103 善と悪の果実
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[真っ赤に染まった夜着と身体を、グロリアの部屋に繋がる浴室で清め、少女は部屋に戻った]
林檎、は――
…駄目、眠いわ
[ひとつ、大きく欠伸をすると、幸福な子供の表情を浮かべベッドにもぐり込む。遮る者は、もう何もない。 あとはただ、手を伸ばすだけ。そう信じて―――]
(*21) 2012/09/26(Wed) 18時頃
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/* \時間がなくなってだな!/
(駆け足の理由
えぴったら灰ログ消して赤読むことをおすすめしよう。ごめんいろいろ・・・
(-29) 2012/09/26(Wed) 18時頃
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音…? 昨日は疲れて夢も見なかったわ
[握った手から力を抜く。 それでも、まだ、離す気にはなれなかった。 衝撃は大きく、足元を危うくさせていた。浅くなった息が整うまで、手をつないだまま、落ち着かなげに視線を動かしていた。
誰だったろうか、グロリアが死んでいる、そう叫び声が聞こえるまでは]
(31) 2012/09/26(Wed) 18時頃
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― 翌朝、大広間で ―
……ずっと寝室にいたわ?
[嘘はついていない。 実際、夢も見ていない。魘されることも、幸せな夢も、何も見なかった。
昨日聞いた音は彼なのだろうか、と思いはすれど、子供が果実を盗むなど、と。自らを棚にあげた思考が先にたつ]
……ありがとう
[小さく礼を述べ、手を離すよう言外に促した]
(*22) 2012/09/26(Wed) 18時半頃
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/* 表にでるべきかいなか
うーん
うーん?
でてもいいか
じかんがn
表が299pt消費、赤が640消費だそうで。 倍以上かよおい 灰もひどいがな
(-30) 2012/09/26(Wed) 18時半頃
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[その時にはもう手を離していたか。 再び響く叫び声は、果実の消失を告げる時よりも大きく、また悲痛に響いた]
グロリア姉様………
[名を呼び、胸元を掴む。 ひとつ、大きく息を吸うと昨晩教わったグロリアの居室のある3階めがけて、駆け出した]
(32) 2012/09/26(Wed) 18時半頃
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― グロリアの部屋 ―
[たどり着いた部屋には、知らせる為か、使用人は一人もおらず、少女は遮られることのないまま、中を覗き込んだ。
目覚めを促す使用人の仕業だろうか、カーテンは開け放たれ、雲の切れ間から、日の光がまっすぐに、その寝台を照らしていた]
(33) 2012/09/26(Wed) 18時半頃
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[全身を赤く染めたグロリアは、屋敷の至る所にある芸術品のどれよりも、とても、とても美しかった。
太陽に照らされた深海の如き瞳は、大きく見開かれ、 その美しさに感銘を受けたかのように輝いていた]
………――姉様
[叫びを抑えるかのように口元に伸びた手は 柔らかい唇に触れ、そこに浮かぶ笑みを周囲から*隠した*]
(34) 2012/09/26(Wed) 18時半頃
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/* まあ設定から赤いですもんね!ね!
そして亡霊3回もあるのか、そうか
(-31) 2012/09/26(Wed) 18時半頃
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/* 狼慣れないってかほとんどやったことなかtt
うわああああ なんか色々あれだ
エピでつっこみや指摘をお願いしますですよ・・・
うぬう
(-32) 2012/09/26(Wed) 18時半頃
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/* 赤はね、半狼からの狼(1日) 亡霊からの狼(1日) ものそい残念すぎた狼(初回か次くらいに吊られた。みすりまくった。なにもしてない) と、人狼というか…という村でのシステムが別にあって、という赤一回、っていう うーん?
うーん
そしてこれで30発言にすると一ページぽちでうまるぜ りだつ!
(-33) 2012/09/26(Wed) 18時半頃
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/* 大丈夫 探しにいかなかったのは 単純にグロリアが死んだ方に興味が非常に薄いから です
(-34) 2012/09/26(Wed) 19時頃
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/* 人でなしプレイング!!
