124 Acta est fabula.
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満足とか、そう言う事じゃない。 泣きなさいと言ってるわけじゃないわよ。
どうして笑ってるの? ってきいてるの。 [彼も、おかしくなってしまったのかと眉が寄った。 意見を求めるようにチールーを見たが]
……みんなに、知らせてくる。
[そう言うと壁に手をついて立ち上がる]
(40) 2013/06/06(Thu) 15時頃
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―回想―
[広間でブローリンとチールーが戻るのを待つ間。 ミッシェルの眼差しと声>>1:62にふっと眸が細くなる。]
私は大丈夫。 ベネットはかなり滅入ってるみたいだけどね。
[泣いてたという彼女を案じながらも 何かに耐えるようにぎゅっと拳が握られた。 手のひらには薄っすらと小さく残る赤い爪あと。]
ミッシェルこそ。 無理はしないでね。
[少しだけ年上の彼女はミルフィにとって 己の道を選び歩んでゆく眩しく感じる存在だった。]
(41) 2013/06/06(Thu) 15時頃
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[ちらほらと出入りがある広間。 少し前までなら姿が見えなくなれば また何かあったのではという不安が付きまとっていたが 霊能者を名乗るものの言葉に終わったのだと思っていたから 過度に心配することはなくなっていた。
ブローリンの作ったオニオンスープと チールーの作ったパンケーキをゆっくりと味わうように咀嚼する。 近くあるベネットに時折視線を投げるのは 無論、ちゃんと食べてねという無言の訴えであった。
食事の後は片づけを軽く手伝い、部屋に戻る。 幼馴染であり薬の知識に長けたサイラスにもらった包みを 寝台に潜る前にのんだその夜はミルフィにも深い眠りが訪れた。]
―*回想了*―
(42) 2013/06/06(Thu) 15時頃
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―朝―
[集会所の一室で深いまどろみから目覚める。 窓から外をみれど相変わらずの暗雲と雨音。 降り続く雨にまだ村を出られぬ事を理解し溜息が零れた。]
もう皆おきてるかな。
[正確な時間は知れない。 薬の影響で少しばかり気だるさの残る上体を起こして 寝台からおりる。]
――…サイラス。
[居なくなった彼の名をぽつと呼べば 名を呼び返す声とその笑顔が脳裏を過ぎるのに 記憶の中にしかいないその存在は酷く遠い。]
(43) 2013/06/06(Thu) 15時頃
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笑うしか出来ないから。
[答えは簡単に、口からこぼれた]
それ以外の何があるっての? こんな状況で笑ってる理由、それ以外にあったら、そいつは頭のいかれた奴だ。
[はっきりと言い切る。立ち上がるのに手は貸さない。ただ見守るだけ。 彼女も狼かもしれない、彼も狼かもしれない。手を出す必要はどこにもなかった。]
気が狂ったとでも思ったんならそりゃ残念。 俺は正気だ。
正気で、誰が狼でも、殺せるように、考えてる。
わかってんの、あんたたちもだよ。 あんたたちも、俺は、狼なら、殺さなきゃなんねーの。 他の誰でもな。
ちゃんと、終わらせたいんだ。終わらせなきゃフィルがかわいそうじゃねーか。
(44) 2013/06/06(Thu) 15時頃
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[シビルの部屋と、それからブローリンの部屋を。ノックをして、返事があればベネットが襲われたことを告げる。 取り乱さずにすんだのは、シメオンの態度に腹が立ったことが大きかった。
ミルフィの部屋も同じようにノックしようとして、迷う。 けれど黙っていてもいつかはばれるだけだ、と、小さくノックした]
