、ぞわりとするものだ。 少し、小刻みに肩は揺れるけれど、息を止めて、片目つぶる]
(132) 2014/02/16(Sun) 12時半頃
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[ただ、もしかすると、そのまま、殺されるのも悪くないと思ったことも事実だ。 そしたら、マユミのことも、リーのことも、そして、心の中で、もう、とっくに家族というものを捨てたことも、 すべて有耶無耶になるんだろうって…。
けれど、それこそ、リーに甘えていることになること、知っている]
――……旨かったが?
[牙が離れれば、想像以上に頭がくらりとして、不本意ながら身を預けることになる]
んじゃ、今殺すからちょっどまっでろ…。
[そういいながら、身体に力は入らなくて…。 なんだ、やっぱレア吸血鬼なだけはあるな、と。]
(133) 2014/02/16(Sun) 12時半頃
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[避ける様子もなく抱擁し、 立ち尽くす二人を小太刀で貫いた手応えはあった。>>92
どんなに疲弊していても、 棒立ちの的を外すほど集中力は途切れていない。
しかし真弓は、痛みを感じていない様子。 何か──奇術でも使われたような心地。
──或いは。 純血の鬼の血は、 対吸血鬼用の武器による傷さえ癒やすのか。
灰になって散る黒衣の少女の向こうで 存在感を増した姉を見ながら、 絢矢は不可思議な状況を冷静に分析する。]
(134) 2014/02/16(Sun) 12時半頃
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逝ったか………。
[振り向きもせずに雑魚の首を落していた手がふと止まる。 視線を向けるのは消えた気配をなぞる様に。 消えた気配と力を増した気配。 その2つの気配の元を見つめ、サーベルを掲げた]
(135) 2014/02/16(Sun) 13時頃
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うん、…美味しかった。
[預けられた体は一度ぎゅ、と抱きしめた。 もう言葉を交わすのもこれで最後だ。 最後の最後で昔のようなじゃれあいをするのも このあとに控えていることを思えば悲しいことだ]
真弓も、お前も…ばかだなぁ… 俺は2人に幸せになってほしかったのに。 いつもそれだけ思って過ごしてたのに。
(136) 2014/02/16(Sun) 13時頃
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聞け。ホリー・ニルヴァーナは落ちた。 だが恐れる必要はない。ホリーはその力託していった。 新たな力の主の誕生を祝うが良い。 そして祝杯の為の首、奉げると良い。
[周の名乗りが士気を上げた様に、ホリーの消滅は 吸血鬼達に動揺を与えると判った上で先手を打つ。 実際、動揺どころか更に強力になった鬼の存在を 喜ぶ金の声に、他の吸血鬼達も動きを僅かに乱しただけだった]
だがホリーが落ちたのは相手の士気を上げる事になるのは 間違いないだろうが。
[吸血鬼達の士気を落さずに戦う事は成功しても、 守護部隊の士気向上を止める事は出来ないだろう。 まして周が鬼になったと知れば、動揺か怒りか。 心弱い者なら動揺で戦えないだろうが、周と同様に 鍛えた雛達はどうだろうか**]
(137) 2014/02/16(Sun) 13時頃
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/* サミュエルと理依は死が2人を別つまでと言わず 別たない世界においでよ、とか言いたくなる。
皆どろどろを愉しんでますかぁ!!!??
