3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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[けふり。闇の中呑まれるように。 もがいてそれでも抜け出せなくて。
握りしめた赤い糸。その赤だけが視界に残る。]
(+60) 2010/03/07(Sun) 00時半頃
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探さないとな。 の―。
[壊れた魂 何もない空ろな体はずが、突き動かされたようにさ迷う]
(+61) 2010/03/07(Sun) 00時半頃
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探すの?
[>>+61どこからか聞こえてくる自分と同じ亡霊の声に問う]
さがしてどうするの?
(+62) 2010/03/07(Sun) 00時半頃
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ディーさん、ディーさん!
[名前を呼びながら、闇雲に走る。 強く蹴りだした拍子にまた、転んだ。 足がじっとりと闇色に濡れる。]
あは、痛くないや。
[幾度となく助けてくれた人は今、近くにいない。]
(+63) 2010/03/07(Sun) 01時頃
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>>+62 何を探す? 分からない。
[見つめるはケイト・グリフィズ]
(+64) 2010/03/07(Sun) 01時頃
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がう?
[舞う蝶には手を伸ばし、
だけど、すり抜けた。]
(+65) 2010/03/07(Sun) 01時頃
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[探す声が聞こえるから。 まだ、つながっているから。
必死で手を伸ばす。赤い糸の先へと。]
(+66) 2010/03/07(Sun) 01時頃
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やめろぉーーーーー!!
[それを叫ばせたのは何かは分からない]
(+67) 2010/03/07(Sun) 01時頃
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よ、っとと
[まだ走れる。 ずぶりと闇に埋もれた足を引っ張りあげ、顔を上げれば 糸の先に手が見えて]
……ディーさん!
[駆け寄り、その手を握り締める。 闇に飲み込まれたその先に居るのがディーンだとはわからない。 それでも必死に闇から助けようと]
(+68) 2010/03/07(Sun) 01時半頃
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[指先が触れる。しっかりと握りしめる。
闇が牙を剝く。 絆を食いちぎり、2人を引き離してしまおうと。 幾本もの腕が、メアリーに向かっても伸びた。]
(+69) 2010/03/07(Sun) 01時半頃
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鬼なんて。誰が決めたのでしょう。 望んで、なはずもない。 セシルはそれで苦しんでいたのに。
けれど、鬼を送らねば自分達が死ぬのなら、鬼として送るしかないのでしょうね。
[呟く声は虚空に響く]
(+70) 2010/03/07(Sun) 02時頃
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[握り返された手を離さぬように力を込める。]
だめ、やめて!ディーさん連れてかないでよ!!
[闇色が己の身体に伸びる。 肩に、腰に巻きついて握った手を離そうと蠢く。]
だめだ、ってば!
[おぞましい感触に涙が出そうになるのを堪えて 力いっぱい手を引いた。]
(+71) 2010/03/07(Sun) 02時頃
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鬼からすれば理不尽。
けれどそれは人にとっても同じ。 殺した側が傷付いていないはずもない。 いえ。生き残ればそれは一生苛むことになるでしょう。
殺したくて殺すわけではない。 生きるために。
だから私は。 ドナルド・バルビエーリの願を、許すことは。
[少し冷たい口調]
(+72) 2010/03/07(Sun) 02時頃
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がう?
[獣はわけがわからず、首を傾げた。]
(+73) 2010/03/07(Sun) 02時頃
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[巻き込んではいけないと思う。 この手を離せばきっと、メアリーは逃げられる。
けれど…たとえ闇に呑まれても共に居られるのならば幸せなのだろうか?]
……く……っ。 [握った手が滑りそうになる。]
(+74) 2010/03/07(Sun) 02時頃
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[目が霞む。 いくら引いても闇は彼を放してはくれない。]
やめ、て、よ……
[両手で包んだディーンの手を、祈るように己の額に当てる。 滑りそうになる手を握り返そうとして、足がもつれた。]
っやぁ!