ミルフィ、起きてる? ……あのね、落ち着いて、聞いて。 ベネット、が、大変なの。
[襲われた、死んでいる、そのどちらも伝えるに忍びなくて、言葉を変えた]
(45) 2013/06/06(Thu) 15時頃
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――そういうわけだから、ナイフ取ってくるわ。 折角、家に置いてきたけど。
[そう言って、反応は待たずに外へと出ていく。 傘なんて差しはしなかった。 自宅へと戻る道のりも、慣れたものだった。**]
(46) 2013/06/06(Thu) 15時頃
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[部屋の前を去る前、シメオンの言葉に向けたのは、寂しそうな顔]
そんなこと、今更わかってない人なんて、ここにはいないわ。 でもね、今までと違うことが一つある。
……狼を殺せたかどうか、もうわからない。
[何人、それとも全員。 誰が狼なのか、もうわからない。明日には、自分もベネットと同じように襲われているかも知れない。
そう思えば、彼のように笑うことも、泣くことも、もうできなかった]
(47) 2013/06/06(Thu) 15時半頃
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[思い出に浸るような時間。 現実から目を背けようとするかのように 時折浸りこんでは、何かのきっかけに浮上する。 今度も同じだった。 ノックが聞こえて、漸く再び動き出す。 寝台から離れ、扉を開けると其処にはミッシェルの姿があった。]
ん。さっき起きたとこ。
[身支度もろくに出来ていなかったから、 普段なら整えられている髪にも乱れがある。 どうかしたの、と聞く前に紡がれた言葉に息をのんだ。]
ベネットが?
[大変という言葉で死を連想はしない。 具合を悪くしたのかという、そんな軽い事件に結びつけるけれど ミッシェルの様子はそれよりも深刻に見えたか。 ふ、と過ぎる血の匂いに、ミルフィははっとする。]
(48) 2013/06/06(Thu) 15時半頃
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[杞憂だと思いたかった。 気のせいだ、錯覚だ。 そう信じようと思うのにフィリップの最期が思い出された。 終わったはずなのに自ら命を経った存在。 どうして、という疑念は心の底に沈めていたのに――]
大変、って。 え、……違う、よね。 そんなこと、ない、はず。 終わったはずだもの、もう大変なことなんて……
[動揺するように不安がくちびるから零れた。]
(49) 2013/06/06(Thu) 15時半頃
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[出てきたミルフィは今起きたばかり、といった感じに見えた]
もっと、ゆっくり眠りたかったかも、だけど……。 うん。
[ベネットの名前に頷くと、彼の部屋の方を振り返る。もうシメオンの姿はそこにはなかった。 ミルフィが行けるように、扉の横に身体を避けて]
……終わってない。
(50) 2013/06/06(Thu) 15時半頃
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/* あれぇみんな昼にいr
おいちゃん後で頑張って追いつくよ…。[今から帰る]
(-15) 2013/06/06(Thu) 16時頃
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[ミッシェルが身体をずらせばその向こうにベネットの部屋が見える。 彼女の言葉に、不安が形を結ぶような感覚を覚えた。]
終わってない?
[信じられないというよりは 信じたくないといった響きで彼女の言葉を繰返し ミッシェルを見詰めてみるが不安を消せる気配はなく]
――…や。 ベネット……っ!