墓下が物凄く心配な村建てです…。
(-60) 2014/02/16(Sun) 13時頃
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サミィ。あの時、置いていってごめんな。 …俺はお前のこと、もう家族とは思わない。 大事な友達だって、思う。
[体を抱きしめたまま、懺悔のようにつぶやく。 自分にとっての家族は後悔の象徴だ。 けれど、もう彼は自分の代わりにそれを背負ってしまうのだろう だから最後は大事な友人だとだけ]
だからさ、お前は俺のこと忘れていいよ。 俺は死んでも忘れないでいるから。
[ずっと自分という存在に縛られませんように。
月明かりの下の白玉環は、そんな陳腐な一幕をあざ笑うように冷たく光る*]
(138) 2014/02/16(Sun) 13時頃
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絢矢、… でもあなたは人を捨てたじゃない、
[鬼気迫る、とでもいうような姿、 ホリーの血を舐めとったあの笑みと、 満身創痍を忘れたような、それはすべて遠からぬ未来に帰結するように見えた]
[漆黒の少女の身体が消える、 安吾の刃より零れた血、 その跡もまた手より消えれば、拾い上げるは己の刃]
それでは果たす前に、尽きるわ……
[拾った刃は足を止めるになげやった。 すでに己の傷は癒え、目的は果たした。 今はとどまる理由なく、引く先は**]
(139) 2014/02/16(Sun) 13時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2014/02/16(Sun) 13時頃
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ボクは───… 人だよ、お姉ちゃん。
[これ以上聖水銀を摂取しなければ 鬼になることはない。
唯──人として壊れて行っているだけ。]
──。
[途中で潰えることすら覚悟の上。
引き攣るようにして形作られるぎこちない笑みが 真弓の言葉を肯定する。]
(140) 2014/02/16(Sun) 13時半頃
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逃がさない。
[やはり、真弓の動きに怪我の影響は見られない。 純血の上級吸血鬼の血の効果に舌を巻く。
ホリーと同等かそれ以上の力を感じれば このまま他へ向かわせる選択肢はなく、 後を追おうと──]
…────っ
[踏み出した足から崩れ落ちた。
ガクガクと膝が震え、 激痛を堪えるように俯いた顔から紅混じりの脂汗が滴る。]
(141) 2014/02/16(Sun) 13時半頃
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アヤワスカは、マユミの姿を見失った。**
2014/02/16(Sun) 13時半頃
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― 補給基地 ―
周にいちゃん!
[>>8金色の鬼の牙が周の体に突き立てられるのを目の前で見ていた ぐったりとした周、だけど死んでいるわけではなく。]
―まさか?
[>>54始祖の言葉にその場に足が凍りついた]
(142) 2014/02/16(Sun) 15時半頃
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― 補給基地 ― [その刹那首筋に冷たいものをかんじて ごくりと喉がなる]
リッキィ…
[久しぶりに会った一つ上の姉 変わらない帽子の下の顔をじっとみつめた鬼になるしかなかったそう告げるリッキィの言葉]
懐かしいね、ずっと会いたかったよ
[振り下ろされる剣手を伸ばしリッキリの腕をしっかと握りとめた。]
苦しかった? ごめん。 おそくなっちゃたな
(143) 2014/02/16(Sun) 16時頃
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[片剣は頭上で抑え、 首筋向けられた剣は刃ごと握りしめる。 吸血鬼の力で押されてもぎりぎりと拮抗した力で押し返す]
そんなの違うよリッキィのせいじゃない! あの時わたしたちはみんな子供だった ―誰にも、何にもできなかった
(144) 2014/02/16(Sun) 16時頃
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[連れて行く そう優しく囁く姉>>111]
違うよ…リッキィ目を覚ましてよ もう大きくなったわたしたちなら みんなでいける
きっともっと違う場所にいける だから目を覚まして
これ以上人を殺めるな 鬼の道に行くな
じゃないと…わたしは
[リッキィの力が少し勝るか 肩口に 首筋に、ゆっくりと剣が押し込められて ぷつっと赤い球が白い肌に浮き上がる]
(145) 2014/02/16(Sun) 16時頃
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[決まった?――何が?
