212 Dark Six
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ルゥ、ルルルル・・・ 《量は多そうだよ。》
[白い月>>10が見える。さて此処は何階だったか。 自分への多少の負傷はもう構わない。チャールズを外に連れ出すことだけを考える。]
はっ、つつつ……ッ
[ごろごろとしながら、人型をとる。 しゅうしゅうと煙だか音がする。火脹れは痛いし、高熱で炙られた腿の傷も痛い。更に言えば、背中には槍の破片がざくざくと刺さっている。これも吸血姫の意思で動いたりするのだろうか? 転がりつ再度完全獣化をし、]
グルル・・・ 《ちょっと、我慢してくれるかい、チャールズさん。》
[チャールズの脇腹辺りを見る。何なら、首根っこでも良いのだが。]
(163) 2015/01/20(Tue) 22時半頃
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[最短距離での撤退。 吸血姫の指先>>162、追撃する気が無いと思う筈も無く。]
ルゥ! 《任せて》
[有無を言わせずチャールズの脇腹辺りを軽く噛み、チャールズの体をぐいっと持ち上げると、「戸口」では無く「窓」へ向かって駆け出す。 窓へと、体の側面をぶちあてて身を投げ出した。 破砕音。月光に舞う粉々に砕かれた硝子。そして、]
(168) 2015/01/20(Tue) 23時頃
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[落ちる、落ちる、墜ちる――――――…]
[脱出が成功すれば地面が近づき車のボンネットに墜落を。 その後は一路、教会へ戻ろうとイワンは考えていたが*]
(169) 2015/01/20(Tue) 23時頃
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馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/20(Tue) 23時頃
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/20(Tue) 23時半頃
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[雪色の毛並みは、今は酷く荒れている。 背中の槍の破片は後でひとつずつ手で取るしか無いだろう。 チャールズの促し>>170に従い、彼を降ろした。]
クゥ・・キュー、クゥン 《ごめんね、これが一番早かったから。》
・・・クルル
[「覚えてなくて、ごめんね」ともう一度伝えようと思ったが、あまりに沢山の出来事が一度に起こり過ぎた。イワンにも、整理の時間が必要だ。結局、囁きにはせず、帰路は殆ど無言だったが、]
《……司祭様だったら、記憶を取り戻せたのかな。》
[ぽつり、それだけ囁く。ともあれ、程なく教会へと。*]
(172) 2015/01/20(Tue) 23時半頃
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イワンは、ミツボシが居た本部を一度だけ振り返る。空には煌々と白い月が輝いていた。
2015/01/20(Tue) 23時半頃
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[闇は深く夜は深く、狼の耳に聞こえるのは低位吸血鬼や眷属達の声…動き…、ざわざわとする。チャールズを守る様に、一時も傍を離れずに。襲い掛かる影があるなら迎え撃つつもりで。]
(……………。)
[結局。結局、多過ぎる。多過ぎるのだ、考えることが。 慈悲を、なんて言えない。心の中ですらどんな言葉も形には出来ない。 だから、チャールズの為に、彼の心の平穏をのみ、祈る。 だが祈ったとして、…どうだったのか。]
(僕に、祈られて………。)
[しゅんと尾が垂れる。傍らのチャールズを見上げる。 足を引き摺っているなら乗せてあげたいけれど。…、自分の脚はじわじわと再生していっている。火傷も少しずつだが、痛みが弱まって来ている。背中の破片は早く取らないとならないけれど、今はそこだけ残して傷が塞がるが侭に任せる。]
[また、尾が垂れた。元気は全然無い。]
[そのうち、元気は出るだろうけれど、どうしても今は尾が垂れる。黙って冬芽色の双眸を向けていたけれど、此方にチャールズが気付きそうな気配がすると、視線を逸らした。辺りを見ていますよというような顔をして。**]
― →教会 ―
(176) 2015/01/21(Wed) 00時半頃
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/* これ犬や!
(-47) 2015/01/21(Wed) 00時半頃
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馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/21(Wed) 01時頃
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― 教会移動中 ―
ウォン 《うん。》
[その時だけは、嬉しそうに尻尾を揺らした。 より多く、生きる人を救う。此方を欠片も見ず、前を見る眼差しに、チャールズの強さを感じた。弱く見えもしたけれど、やっぱり強いんだと。 尊敬と親愛を篭めて、小さく吼えた。**]
(178) 2015/01/21(Wed) 01時頃
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