108 麻雀邪気村-second season-
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―――美しい。
[美しさだけを追い求めたかの鳥は、確かに自由自在に……とは言いがたい、縛られた存在。 しかし此処、Seven Liliという籠《ハウスルール》の内では、その美しさは確かな価値を持つ。 主人《グロリア》の眼鏡に叶う……一つの究極。]
(@19) 2013/01/01(Tue) 22時頃
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ケレン味ね。 その点は認めるところだが、な。
[同じ美しさでも、自分が求めるものは洗練され、完成された機能美。手広く高く、淀みなく構えられた手役こそ至高と考えている。 しかし、無論聖戦《ジハード》に参加していない人間が、戦場の人間の哲学に物言いをする立場でない事ぐらいは、わきまえてはいた]
――――役満か。これは、一段と派手な勝負になりそうだな。
[グロリアの裁定に>>@18予想していたように言葉を発し、再び椅子に腰かけた]
(@20) 2013/01/01(Tue) 22時頃
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ばッ……
―――ざけんな!! そんな役満ありえねえ!
[店主《カモ》がいくら叫ぼうと無駄な事。 此処は自分の店《サンクチュアリィ》ではない。]
……ちッ……
本調子が出ないだけだ。 点棒貸した事、後悔させてやるぜ。
[>>33貸しを作ってしまった事に苛立ちを覚えながらも 王子は再び、奈落へ堕ちる道を辿る――――]
(@21) 2013/01/01(Tue) 22時半頃
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――見苦しいわ。紅孔雀はれっきとした古役。箱割れ≪とばされ≫なかっただけでも感謝なさい。
それに、混一も混老頭もあるあの局面で索子を切った貴方の責任だわ。
[ナンシーは叫ぶ店主≪カモ≫を諫めると(>>@19)。 しかし、うっすらと笑みを浮かべる]
(34) 2013/01/01(Tue) 22時半頃
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それにしても、紅孔雀≪クリムゾン・マハーマーユーリー≫を使うとはね。 あの店主≪ザル≫相手とはいえ、なかなかやるじゃない。
[相手への賞賛の声は惜しまずに。]
(35) 2013/01/01(Tue) 22時半頃
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あれっ? あんまり効いてない……がんばったのに、なぁ。
[>>27余裕が残る男に、むっと頬を膨らませた。 歪む笑顔は少女には見えなかったようだ。]
おねえさんもまだまだ余裕なの?
焼き鳥《ファイヤーバード》になったら 不死鳥《フェニックス》には生まれ変われないよ。
[>>26南に置いて力を発揮するその真髄を知らず 無垢な少女は、首を傾げ忠告を洩らす。]
(36) 2013/01/01(Tue) 22時半頃
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王子様《プリンス》。我々はふざけてなどはおりません。貴方様も自身の聖域《サンクチュアリィ》を持つ身―――お分かりでしょう、この舞台《ステージ》はこのように創られているのです。
[声を荒げる王子《カモ》>>@21へと向ける視線は些か冷たいもの。 言うなれば"音楽性"の違いと理解している紳士《ジェントル》>>@20とは程遠い反応に、僅な警告]
……貸し、ですか。ふむ――
[彼のトビを先伸ばしにした神の娘の判断にも、思うところはある。 斯様な無様を晒す者が舞台に残る等―――と。しかし、それを主人《グロリア》が許すのならば、執事《バトラー》は従うまで]
(@22) 2013/01/01(Tue) 22時半頃
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『――――お菓子のように甘いんだね。
あんな王子《カモ》、早く落としちゃえば良いのに』
[紅く輝く神々しい姿に疼き、またしてもペンダントから 黒い闇が現れ―――少女の声を奪い、呟く。]
(*5) 2013/01/01(Tue) 22時半頃
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[ぴし――――ィッ]
きゃぁ―――っ…
[>>30卓《フィールド》を支配する紅の孔雀の圧力に 手にした紅茶は飛び散り、ペンダントにはヒビが入る。]
いきなり役満《ジ・エンド》…… なのに、点棒を貸すだなんて。
[ハナと名乗った娘を見やり、胸に手を当てる。 鼓動が早くなっているのが分かった。]
(37) 2013/01/01(Tue) 22時半頃
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[ナンシーの賞賛の言葉に、微笑んで返す。]
ありがとう。 紅孔雀≪クリムゾン・マハーマーユーリー≫は好きな手役の一つだから認められて何よりだわ。
貴方も、そろそろ南十字《サザンクロス》が輝く頃じゃない。 その時はどんなモノを魅せてくれるか、今から楽しみだわ。
[彼女の異名の通り、強さが発揮される南場まであと少し。 無論、負ける心算など無い。 ただ純粋に楽しみと言う風情だったのだ。]
(38) 2013/01/01(Tue) 23時頃
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あら、もちろん。 甘い相手《カモ》だから生かすのよ。
ぎりぎりまでね――
[貸しとは言え、点棒の移動は発生する。 それならば、搾れるだけ搾り取ってしまえばいいのだから。]
(*6) 2013/01/01(Tue) 23時頃
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確かに、あの局面で索子《バンブー》を切るのは無謀というより、愚昧だが。
なるほど……
[じっと、ナンシーの方を見つめて、何かを吟味している様子だ。 白雪姫(>>37)のペンダントに罅が入っているようだが、然ほど動じた様子もない。
この程度の覇気が卓上《クォドラティックテーブル》に満ちるのは、このレベルの勝負では日常茶飯事なのだ]
(@23) 2013/01/01(Tue) 23時頃
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/* ダブロンとかやりたいなー
とふと思った
(-28) 2013/01/01(Tue) 23時頃
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『ぎりぎりまで……? 生かして、泳がせて―――…
絶望《デッド・エンド》を見せてあげたいなぁ。』
[楽しそうな笑い声は、もはやいたいけな少女のものでなかった。]
(*7) 2013/01/01(Tue) 23時頃
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― 東4局 ―
……もっと、見たいな。 皆がどんな手を使ってくるのか。
[ぽつり呟き、そっと河に置いた一打目の牌。 しかしそれだけでは終わらない。 白い指の先で、強く回転を加えた]
[―――――ギュゥォォオオ オッ]
“二つの刃《ダブルリーチ》” ―――なら、どうかわすのかな。
[河の牌からは、しゅぅう、と煙が上がっている。
そう、姫はどこまでも自由気まま。 型にはまらず、楽しんで打つのみ。]
(39) 2013/01/01(Tue) 23時半頃
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[無血革命家《ピースメーカー》の早業。 そして卓上の白雪姫《ホワイト・プリンセス》の72個の筒子《ソロモンの毒林檎》。 さらには紅孔雀《クリムゾン・マハーマーユーリー》にも静観を保つ。 マフラーに下半分を隠された表情に動揺は浮かばぬまま、ただの一つのポン《鳴き声》すらも無く。 卓《バトルフィールド》の上に満ちてゆく心地良い闘気に身を任せる。 自ら流れを作る必要などはない。 ただ、穿つ瞬間を間違えさえしなければいいのだから]
(40) 2013/01/01(Tue) 23時半頃
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/* こいよ オスカー!!!