何かに囚われたような様子をみせ 一瞬だけリッキィの顔から笑みが消えた
刹那の好機、
手を放すと身を沈めて後ろへ飛んだ]
(146) 2014/02/16(Sun) 16時半頃
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/* もしかし手バイクに乗ってたかな?とかおもったけど きっと素早く降りて戦ってたんだよ バイクはそのへんにころがっている はず
(-61) 2014/02/16(Sun) 16時半頃
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/* 前輪あげてよけようとか思ったけど…いまいち構図が思いつかないんだもの
(-62) 2014/02/16(Sun) 16時半頃
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周も、わたしも、みんな連れて行かれないよ 絢だって知ってるはず 周は強いって 周は負けないって 吸血鬼にされても人であろうと戦うよ きっと
わたしは周兄ちゃんを信じる
(147) 2014/02/16(Sun) 16時半頃
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[泣き出しそうな顔にかわったリッキィ]
リッキィ、手を引いて これ以上人を殺さないで じゃないとわたしは
[しゃべりながら間合いを取り 頭の上で手をクロスさせながら 背中の太刀に手を伸ばした]
(148) 2014/02/16(Sun) 16時半頃
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/*
さてこんばんは、 一体なにしてんの?サミー?なお時間です。
カレーつくりつつ、人参がなかった。あいどうでもよかった。
にしても、ホリーさまをあんなに大々的に狙う宣言しておきつつ、全く何もできなかったというこの不甲斐なさ。 とりあえず、次ホリーである白百合さまとはどうなるのか、本人もわかりません。
で、これからはリーと銭湯、じゃなく戦闘したいと思います。
(-63) 2014/02/16(Sun) 18時頃
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―Bestia Niger(黒き獣)―
[紅き瞳に映るのは、己の切り裂かれた喉から零れる鮮血と 無残に壊された同胞の骸。
そして、――憎悪の獣。
鬼となってから百年余り。 クラリッサの美貌は初めての恐怖に歪んでいた]
(+4) 2014/02/16(Sun) 18時頃
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[どうして――? と、彼女は問う。
この獣は、黄金の王の新たな従者ではなかったのか。 何故、同胞を――鬼の王の僕を襲う?
問いは音にならず、 その答えを与えられることのないまま、
――ぐしゃり。 クラリッサの頭は熟しすぎた紅い実のようにはじけた]
(+5) 2014/02/16(Sun) 18時頃
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>>136
――……マユミ……。
[さきほどから繰り返される、リーからのマユミ、という単語。 それは、表情には出さないようにしているけれど、もちろん、刺さっているのは間違いない。
さっきの出会いを最後にするつもりも、本当はなかった。
その、マユミが、長く自分が標的としていたホリー・ニルヴァーナを討った、ことになるなど、知らず]
リー。 お前、それだけ思って過ごしてきたって…?
[その言葉は、自分が思う以上のものがありそうで。 リーを見上げ、尋ねる。だけど、答えは帰ってきただろうか]
(149) 2014/02/16(Sun) 18時頃
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おでは、マユミが吸血鬼になっだのもしっでいる。 あいつとは会った。
[そして、やや俯いてから]
あいつが元々連れていかれだのは、おでが不甲斐ながっだがらだ。 だがら、おではあいつのごど、おっかげる。 かっごわるいどがいうなよ?
もう、ずっど前からきめてた。 あいづにあっだら、あいつがどんなんでも、おでは、あいつの責任を持つ。
あいつは、おでがなんどがする。
[それをきいて、リーはどう思っただろうか。]
(150) 2014/02/16(Sun) 18時頃
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>>138 [その話のあと、リーはあの時のことを詫びてくる。 きょとっとしたのち、首を傾げつつも、
それは、とても嬉しい言葉だった]
――……いいんだっで。 おまーのためだ。
[寂しかったけれど、それが役にたったことが嬉しかったのは事実で。 大事な友人という言葉はなによりの宝物になるだろう]
――……っだぐ……。
[そのあとのリーの台詞に、もう言い返しはやめた。 忘れるわけない、そんなこというよりも、
かっこつけさせるほうがいいような気がしたから]
(151) 2014/02/16(Sun) 18時半頃
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/*
サミーはとってもひらがなが多い。 台詞がまずそうなるからかな。
(-64) 2014/02/16(Sun) 18時半頃
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[渇きに身を蹂躙された獣は、 口の端から涎を垂らし、舌を垂らして無様に喘ぐ。 それでも、決して紅い果実に口を付けることなく、 ゆらり、闇へと歩き出した]
[――その後、零瑠か或いは他の鬼達が後方拠点を訪れても、 目にするものは無残な鬼達の屍ばかりだろう*]
(+6) 2014/02/16(Sun) 18時半頃
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