26 Fairy Tales Ep.4
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全
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[それとも、これから起こることを暗示しているんでしょうか。]
(-26) 2010/08/05(Thu) 00時半頃
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―酒場―
・・・最後にパセリを入れて・・・出来上がり、と・・・
[フランシスカはスープを仕込むと、肉を捌いている男に声をかける。]
マスター、スープの仕込み、終わりましたよ。
[スープはみずみずしいトマトの赤で彩られて。 村では酒では無くスープを目当てにする者も少なくない、との噂である。]
(152) 2010/08/05(Thu) 00時半頃
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えぇ??
[いきなりの質問にうろたえながらも少女の指した木を見つめる。そして気付いた。]
ぼく今来たばかりだから初めて見たよ。
[違うことはよくわかるけれど… 他の場所にもあったのかな?あるかも、しれないな。だってこれは…。]
ええっと、君村の子?村の外に何か用事でもあるの? よければぼくも君につきあうよ。
[自分の心を隠すように笑顔を浮かべ、少女に問いかける。少女が一人きりで外に出て行くのが心配で一緒に行こうと手を差し出した。]
(153) 2010/08/05(Thu) 00時半頃
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えっ、トマトのスープは珍しいって? まぁ、最近はヴィシソワーズとかパンプキンスープが多かったですけど。
[フランシスカは手元にあったトマトを一つ、手に取ると。]
エルビス村から、トマトが届いたんですよ。 凄く、甘みがあって美味しいんですよ?
[フランシスカはマスターに笑顔をふりまく。]
そうそう、確か名前は−−
(154) 2010/08/05(Thu) 00時半頃
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−−−『phoenix(フェニックス)』。
[フランシスカはそう言うと、トマトをザックリと二つに切る。]
(155) 2010/08/05(Thu) 00時半頃
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で、すよねぇ…。 ごめんなさいー。
[初めて来たと言われて地面をじっと見つめました。 きっと村の人じゃないから、この人も迷子なんだ。 変な確信だけを持っていました。]
わたし、村の子なのかなー? 昔住んでたみたいだけど、覚えてないの。 村の外っていうよりかは、村に用事があるんだよ。
大事な約束があるの。
[差し出された手を一瞬ぱちくり見たあと。 なんだか嬉しくなってぎゅっと握りました、安心です。]
(156) 2010/08/05(Thu) 01時頃
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伝説の火の鳥のように、赤く瑞々しいから名付けたんですって。
[フランシスカはザクリ、ザクリとトマトをみじん切りにしていく。]
何だか龍神様の御加護で出来た、とかエルビス村の人から聞いたけど。 ・・・そんなご利益のあるモノ、食べちゃっていいんですかね、マスター。
[みじん切りになったトマトはスープが入った鍋へと放りこまれていく。]
(157) 2010/08/05(Thu) 01時頃
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村に??て、君も昔オルグイユ村に? そうなんだ、ぼくと同じだね。
[そうか、この子 迷子だったのかとわかり軽く頷くと手を握り返す。]
村まで案内するよ。 ここからだと最初に墓場に着いちゃうけどね。
[自分が来た方に少女の手を引き歩き出しながら苦笑を浮かべる。正面を向くと自然と頬が緩んだ、どこか幼い頃のグロリアに似た少女に懐かしいものを*感じて。*]
(158) 2010/08/05(Thu) 01時頃
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・・・あっ
[フランシスカは不意に軽い眩暈を覚え、その場に座りこむ。 マスターが心配そうに駆け寄ると]
・・・大丈夫です、マスター。少し疲れてるだけですから。
(159) 2010/08/05(Thu) 01時半頃
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・・・ロミオ先生の所で少し薬を貰ってきます。
[心配するマスターを横目にフランシスカは診療所へと向かう準備をする]
あ、そうだ。
(160) 2010/08/05(Thu) 01時半頃
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帰りに雑貨屋にも寄っていけますけど何か買っていくものありますか?
[マスターは何か思い出したかのようにランプのオイルが切れている旨をフランシスカに伝えると]
・・・わかりました。帰りによっていきますね。
[フランシスカはよろよろ、とした足取りで診療所へと向かっていくので*あった*]
―酒場→診療所―
(161) 2010/08/05(Thu) 01時半頃
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え?お兄さんもこの村にいたのーっ?! えへへー、同じだー!