[薄手の夜着のまま髪を整えるのも忘れて ミッシェルの傍をすり抜けベネットの部屋へと駆け出した。]
(51) 2013/06/06(Thu) 16時半頃
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[仮令誰かに止められてもミルフィの足は止まらない。 小柄な女はするりと隙間をぬうようにしてベネットの傍に駆け寄る。 室内は噎せかえるような血のにおいが鼻につく。 う、と込み上げるものは口許を押さえることで遣り過ごし 赤く染まる幼馴染の傍らで膝を折り、その身体に触れた。]
ベネット。 なんでよ、一緒に村を出るんでしょ? なんで、終わってないなんて、うそ。 ――… うそっていってよ、ベネット
[たちの悪い悪戯であればよかったのに。 それは覆らぬ事実としてミルフィの前にある。 ついた膝と夜着の裾はベネットの血で染まっていた。 あたたかかったその手からもぬくもりは消えて すがりついた彼の身体からは生の気配は伝わらなかった**]
(52) 2013/06/06(Thu) 16時半頃
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/* やっと箱前ただいま。
傷口の詳細書かれてないから、好きに喰って良いのかな。 そんなグロ描写する気はないけども。
さて、自覚タイミングをどうするかが問題だな。 もう一回襲撃出来たら自覚、にしようかと思ってたんだけど、今でも良いかもなぁ。
(-16) 2013/06/06(Thu) 17時頃
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/* あと襲撃のことを考えて、起きたらZENRAも考えたんだがあまりにも過ぎるかな(
(-17) 2013/06/06(Thu) 17時頃
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/* くっ、場所明記無しで行こうと思ってたが、流石に無理っぽいな。 無念。
(-18) 2013/06/06(Thu) 17時頃
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[ミルフィの問うような響きに答えられず、視線は下に落ちる]
……。
[ベネットの部屋に駆け込んでいくのを止めることもできなかった。 ミルフィが縋って泣くのを、ゆっくりと歩いてきて戸口から見る。
彼女がひとしきり落ち着きまで、腰を落として*そこにいた*]
(53) 2013/06/06(Thu) 17時半頃
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─ 昨日/広間 ─
[チールーと共にトレイを広間へと運んで、待っていたミルフィや問うて来たシメオンに食事を勧めて、男も食事を口にした。 概ね好評であるらしい様子に男の口端が軽く持ち上がる。 食べることが出来ていることと零れた感想は、見聞きしていて気分の良いものだった。
食事を平らげ器を片付ける際、遅れてやってきたシビルが礼を向けてくる>>15のにも口端を持ち上げて。 頷くように頭を動かした後、厨房で洗い物をしてから借りている客間へと戻って行った]
(54) 2013/06/06(Thu) 17時半頃
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─ 昨夜/客間 ─
[雨音のみが響く客間で、被っていた帽子を右手で外す。 猫毛のブロンドが帽子と共に持ち上がり、帽子が完全に離れると柔らかな軌道で元の場所へと落ちた]
……………
[サイドチェストの上に帽子を置き、着替えもせずにベッドへと仰向けに転がる。 もう怯えずにゆっくり休めると思うと、すぐさま睡魔が訪れた]
……─── ヴェラ師匠 ──
[慕っていた人の名。 人狼だった者の名。
眠りに落ちる刹那、前髪の奥で雫が一つ、ベッドへと零れ落ちた*]
(55) 2013/06/06(Thu) 17時半頃
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─ 翌朝/客室 ─
[雨音響く中での目覚め。 男はうつ伏せた状態で目を覚まし、前髪の奥で眉根を寄せる。 全て終わったはずなのに、昨夜見た夢は赤に彩られていて。 それは男に最悪な気分での目覚めを齎した]
………………………
[無言のままで起き上がり、着替えるべくシャツに手をかける]
(56) 2013/06/06(Thu) 18時頃
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[男は何故自分が裸で横になっていたのかが解らなかった。 昨夜は確か、着替えるもままならず睡魔に襲われ眠りについたはず。 不可解な現象に首を傾げながらも、思い起こすのは昨夜見た夢。 妙に現実味を帯びた夢だった。
目の前に広がった紅い海。 その中に斃れる一人の男性。 獣の傷跡。
それらは何度も見てきた光景ではあった。 否応なく見てきた光景だった。
こびり付いた記憶は安寧を許さないとでも言うのか。 あまりの気分の悪さに、男は無意識に深く溜息をつく]
(*2) 2013/06/06(Thu) 18時頃
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[緩慢な動きでの着替えの最中、雨音に混じり扉をノックする音が響いた>>45]
…… 起きている
が、 着替えの最中だ
急ぎの用なら そのまま
[着替えの手は休めずに、扉越しに話を聞くと伝える。 扉越しであることと、雨音が声の邪魔をしたが、告げられた内容はしっかりと男の耳に届いた]
────!!
