162 絶望と後悔と懺悔と
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[吸血鬼達は的確に選別していた。 オルゴールの様に同じ音を何度も繰り返す者。 庇い合い、助け合おうとする者。 憎悪を剥き出しにする者。 この非常時にそれぞれ個性を出した者達を 本当に幼子から玩具を取りあげるように奪い去っていった。 奪い去られた玩具は始祖の城と言う箱に閉じ込められる。
ただ目覚めは家畜達が放り込まれる地下牢とは違い、 そこらの吸血鬼達よりは格上の部屋であったが]
(85) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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[すると吸血鬼が尋ねた。 この幼子と、少年自身。
――どちらを助けて欲しいかと。
苦痛に歪められていた顔から表情が落ちた。 それはある種、平素の表情に近付いていた。 ただ、指はがりりと地に爪を立てる。]
(86) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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/* 赤に落そうとしたら間違えて表に落してたよ。 うわあああああああ><
(-30) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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こんな時間だやばい巻かないとぱ 始祖さまありがとぉ♡
(-31) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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/* さて、お気付きでしょうか?
時は大正です。軍服を着るのを諦めたなら、何を着れば良いのか。 書生さんですよ!! いやいや、トレイルには袴よりももっと似合いそうなのがある!
そう、学生服!!
19歳はぎりぎりですがね。 学生帽子学生帽子とか、帽子握って安吾の名前を出したのは、お下がり設定と吸血鬼の制服のフラグだったりします。
(-32) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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…………その子を、放し、て。
[絞り出した声に、吸血鬼はたいそう満足げに微笑んで、
(87) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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[掲げた幼子を無惨に引き裂き血を浴び啜ったのだ。]
あ
[そして血で潤した唇で言う。 泣き声が煩くて血の量も全然足りない方を 残しておいてもしょうがないのだと言う。
答えを聞く前から結果は決まっていたと言う。]
――ぁ
う……!!
[土を握り締めて、そうして、 そこから先はよく覚えていない。*]
(88) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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/* セルフ絶望作業に勤しむ僕でした。 よし零瑠兄さんへの返しを書こう */
(-33) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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[都に降る雨の、零の宝石は―――…
*鮮血色の紅玉*]
(*0) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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/* 未来に繋げたい平凡な日常を想像するのが楽しくて。
ついつい。
でも、孤児院に入る時期とかわからないと、ね。 過去過ぎるものは投げられない。 直近のものにしろって? その通り!
後は周、直円、真弓。サミュエルと理依はゲームの件もあるしなぁ。
(-34) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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ちゃんと悲鳴はあげられるようだな。 物足りないが、私の復活の祝いとして受取っておこう。
[苦痛の声>>84に漸く満足したように砕いた足を離す。 だらしなく地に落ちたままになるかと思ったが、 気丈にも残る足が反撃を試みてきた]
隊員の鑑だな。 その気丈さに免じて。 これ位で許してやろう。
[反撃を試みたその脹脛に忘れぬ痕を付けようと爪を立てた]
(89) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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/* 瑠は瑠璃で、サファイヤなんですが、 人間だった頃がサファイヤで、吸血鬼になったらルビーでって、良いよね!?って、さっき思いました……。
テーマは『夜桜』『零』『絶やしたくない微笑み』なので、桜花とルビーを結びつけたいな。桜がピンク色なのは〜で、使えるけれど。
(-35) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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[不覚にも意識が途切れたのは 大腿骨の破壊される音をあたりに響かせてからのこと。 周りの隊員たちや子供の声は聞こえず、 ただ、金色の吸血鬼の声だけが耳に残る]
(雛たちも全て守ると誓ったのに)
(また、守れなかった)
[意識が戻るのは敗北を味わった、数時間後**]
(90) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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/* 業務連絡ー。
お父様がどの子を支配してるかってお父様が今決めちゃう?
(*1) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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…! アヤ――!
[僕はアンゴにーさんみたいな人――白いロングコートを着た人がアヤを抱え込んでいるのを見つけた。>>79
よかった。 アヤの無事を確認できただけで僕はもう膝から崩れそうだった。 でも、でも、僕もそっちに行かないと。
その時、目の端で白が赤に塗り替わる。>>79 アヤに、明にーさんに、涼にーさんが何か言ってるのに気付いた時にはもう遅い]
(91) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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え、 ………あッ!
[僕はとんがった手に肩を切り裂かれて前のめりに倒れる。 そのまま足で踏みつけられてもう、動けない]
はなして、…………やだぁ、 いたい、おねがい、 アヤは、アヤのことはいじめないで……!
