179 仮想現実人狼―Avalon―
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そうですね……、
[>>124フランシスカさんからの質問に、シロガネは振り向いて。]
……私がそれを最初に言うのはなんなので、それは後にしましょう。
[それだけ言って、シロガネは食堂の方へと歩き出した。]
(137) 2014/06/03(Tue) 20時半頃
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― サイモンの部屋 ― 〜少し前〜 [さんは要らない、というクシャミさんの方を見て。 何となくチアキを思い出し、首を振る。]
……いえ。
[とだけ言って、話を続ける。]
そうですね、痛かったと思います。 死ぬほど、痛かったのだろうなと。 ……なのに、可哀そうに。
[そう言いながら、丁寧な手つきで臓物を片付け終わる。]
ありがとうございました。お疲れ様です。 …それでは。
[と言って、丁寧にお辞儀をしてから。 シロガネは、調理室へと去っていった。]
(138) 2014/06/03(Tue) 20時半頃
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― 宿屋・食堂 ― [誰かそれに、着いてきた人はいたろうか。 シロガネは、食堂につけば。
端の席に座り、クロッシュの前で掌を合わせた。]
……頂きます。
[そう言って、黙々と食事を始めた。]
(141) 2014/06/03(Tue) 21時頃
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[投票をした後、シロガネは多数決で殺すと宣言をした。 ……だから、みんなはこう思うだろう。 投票が済むまでは、処刑は始まらないと。
それが――シロガネが、投票システムを見て思ったことだった。 油断をしている所をやれば、一撃で殺せるかもしれないと。
そして――。フランシスカに問われた時、彼女の脳裏に浮かんだ"処刑先"は。
――第一発見者、というのは推理小説の定番だった。]
(155) 2014/06/03(Tue) 22時頃
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[>>147トニーの姿を見れば。 シロガネは、少し意外そうに微笑んだ。 一人で食べるその姿は、寂しそうだったが。 トニーの姿を見れば、心なしか少し明るい表情を見せただろう。]
ええ、こちらに。 トニーには特製のフィレ肉を用意しました。
[そう、微笑んで。半月型の銀色を開けば、芳醇な香りとともに兎肉の料理が姿を見せるだろう。 トニーの分だけには、兎肉のソテーの中心にフィレ肉が乗せられていて。]
(156) 2014/06/03(Tue) 22時頃
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とっても美味しい、兎肉です。 お気に召して頂けるか、分かりませんが――。
[そう言って、シロガネは微笑んだ。シロガネの位置は、トニーとテーブルを挟んだ向こう側にいた。]
(159) 2014/06/03(Tue) 22時頃
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/* 殺ってしまうまで、カウントダウン開始です。 この死亡フラグを回避させられますか?
(-51) 2014/06/03(Tue) 22時頃
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……ええ、美味しいですよ。
[そう、言って微笑みながら。 シロガネは、テーブルを周り込むように。 トニーの椅子の後ろへと、歩いてくる。
――その足取りは、音を殺していた。]
(172) 2014/06/03(Tue) 22時頃
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[後ろ手には。カリュクスから受け取った短剣を逆手に握り。 そして左手は、初期ナイフを持っていて――。]
――。
[……足を、止めれば。 トニーの後ろで、その独白を聴いて。]
……どうして、戦わなかったのです。 現実と。
[そう、聴いた。]
(180) 2014/06/03(Tue) 22時半頃
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ここで聴いてしまうのが、マユミの若さ。 私なら、振り下してしまう。
(-56) 2014/06/03(Tue) 22時半頃
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[死の宣告をする役割は、辛かった。 ゲームだからと。 ――楽しんでやっているわけでは、なかった。
ただ。……きっと、そんな役割は。 誰だって、イヤだ。 誰かが嫌がるなら、私がそれをやればいい。 飼育係だって、学級委員だって、生徒会長だって。
縛られてばかりのマユミは、いつだって自由の兄さんが羨ましかった。
――兄さんはいつも、勝手ばかり。 楽しそうにゲームをやる姿が、羨ましくて。