…… 着替え終わったら 直ぐに行く
[信じられない内容だった。 その目で確かめるまでは、実感も湧かず。 着替えの手を早めながらミッシェルへと返した]
(57) 2013/06/06(Thu) 18時半頃
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[扉から気配が離れた後、着替え終わった男はサイドチェストの帽子を手に取り、頭へと被せる]
……… どういう ことだ───
[困惑を宿しながら廊下へ出ると、告げられたベネットの部屋へと急いだ]
(58) 2013/06/06(Thu) 18時半頃
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[シメオンの声が聞こえ、その気配が近づいた時も>>27 男は立ち尽くしたまま、振り向かなかった。 笑い声が、その叫びが、戸を打つ音の喧しさが 耳を突いても、なお。
それは冷静さを取り繕う為では無く、 そんな余裕も無い程に茫然としていたため。]
そう、だな。 人狼はまだ、生きている――処刑せねば、な。
[彼からそう一方的に告げられた時に>>29、漸く、 自分が狼か否かは告げぬまま、小さく呟いた。 それでも、シメオンのひきつった笑みに 顔を向けることは無く。 無表情を通り越して、凍り付いた男の表情も、 きっと彼には見えていない。]
(59) 2013/06/06(Thu) 18時半頃
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[それから現場に来たミッシェルにも、振り向かなかった。 崩れ落ちた姿>>34に差し伸べられる手も持たぬまま。 シメオンとの言い合いにも、口を挟む余裕は持てなかった。
彼からフィルの名を久しぶりに聞けたことにも>>39、 その声の小さな震えにも、瞬き一つ、できなかった。 そんな彼がナイフを取りに外へ出ていくのを、 止める理由も、持ってはいなかった。]
あぁ。頼む。
[ミッシェル>>40の視線を受けても未だ顔を向けられぬまま、 知らせてくる、という言葉に、頷くでもなく是を返す。 如何してシメオンがこんなにも笑っているのか、 それは彼自身がこの場で答えていて――。 この時この場で、男が思うところを述べることは無かった。]
(60) 2013/06/06(Thu) 18時半頃
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/* 一応狼示唆のつもりではあるが>>56 分かったら凄いと思える曖昧っぷりではなかろうか。
(-19) 2013/06/06(Thu) 18時半頃
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[男の脚は動かない。 それは現状を全て受け止めようとしていたからであり、 死んだ彼の幼馴染にも、その死が突きつけられる、 その重さが胸の内に過ったから。
報せを受けて部屋に駆けてきたミルフィの声>>51。 ほんの少しだけ、遮るように手は動いていたが、 触れることはできないまま。 ベネットに駆け寄り、血染めのまま彼に呼び掛ける姿も 言葉無く見詰めることしかできなかった。]
――――…
[ここで漸く、落ち着いた表情を取り戻した。 今のミルフィの姿を見て、己が確りせねば、と思った故。 死者の前に居る少女にも意識を向けながら、 男は、戸口の方に居たミッシェルに振りかえった。]
(61) 2013/06/06(Thu) 18時半頃
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――正直、今のシメオンは危ういと思っている。 笑うしか出来ないやつに、冷静さがあるとは思えんさ。
[話し出すのは、さっきミッシェル>>40に答えられなかったこと。]
確かに、この中の誰が人狼かなど 俺たちに見極める術がある訳じゃあないが。 あのままだと、本気で全員皆殺しになりかねない。 そうなることは避けたい、が――。
[そのうちに、ブローリン>>58の姿も見える頃か。 怖れられ、疑われさえする程の冷たい無表情。 今のチールーの面持ちは、まさにそれだった。]
(62) 2013/06/06(Thu) 19時頃
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/* 霊能フィルがシメオンを庇ったんじゃね?という説も浮かんでしまったけれど ちょっとptのこともあるし、一旦待とう。
(-20) 2013/06/06(Thu) 19時頃
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