[次はアヤの番だと思ったから必死になって僕は求める。 そもそも言葉が通じるのか考えるより先にそうして、何度も「おねがい」とか「こないで」とかそんな言葉を眠くなるまで繰り返していた]
(92) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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そう言えば名を聞き忘れたな。
[敗北の傷を刻んだ後、意識を失った軍人>>90への 興味はもう無くなっていた。
そこらにゴミを捨てるように、傷を付けた足も放り捨てる。 その後は炎の爆ぜる音と悲鳴が溢れる建物を 散策する様に見回り、言葉にした通り土産を選び、消え去った**]
(93) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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/* 直接見てから決めるので未定です**
(*2) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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[痛い。痛くて眠れないんだ。 撫でてくれないと、眠れそうにない。
そんな、痛くて赤くしかないまどろみの時間がふいに終わりを迎えた後。 僕の世界は再び滅んでしまった**]
(94) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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―7年前―
[孤児院に来て間もない頃だった。>>74 雨が降って、雨宿りをしたら随分止まなくて、 優しい手が迎えに来るまで動けなくなっていた。]
……おかあさん
[片手は零瑠の手を握り、もう片方の手は 色柄のきれいな、小さな縮緬の巾着をじっと握り締めている。
行先を問う声に。]
おかあさん。
[浮かべる顔は笑みと呼べるが、底に感情がないような、 使途不明と表せる淡いものだ。]
(95) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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[やがて孤児院の門が見えてくる。>>75 隣の、年上の少年が立ち止まるところに並んで止まり、 雨と赤、自分よりももっと酷くずぶ濡れの幼子を見た。
じっと見ていた。隣で人が倒れるという異変が起きるまで]
……、……!
[零瑠を見た。幼子を見て、もう一度零瑠を見た、その結論は、 零瑠の頭を撫でて幼子に傘を差し掛け、 孤児院に駆け込んで助けを求める事で。
その幼子が養母に助けられ、ベッドで目を覚ますまで、 訳もわからず枕元に突っ立っていた*]
(96) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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/* もうト書きが一人称の皮をかぶったいつも通りすぎて/(^o^)\
希望を託すルートは潰えたけどまあこれはこれでいいかなー
(-36) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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[リカルダを追いかけられずにいて。 しかし、手に両手で縋りついて来る子らのことを思えば、ぎゅっと握り返して、逃げ出した。
煙の匂いと、鉄が錆びたような匂い。 それが、血の匂いだと気付いたのは、炎と違う赤が目に入ったから。
離さないように、手を握って逃げて。 助けを求めようとして、走って。
意識は、そこで途切れた。*]
(97) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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− 始祖の城 −
[その城は結界で守られ、守護部隊ですら始祖が 生存している限りは感知する事は不可能だった。
地下は捕えられた家畜の住処であり、 吸血鬼達の様々な捌け口でもあった。
本来なら雛鳥達も同じ扱いを受けるはずだった。
だが何かを思い付いた様な始祖の言葉で、雛鳥達の待遇は 人間どころか吸血鬼達よりも手厚いものに変わる]
連れて来た雛鳥達は特別に扱うように。 家畜共にも言い聞かせておけ。
(*3) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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/* 実は孤児院歴5年くらいを想定してたけど、 零瑠からの振りがあったから2年延ばした(おまえ)
話がオイシくなるなら未開示設定の一つや二つ! つーかまじその振りご馳走様です零瑠兄さん */
(-37) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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雛鳥達はお前達家畜と違い、私に選ばれた者達だと。
[楽しそうに告げた内容に、部下達が不可解な表情を浮かべる。 そんな彼らにも同じ様に]
お前達よりも特別だと言ったのだ。 少なくとも私の気の済むまでは、お前達も丁寧に扱え。 ただし逃がすなよ。 家畜達にも肝に銘じさせろ。
[一瞬浮かんだ不満の色。 好い色だ。 同じ人間でありながら、下等な人間でありながら、 選ばれたと言う嫉妬、羨望、憎悪。 直接危害は加えられないだろうが、向けられる視線は 雛鳥達を人間からも吸血鬼からも孤立させるものになるだろう]
(*4) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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城から出れば、 裏切り者と家畜達から石を投げられるかもしれないが。
それも面白いな。
[逃がすなとは言ったが、実際に外で人間達に見限られた様に 蔑まれる姿を見物するのも面白い。 そんな事を近くにいるホリーには告げて、 まだ眠りに就いているだろう雛鳥達の目覚めを 楽しみに、神宿でホリーが集めた血酒を堪能するのだった**]
(*5) 2014/02/08(Sat) 03時頃
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−始祖の城−
ん……んん…?
[そう、記憶はそこで途切れていた。 何故なら、次に醒めたときには城にいたのだから。]
此処は……極楽…浄土ですかな。 いや、私は「生きている」? ああ!私は「生きている」!良かった…良かった!!
[はぁっ……「生きている」「生きている」と咽び、 ただただ感涙。おいおい、と男泣きである。 今はただ「生きている」ということが嬉しいようだ。]
(*6) 2014/02/08(Sat) 03時頃
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ん……「生きている」?妙です。 僕は。僕たちは襲われたのではなかったのですか。
……何かの陰謀。そうだ、そうに違いない!
[顎に手を当てた。]
(*7) 2014/02/08(Sat) 03時頃
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―始祖の城―
[息苦しく、頭がぼんやりしていた。 熱を出した時のようだと少年は感じていた。
寝込んでいる時は、誰かが頭を撫でてくれていた。 それは真弓であったり、年下だけどリカルダであったり、 つらいとも心細いとも言わない子供に、 代わる代わる、誰かが必ず優しかった。]
――、……
[熱を持ったのは怪我のせいだ。]
(*8) 2014/02/08(Sat) 03時頃
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