8 DOREI品評会
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買った奴隷をどうされようと、それは私の知るところではないし、止めもしないわ。 あのまま変わらない姿でも、それはそれで面白そうだけど。
狂ったのだとしても、「変わった」ことには変わらないでしょう?
[ふふ、と笑みを浮かべて答えた]
(*12) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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[墨色の髪の男のねっとりとした視線は滑っただけなのに、絡みつく感じさえした。 それは、自分の裡からくるものがそうさせたのかもしれない。 ふるっと首を振って揺れるこげ茶の髪が見つめたのは、金色の髪の女性客。]
満足、できていますか?いませんか?
[意を決して尋ねる。求められたなら従い、 そうでなければ、清められに控え室に戻る]→控え室?
(42) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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[ルーカス>>39の声を聞いて男は哂う]
無いな。 この品評会にかけられた時点で 存在は世界から抹消されたようなものだろう?
[同意を求めるのは 館の主へ。また来るよと最後に礼は欠かさない。 またヨアヒムも自信ありげに頷いた。 これだけの金が長く動き続けている場所、そのあたりはぬかりが無い] >>41 ああ、有難う そういう時は末永くお幸せに、だね。
[男は声だけをかけた]
(43) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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―― 舞台の隅 ――
……着方が分からない。
[リボンだけを纏った少女が、並べられた衣装の前で立ち往生している。 可愛らしいドレスに心は動きそうになる、が、理性を試すように普段着慣れているような三つ揃えのスーツ、クラシックなデザインのジャケット等もあった。]
…………っくしゅ。
(44) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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[帰ってきた返答に、苛立ちを隠さないまま歩き出す。 裾を踏むなんてヘマはしない。 流石にドレスでの振る舞いに慣れているわけではなかったが]
『必要ない』
[だったら馬でも寄越されたほうがよっぽど気が紛れる。 自邸で買っていた馬は今頃どうしているだろう。 そんな事を思うと、少しだけ睫毛が影を作ったけれど]
(45) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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>>39 あら。私は一介のメイド兼子守ですわ。 ちょっと中東方面に縁があっただけの。 残念ながら、「私もそれ以上のことは存じ上げませんのよ」。
[翡翠色のマフラーをひらひらと弄び、笑う。 その手の作戦、或いはお家騒動を外に漏らすほど、「彼ら」も間抜けではないとは思うのだが、まあそれはそれ。道楽だけが生き甲斐の、一介の貴族なぞに教えてやる筋合いも特に無かった。]
(46) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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― 舞台上 ―
[檻の鍵が開けられて、金目の青年が連れて行かれる。 手荒ではあるが、危害を加える様子でない事に一先ずは安堵した。]
…、…え?
[そして、灰青の男の部屋へ呼ばれた事に、瞬きをする。 募るのは警戒心。
漸く身体の震えがマシになった頃、同じように私も舞台から連れ出された。 その際に希望の衣装はと聞かれたが、ふるふると首を振って不要だと告げる。 だが、ふと思い出して、許されるなら身体についたものを拭うタオルと、替えの下着が欲しいと頼んだ。 それが用意されたかどうかは、さて。]
(47) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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― 少し前 舞台 ―>>39
てめぇにとっての良いことが こっちの良いこととは限らないだろうがな。
[買われた男を思う。買った男を思う。 そして、再度―――自分の立場を 認識する事となる。
だから、その後一度言葉は止まってから]
…いらねぇ。
[食事も着替えも自分には不要だ。 他に必要な人が明らかにいるはずだ。]
話、ね…。
[嫌だと断っても、連行されるのが解っていることだ。]
(48) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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No5の上の口は本当に縫い付けてしまった方がいいかもしれないね? 余計なことを喋られると困るだろう。
ま、その辺は買う人にお任せしておくよ。 逃がしたりするような面子はいないと思うしね。
(*13) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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[夫は亡くしたと言う夫人が望むものは? 傷付ける事は望まないと言う。楽しいステージ? 金髪の紳士然として、薄笑みを崩さない男も見る。グロリアと髪色が良く似ているが、ただ似ているだけかもしれない。引き上げて行く黒髪の客を見る。 視線は扇で口元を隠したグロリアに戻り、]
あんた。 本物の女王様に見えて来た ぜ。
[彼女が笑っていない事など知らない。拘束がないのだから、だから──と。縋るように手を伸ばす。否、抱き寄せようとするように、手を伸ばす。]
──くッ
[頭が真っ白になる。最初に扇を持った手の甲に触れたときのように触れられる気がしない。下男達に止められるのかもしれない。殴って控え室へしょっぴかれるのかもしれないが。]
(49) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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ああ、私も一度部屋に戻るわ。冷えたデザートを用意してくださる?
後飲み物も、それに合うワインを頂戴な。
[ネイサンへと声をかけた。
リボンを纏った少女がこちらを見たのに気づく。 くしゃみが聞こえて、くすりと笑った]
(50) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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ま、カボチャは用意できないんで 普通に車で移動することになるよ。
こっちだ。
[翡翠に少し影が見えたが、男には関係の無いこと。 手招くようにして舞台から姿を消した*]
(51) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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>>43 ええ、それでは。 「末永くお幸せに」?
(せいぜい窓の戸締まりには気をつけてね。憐れな貴族様。 「ここ」が安全なのは、貴方にとってもアタシにとっても幸運だわぁ。)
[ひらりと身を翻し、次に着る服を選びに移った。]
(52) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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[グロリアの頬笑みと目が合った時。 その手にしていたのは、瞳と同じ深いボルドーを基調としたワンピースの袖、だった。]
(53) 2010/04/06(Tue) 01時半頃
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