追従先を探そう そうしよう
(-35) 2012/09/26(Wed) 19時頃
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/* ポーが狼。 ヴェスが悪魔でヘクターに絆?
ペラジーの本質…ってのはどんなかな? オスカーは、キャラが狼だからよく解らんw
楽しそうなのは犬かなぁ。
(-36) 2012/09/26(Wed) 19時半頃
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/* どうやって匂わせようかな。 つーか、噛まれたら狼だから、道連れ発生しないのか。
(-37) 2012/09/26(Wed) 19時半頃
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―回想― [>>1:160使用人から冷えた檸檬水を受け取り、口を付けた後。 個室で休む前に、もう一度間近で林檎を鑑賞するために 壇上へと近付く。
刺青の男と夕闇伯の諍いは既に収まっていたようで 徐々に元の会場の空気へと戻っていた。
>>1:175壇上前にいるおどおどした様子の男性が目に入り、 確かテラス前で擦れ違った人物だったと思い当たる。>>0:198 ハンカチで口を押さえたまま、何かぶつぶつと 低い声で同じ言葉を何度も呟いているようだ。 相変わらず顔色は悪い。]
…お水でも、貰いましょうか?
[おせっかいかとも思ったが、そう声を掛ける。]
(35) 2012/09/26(Wed) 21時頃
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―回想―
[再び、林檎の前へと辿り着き、その輝きを見詰める。 やはり、美しい。 楽園の果実は、あの小さな躯体の中に 一体どれ程の叡智を秘めているのだろう。 どんな歌を知っているのだろう。
眩い姿を通して思いを馳せるだけで、 あっという間に時間は過ぎていった。
しばらくして、 使用人から、各自に与えられた客室へと案内を受け 長いようで短かった一日を終える。
ベッドに入ると、宴の終わりを惜しみながら目を閉じた。]
(36) 2012/09/26(Wed) 21時頃
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[返ってきた言葉には、口元を微かに歪めるしかなかった。>>25]
お手並みと言われましてもね。 私は、しがない警官だ。
[夕闇の細められた目から、すっと笑みが引くのが見えた。
庭に放された犬の話は、使用人から聞かされていた。 番犬として飼っていたものの中に、何故か狂犬が混ざっていたらしいのだと。
囁くようにかけられる声。音無くこちらに向かう脚。 間近になった瞳に、深い紫色の影がゆらめくように奥にあるのが見えた。]
―― 林檎の場所は、貴方にも解らないか。
[そう言った後、夕闇から目を逸らし先に歩き出そうとした時。 掠めるように、自分の鼻先に伸びてきた指に身体を固くする。
その手を払いのけようとした刹那。 聞こえた言葉に男の目が険しく細められると夕闇の伯爵を見据えた。>>26]
(37) 2012/09/26(Wed) 21時頃
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… ―― 嗅ぎ分ける鼻などありはしませんよ。 余計なお世話だ。
[こちらの毒づきが聞こえたか聞こえぬままか。 ゆるやかに脚を運び出し、離れていく黒い長髪の背中を睨み付ける。
忠実と誠実は、とうの昔に失った。 相手を説き伏せ、正義などを語る口も無い。 ただ、肩書きだけで生きているだけの、萎えた抜け殻。
今の自分なら ――まぁ。 せいぜい悪党相手に相討ちがいいところだ。
口の中に残る苦いものを吐きだしたくても、そう出来ない。 そんな風に顔を顰め、暫くその場に立ち止まっていたが。 やがて顔を上げると、男は広間への廊下を歩き出した。]
(38) 2012/09/26(Wed) 21時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/09/26(Wed) 21時頃
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お前らじゃ、ねぇの?