[背中が闇色の底に叩きつけられ、意識が刹那飛ぶ。 それでも離さないと握った手が、微かに震えた**]
(+75) 2010/03/07(Sun) 02時頃
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[記憶。呑まれた、流れ出たはずの]
……。 もう私には関係のないことですが。
[闇から聞こえる他の声。 知っている。けれど心はもう震えない。
闇が魂と同化していく。
――傍に。 願ったこと。口にはしなかったもの。 「彼」の傍に。
消えかけそうになるのを留める。 そのたびに一つ一つ何かが壊れていく]
(+76) 2010/03/07(Sun) 02時半頃
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がぅ………
[グロリアとフィリップの横で心配そうにしている。]
(+77) 2010/03/07(Sun) 08時半頃
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[誰に、何か対しての叫び声 魂が砕けた空ろな体を動かしたのは何か また表示は硬くなり沈黙]
暗い、寒い、そして寂しい。 ケイト・グリフィズこちらに―。 ああ、眠いな。
[ヘクターは再び暗い闇の中]
(+78) 2010/03/07(Sun) 09時頃
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[最初の記憶の映像が 止まっていた扉が、ゆっくりと動き始める
冷たい金属の箱
ゆっくりゆっくりとと四角い扉が閉じていく]
つめたい ここは つめたい 暗くて おいていかないで
[細くなって消えていく光のイメージ]
おねがい
[昏い世界の中にひとりっきり残されていくイメージ]
(+79) 2010/03/07(Sun) 12時頃
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……ピッパが、謝る必要なんてないんだ。
[先刻、とても近くで聞こえた囁き。 どうしようもなくて、ただ首を横に振った]
いるよ。 まだここに、いる。
[異形の、鬼の声はもう聞こえない。 多分もう聞く必要がないからなのだと思う]
[遠くで聞こえる、獣の唸り声。ひらひらと舞う蝶。 それらを無感動に見つめていたところ、ピッパの声が聞こえた。 彼女に向かって手を伸ばす。そっと彼女の髪に触れる]
[自分の存在を教えるように]
―― 大丈夫。
(+80) 2010/03/07(Sun) 12時半頃
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寂しい、寂しいで隙間を埋め、混ざり合い一つ闇になる。
[闇からゆっくりと実体化 頭のノイズが時折、ヘクターだったものを動かす]
かくれんぼ、鬼ごっこ。 自分が必要と確認する為の遊び。
[ヘクターは坦々と呟く]
俺のビー玉とピアスはどこになくしたんだ?
[自ら渡した事も思い出さないまま]
(+81) 2010/03/07(Sun) 12時半頃
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[手を取り合い 互いに求め合う二人の姿が 闇色の虚ろには ただ妬ましく]
寂しい どうして、あいつだけ
あんなに優しいキスをくれたのに
寂しい どうして、私には 何もないの? 誰もいないの?
寂しい 誰か私を求めてよ 私の手を取ってよ
寂しい 寂しい――寂しいよ――さみしい――
(+82) 2010/03/07(Sun) 13時半頃
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[濃紺と薄紫に振り切られてしまったのならば 虚ろな少女は何処へ向かうのだろうか]
[金色の髪の 或いは黒い髪の友人のところにか ――それとも 少女を狩った 闇にすら救いの手を求めるか]
寂しい ――寂しい
――寂しいよ
――さみしい――
[慟哭が闇の中に響いた]
(+83) 2010/03/07(Sun) 15時頃
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[執着はいずれ落ち着きを取り戻し、いずこかへと行くだろう。 主たる者が目覚めたから。]
(+84) 2010/03/07(Sun) 15時頃
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わおーーーーん
(+85) 2010/03/07(Sun) 17時半頃
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[闇の中でケイトが見せた記憶の破片 それは意外な崩落の顛末 望んでない歪んだ思いの果て]
この顛末は― ――がないじゃないか。
[魂がない空ろな体 言葉を語らすは漂うヘクターの残滓]
(ケイトが忘れた 温もりを思い出させようと、 ケイトが愛し、愛された世界に戻そうと ―――を渡したのは無駄?)
[希薄な残滓 ケイトに渡した大地色のビー玉の温もりは弱々しく 闇が哄笑する]
(+86) 2010/03/07(Sun) 19時頃
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…そう、だから逆効果だと言ったんだ。
[愚かだと、ヘクターに向かって闇は囁く。 手を伸ばし、抱きしめて、愛せば愛すほど傷口を抉ってしまうのだと、当の昔に気づいていたから。]
君の身勝手な自己満足の愛も、
一緒だよ、あの男と。
(+87) 2010/03/07(Sun) 19時頃
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戻れるはずが無いだろう? ゆがんだ愛に壊された、絶望しかない世界になんて。
(+88) 2010/03/07(Sun) 19時頃
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>>+87 俺は正義の味方になりたかっただけさ。 自分より弱きものを、悪から、受けとめて守りたい。
それが自己満足の愛というものなのか? 言われても俺はそれしかやり方が分からん。
[語るたびにヘクターの残滓は薄くなる]
(+89) 2010/03/07(Sun) 19時半頃
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