[何か変な納得をされた気がします。 わたし迷子なんかじゃないと小さく心の中だけで主張しました。]
案内!! 助かったー!やったー!
[助かった、という言葉が漏れた時点で迷ってた、ってことバレバレなんだろうけど。 そんなこと、気付かないぐらい喜んでいたのでした。 兄も、ここにいるかもしれないけど。 この人はわたしのお兄さんとは違う気がする。 それは分かる気がしました。]
墓場………。
[そこにもしかすると、お父さんとお母さんがいるかも、って。 思ったその後、言葉が続きませんでした。]
(162) 2010/08/05(Thu) 01時半頃
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お兄さんがこの村を出たのって……。 もしかして…、もしかして…。
[見上げた顔。 その瞳はどんな色でこちらを見詰め返したんだろう。]
ううん、ごめんなさい。 言いたくないよね。 あ、村ってどっちなのかなー?!
[先に行こうとしたけど、道にまた迷う自信があったので。 お兄さんの後をついていくことにしました。 1度道を覚えれば、もう迷わないんだからね。]
わたしの、お父さんとお母さんもそこにいるのかな…。
[ポツリ呟いた後。 それなりの数の墓石が見えてきました。]
(163) 2010/08/05(Thu) 01時半頃
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―墓地― [なんだか心が酷く痛かった。 ここにいる人たち、みんなが――――、って考えると。]
――――…。
[黙って鞄の持つところにぎゅっと力を込めました。 わたしにとっては記憶のないところ。 けれど、やっぱり心が痛いのは傷がわたしにもあるということなんだと思う。]
墓参り日和なのかなー? 先客のお兄さんがいるー。
[わ、武器持ってる!怖い人なのかな。]
こんにちはー。
[少し離れたところから手だけ振り。 1つ、1つの墓石の文字を確かめながらそして。 1つ、1つに手を合わせていくのでした。**]
(164) 2010/08/05(Thu) 02時頃
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― 雑貨屋 ―
―――ほ ぅ…
[アイリスの>>112の紡ぐ一言一句を逃さぬように、 身を乗り出してこくこく頷きながら耳を傾けた]
身の丈にあった魔法 ですか 凄い!勉強になります
ふふ お茶とお茶菓子が気に入って貰えて好かった アイリスさんのお眼鏡に適ったぞ!
って、え?! うちの店はこんなに高くないですよ?!
[嬉しそうに胸元で小さく両手を握りガッツポーズ。 したのも束の間なんだか多いお代を手にわたわた]
(165) 2010/08/05(Thu) 03時頃
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[アイリスが暇を告げるのに慌てて席を立ち、 見送るべく扉までは添い眉を下げる]
お茶はサーヴィスなんですよ 次は是非お代なしでもいらして下さいね
あ、でもでも お化粧の魔法を教えて貰えると嬉しいです …母には教えて貰えなかったので
[ほつりと零してからアイリスの言葉>>115にぱちくり瞬く。 健康そうに見えても医者ではないから内情は判らない]
はい、診療所へも寄ってみて下さい おじいちゃんは名医ですから!
[診療所の場所をあっちですと大雑把に説明して、 手を振るアイリスが見えなくなるまで見送った]
(166) 2010/08/05(Thu) 03時頃
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[ カラ ン ] [10年前から変わらない小さな店に大きな来客の鈴の音。 其れはこの店がこの村に開かれた時からあった。
アイリスを見送り店内に戻って雑事を片付けていたが、 誰かが外から扉を開く音に薄暗い店内で振り返る]
いらっしゃいませ
[―――ソフィアお姉ちゃん]
…ふぇ? え?
[そんな呼びかけはついぞ聴いた事がなく、 ひとつふたつ瞳を瞬かせグロリアを見詰める]
え?
[更にぱちくり瞬いてグロリアを見詰める。 記憶に残る幼い像が重なる速度で瞳を見開いた]
(167) 2010/08/05(Thu) 03時頃
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グロリア?!
え?! ほんとにグロリアなの?
わあ わあ わあ わあ おっきくなったね
[過日を懐かしむ口振りは驚きを隠さずも眉が下がる。 眩しげに瞳を細め下がる眉の理由は悟らせない]
ン…久し振りだね ソフィアだよ
――― おかえり …
[笑まぬ口唇はそうっと囁いて、 求められる品があれば其れ等を*提供するだろう*]
(168) 2010/08/05(Thu) 03時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/08/05(Thu) 03時半頃
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