[廊下に居たジェフとヴェスパタインにニタニタとした笑みを向けて揶揄。 本気では無かったが、どちらにも動機はあるだろう。 同様に、柄の悪い自分も疑い掛けられて当然なのだろうが。 頭痛堪える様子の宵闇の肩を、からかうように小突いて、通り過ぎる。]
さァて、現場でも見てくるかねぇ……。
[野次馬根性丸出しで、女主人の部屋へと向かう。]
(39) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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―廊下―
[ゆらり、ゆらり。
緩く背でまとめたストロベリー・ブロンドの髪には、 黒い蝶がとまっている]
――――…林檎を失った楽園は。
果たして永遠でいられるのでございましょうか。
[ざわめく使用人たちから、 件の果実の姿が見当たらなくなったと聞いた。 学者はただ、くすりと静かに微笑みを浮かべて、 白いローブを羽織る様にして表へと歩き出したのだ]
(40) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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嗚呼、永遠など、この世にあるはずもございません。
(*23) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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――自室――
[カーテンの締め切られた部屋は暗い。 広間の人が疎らになり始めた頃に、逃げるように、宛がわれた部屋の戸を開ける。 ―――…それから一睡も出来ずの、朝。 夜が明ければパーティも終わる、くそったれな人生が待っている。
本当に?]
ッ!
[ベッドに腰掛け、拳を眺めていた顔が 扉のノックにより跳ね上がる。まるで、それを知っていたように。縺れる足で、対峙した使用人から与えられる情報。 禁断の、果実の喪失。]
(41) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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[廊下を歩くうちに、使用人どもの焦った会話が聞こえてくる。 一つ、善と悪の果実が壇上より失われた。 一つ、狂犬が庭に放たれ、屋敷から出る事は出来ない]
やられた。
[足運びは乱れることなく、分厚い絨毯を叩いて廊下を進む。 ただ、ばりりと音を立てて奥歯を噛み締める感触が在り 莫大な価値を持つ財物に 先に手をつけられた焦燥が表情からは拭えない]
やあ、ミスター。 どうやら大変なことになっているみたいだね。 善と悪の果実が何処かへ行ってしまったんだって。
[昨日の宴で、ペラジーと話していた男を 廊下で見かける>>38と、そう声をかけてみた。 ただ一刻も早く大広間に向かう途中なので、 ほんの軽く、声を掛けるだけに留めたが]
(42) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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/* ウェーズリー素敵。
(-38) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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―大広間へ―
[赤絨毯が引かれた階段を駆け下り、先を急ぐ。 他にも同じように大広間へ向かう人が居たが、 その中に知っている顔はあっただろうか。
大広間の扉は開かれており、少し高い位置にある壇上まで 真っ直ぐ見渡すことが出来た。
昨晩まで果実が鎮座していた台座の上。 黄金は、見えなかった。
言葉を無くして、立ち尽くす……]
(43) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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―廊下>>38―
[毒づきは聞こえたようか、 夕闇伯は肩越し、黒髪の間から揶揄するような色の眼を細めた。 口元は警官からは見えなかったろうが、笑っていた。しかし]
……――
[>>39粗野な男の声が聞こえ、 笑みは消えて不機嫌さが露になる。]
“犯人”とするなら 余程お前のほうが似つかわしいように思うがね。
[やはり上から目線の物言いだ。 からかうように肩を突かれ、一層きつく柳眉を寄せる。]
(44) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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俺は…ッ! 俺じゃない!
[取り乱して頭を振り、廊下に響くほど叫んだ。
しかし、使用人は言う。 犯人と疑って此処を訪れたのではなく、事実を告げにきたまでと。その顔も、男同様に、青褪めていたが。]
そ、そうか……… はは。 いや、取り乱してすまない。
[一睡もせず血走った目に、焦燥が混ざる。 それは、林檎を失ったことではなく、屋敷が狂犬によって包囲されているという、事実。 世界から隔絶されているという事実から。]
( 畜生―――! )
[心の底から使用人を罵倒して、部屋を後に、走り出した。 草臥れたスーツの内側で、ペーパーナイフが冷たく、重い。こんな物でも、持っていなくては不安で堪らなかったのだ。
そうして、壇上の主を失った広間に辿り着く。]
(45) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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"――――――…見ていた。"
例えば自室をそっと抜け出した、赤い蝶を携える少女。
例えば人の気配のない大広間、闇夜に紛れた一羽の烏。
(*24) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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"蛇"は警備を誘惑し、甘い甘い毒を盛る。
きっと哀れな被害者は、今朝には何の記憶もない。
舞台さえ整えれば、劇が始まると知っていた。
(*25) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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