本当はシロガネだって、ゲームをやりたかった。 優秀である役割なんて、私はずっと嫌だった。 そう、羨んでいて――。]
(192) 2014/06/03(Tue) 23時頃
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[少し芝居がかった口調で、トニーへと。 こう、語りだした。]
……戦わなきゃ、勝つことは出来ねぇんだ。 いいかい。誰かが戦ったから、今はあるんだ。 明日を生きる為には、戦わなくちゃ。
その為の力を、君は既に持ってるよ――。
[そう、言ってから。 シロガネは、トニーの首を刎ねようとするだろう。 カリュクスが兎の国を刎ねたように。
その台詞は、幼い頃に演劇で聴いたセリフだった。]
(194) 2014/06/03(Tue) 23時頃
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/* 大事な時に誤字ったorz
(-64) 2014/06/03(Tue) 23時頃
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……。
[吹き出る鮮血は、テーブルクロスを赤に染めた。 後ろから周りこむように切ったので、その血がシロガネを濡らすことはなかった。 トニーは、覚悟をしていたようだった。 その理由は、何故だろう。
そう思いながら、椅子から転がり落ちる少年を見下ろした。 一撃で、首を刎ね跳ばすつもりだった。 ……けれど、左手の初期ナイフが威力不足で。 苦しみながら死んでいく様子に、シロガネは申し訳なさそうにしている。]
……ごめんね。トニー。
[死の恐怖を前にする少年に、そう告げて。 血だまりに落ちた少年の前で、暫くシロガネは放心していた。]
(206) 2014/06/03(Tue) 23時頃
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[人を殺した感触は、ゲームと思えなかった。 こんなリアルは、求めてない。 嫌な感触だった。 手に残った赤の感触。 目の前で散る赤の飛沫。 鮮血の臭いが。 ただ、香る死の臭いが。 ヴァーチャルだとは、思えなくて。
――シロガネは、壊れたように微笑んだ。]
(208) 2014/06/03(Tue) 23時頃
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/* シロガネは1D30くらいのSAN値が減ったよ! 13
(-77) 2014/06/03(Tue) 23時頃
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/* 不定の狂気間違いなしだ……。
(-78) 2014/06/03(Tue) 23時頃
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[>>210その声は、聞こえていても。 シロガネは、反応しなかった。 ただ虚ろな目で、トニーの死体を見ては微笑んでいた。
そして、手に持っていた短剣を両方ともカランと落とした。]
(213) 2014/06/03(Tue) 23時半頃
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[されるがまま、シロガネは椅子に座る。 放心していて、目の前の様子には目を向けてはいても心が死んでいた。]
(222) 2014/06/03(Tue) 23時半頃
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/* 流石に16歳の精神では、耐えきれなかった。
(-85) 2014/06/03(Tue) 23時半頃
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[虚ろな微笑みは、何も映していなかった。
>>223誰かが来ても、反応せず。 >>225抱き寄せられても、されるがままで。]
(227) 2014/06/03(Tue) 23時半頃
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[ワンダさんの悲痛な声が、どこか遠くで聴こえる。
この手に残る、命を奪う感触が。 じわりとマユミの心を蝕んだ。
強く抱きしめてくれる、カリュクスさんの暖かさに。 気づけばシロガネは、涙を流していた。]
……。
[>>235その言葉を聴いても、シロガネは無反応で。 目で追うことも、なかった。]
(236) 2014/06/04(Wed) 00時頃
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/* 対ワンダさん戦は、どうなるかなぁ。 先の展開が全然読めない。
シロガネが、どうなるかは割と決まってるけど。 多重人格で「シロガネ」になりきって、「シロガネ」として振る舞うようになってしまう。
(-92) 2014/06/04(Wed) 00時頃
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