(-29) 2013/01/01(Tue) 23時半頃
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/* >>40 ソロモンと毒林檎は特に関係ないだろww
(-30) 2013/01/01(Tue) 23時半頃
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[――タァン!]
ツモ。《アブソリュート・ゼロ》
(41) 2013/01/01(Tue) 23時半頃
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/* wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-31) 2013/01/01(Tue) 23時半頃
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/* 絶対零度《アブソリュート・ゼロ》wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-32) 2013/01/01(Tue) 23時半頃
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[滑らかにパタパタと音を立てながら倒されていく牌。 さながら歌わぬ鳥《サイレンス・セイレーン》が沈黙を破り、歌声を奏でるがごとく。 そこに示されているのは白《ホワイト》の中に緑《グリーン》の色彩のみ]
緑一色《オール・アイス・グリーンランド》
[鳴き声をあげるのは、最小限で良い。 それが忍び寄る氷の世界《サイレンス・ブリザード》たる所以]
(42) 2013/01/01(Tue) 23時半頃
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[ゴォオ――――――ッ!!]
まさか……っ!
[>>41氷の世界《サイレンス・ブリザード》 より構えられる銃は、二つの刃をものともせず 静かに、正確に点棒《ハート》を撃ち抜いた。
その衝撃で、点棒は舞い踊り ―――見事に彼の手元へと落ちる。]
私の刃をかわして、そんな―――… 緑一色《オール・アイス・グリーンランド》を…っ
[>>42それまで沈黙を続けてきた彼の歌声《覚醒》 また、ペンダントに亀裂が深く刻まれた。]
(43) 2013/01/01(Tue) 23時半頃
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やるじゃない、貴女。 漆黒の衣装に相応しい絶対零度《アブソリュート・ゼロ》からの、緑一色《オール・アイス・グリーンランド》
[そう言うと点棒を払った。 尤も、先程役満を上がったのだからそこまで痛手では無いが。]
(44) 2013/01/01(Tue) 23時半頃
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――――東四局。東場はこれで終わりかしら? これからは南場。あたしの局≪じかん≫よ。
[東から南へと風を翻す。]
(45) 2013/01/02(Wed) 00時頃
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―東4局―
[白雪姫はまたも、屈託なく仕掛けてきたようだ>>39。卓という名の戦場に、硝煙のような摩擦の煙が上がる]
ダブリーとは、自信満々な… ベタオリを誘発する局面ではないし、ツモ上がりを十分狙えるほど揃っているのか、その役は…
[卓にはその人物の人生そのものが出る。いかなる打ち手と言えど、自らの美学、思考原理から無縁ではいられず、故にそこに癖が必ず生まれる。
この天真爛漫な様子の彼女は、果たしてどのような打ち筋を持っているのか。
それをじっと考えていたが、あらぬ方向から声がした]
――自摸(ツモ)?
(@24) 2013/01/02(Wed) 00時頃
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/* ナンシーさんくるでwwwwwwwwwwwこわ
(-33) 2013/01/02(Wed) 00時頃
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16,000点。まくるには丁度いいくらいだわ。
[南場の地力に関しては自分でもわかっている。あとはどれだけまくり、どれだけ突き放せるか。ナンシーにとってはそこが一番大事な事で。]
(46) 2013/01/02(Wed) 00時頃
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/* もしかして:点数計算してない
(-34) 2013/01/02(Wed) 00時頃
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―――――なん…だと……?
[あまりに予想外の領域からの声に、一瞬茫然とした。 どのような打ち手であるか、わかっていたはずなのに、意識の外に外れていた。]
バカな……緑一色《オール・アイス・グリーンランド》? 紅孔雀《クリムゾン・マハーマーユーリー》ほどではないとはいえ、これも十分に華拳繍腿……
アメリカ共がただ見栄えの良さだけで拵えた役、狙おうとして狙えるものではない… いや、それよりも!
(@25) 2013/01/02(Wed) 00時頃
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