238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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――っ!
[羽が舞う>>311 紫電の中、突っ込んでくるのは勇気が要るだろうに。 その羽に絡みついた雷が、彼の翼の一部を散らすのを見て。 悲鳴をあげそうになったのを何とか堪える。
ああ、痛そう。やだ。やだ 早く決着をつけなきゃ。 はやく、はやく、はやく――……
その焦りは隙となったか。 掌底が繰り出されるのを避ける時間はない。
咄嗟に身を護るため放った紫電は彼を傷つけたか。 だが胸元に叩きこまれた一撃は、確実に酸欠を齎し。]
(317) 2015/09/13(Sun) 22時半頃
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ヵ、は……!
[泪がぼろり、と零れるが。 駄目、私未だ意識を失うわけには、しぬ、わけには。
追撃が来るやもしれない中で、 私が震える手で構えたポケットガン。 照準も何もかも無茶苦茶の其れを牽制の為に打つのは”実弾”
ぱぁん、ぱぁんと空に響く銃の音 さて弾の行方はどうなったろう。銃の、行方も。 取り上げられたかもしれないし、そうでないかもしれない。 彼を傷つけたかもしれない。狙いは外れたかもしれない。
でも、彼の一撃で霞む視界を有する身としては。 暫し現状を理解するには、時間がかかる。*]
(318) 2015/09/13(Sun) 22時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2015/09/13(Sun) 23時半頃
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[人を、撃った。大好きな人を>>353。 咲いた赤い花が、空に血の珠を散らし。 その事にまた一滴零れる涙。
このまま、追撃がくるってそう、思ってたのに―― そこには私の体を覆う、優しい腕があった。]
カイちゃん、なんで。
[なんで、謝るの。 なんで、攻撃しなかったの今。 なんで、抱きしめるの?]
(359) 2015/09/14(Mon) 00時頃
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[かたかたと震える銃口は、紫煙を吐いて。 細い煙は湿気に煽られ、昏い色を抱いていた。 追撃の構えをする彼に、再度構えるが。
――残りは実弾4発、紫電で5発。 実弾の方は替えが1セット分あるけれど、 装着に手間取るから実践中に補充することはできないだろう。 紫電の方は使い切れば耐え切れなくなった銃身ごと壊れそうだ。
眉を歪め、泣きそうになりながらも。 絶対後悔しないと、決めたから。 私は貴方に銃を、構える。
先に動いたのは何方だったか。私は貴方の踏み込む足に向け、 紫雷の弾を、打ち込もう。*]
(360) 2015/09/14(Mon) 00時頃
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白羽君も、麗亞ちゃんも。 無理はしないでね。
[呟く声は、ダメージもあってか少しばかり拙く。]
(*63) 2015/09/14(Mon) 00時頃
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