204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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皆に認めて欲しいわけじゃないしさ。 ……俺が「俺」だって、知ってて欲しい一人に分かって貰えるだけで十分。
[階段を上りながら、誰に言うでもなく呟いた。*]
(494) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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っぁ……ん、……
[ドナルド>>487が触れる。 唇や、うなじに、触れられるたびに、小さく吐息がこぼれて]
ん……うん……
[いいこ、といわれるのに頷いて、離れるドナルドを見やり]
(495) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[フィリップの視線>>490を感じて。 潤んだ琥珀が瞬く。 軽く伏せられた睫が影を作り]
……うん、もう、だいじょうぶ……
[はぁ、と熱を逃がすように、吐息をこぼすけれど。
抑えがたい渇きは、癒えているから。 小さく、笑んだ]
(496) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[ディーンは、ニコラの金の髪に視線を落とす。 彼の幸せを願っていた。それを一緒に探すことは出来なくとも、幸せになって欲しいと願っていた。
彼と共に旅をするきっかけになったのは、彼が右脚を食われたことだ。彼の右脚を食べたのは、ディーンのいた旅芸人の一座の一人だった。 足が上手く動かなくなった彼の面倒を、誰かが責任を持って見る必要がある。そうして白羽の矢が立ったのは、彼の遠い親戚でもあるディーンだった。 日常的に触れ合っていたほど近しいわけでもなく完全に無縁とも言えない遠い親戚という関係性は、周囲の大人たちにとっては都合の良い理由になった。
共通点といえるのは、せいぜい金の髪の色ぐらいのものだ。 しかしそれでも、シメオンと初めて会った時、ディーンは彼が自分の太陽だと思ったのだ。 彼が、我慢の上に成り立っている暗い道を照らす光だと。
しかし、ディーンの太陽は他にあった。 今ならば分かる。自分はただ、縋るものが欲しかっただけだ。 だからこそ、子供である彼を太陽だと思った。思おうとした。]
(+16) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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ーーー………………
[確かに ラルフの身体は熱い 怪我が響いているのだろうと けど]
ラルフ……ラルフーーー ラルフも 何かが あるの……? 俺も……なんか 変なんだ
でもーーこうしてたい よ
[駄目?と もう一度だけ強請る 強請るだけで こちらまで熱くて けれど 抱きしめて すりと身を寄せる]
(*101) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 22時半頃
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――……っぁ……
ん、だめ、じゃない、けど……
俺、なんか……おかしい、から……
[一人で、処理をしたことはあるし。 そういうのも、わかってはいるけれど。
いま、熱をもてあましている感覚に、思考が働かず]
ふぃり、っぷ……
[抱きしめられて、吐息と共に名前を呼ぶ。 嬉しさが、熱と一緒にあふれて。 力が抜けて、フィリップにもたれかかった]
(*102) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[血が止まりそうなドナルドの傷跡。 つい、指先を伸ばして触れそうに、なって。]
眼の、 毒 だよ、……まったく。
[小さく呟く。]
……ラルフ、 ……大丈夫?
[熱を帯びた息と、視線を見やる。 (して しまったほうが、いいだろうか) させたくない、と謂われてしまった手前、遠慮がある]
(497) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[いうなれば彼は、我儘の犠牲者だった。 最低限の接触以外を避け、まるで神聖なもののように扱って、結果的に彼に寂しさを植え付けた。 そうして最後には彼の為だと詭弁を使って彼を捨て、自分だけが楽になろうとした。
それは、許されざる罪のように、ディーンには思えた。]
…………。
[唯一、醜い自分を受け入れてくれたニコラの髪に触れる。 一房抓んで、唇を落とした。それは祈りの代わりだった。 全てをニコラに差し出した。 しかし、今残っているこの、ひとかけらは。 彼に差し出そうとも差し出せない、今の自分は。
最後の機会、なのではないか?]
(+17) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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/* 役職を、いまからでも笛吹に変えたい(ふるえ
(-120) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[ラルフの声>>495が甘く聞こえる。 二人きりならばそのまま戯れる事も有り得るほどに 誘われる心地がした、けれど。 望まぬ事をする心算はなく、ふ、と笑うにとどめた。
フランシスの尋ね>>493聞けばそちらを振り向く。 じとりとした眼差しに困ったように眉を下げた。 背中に奔る甘い痛みに喉を鳴らして]
本当だって。
[拗ねたような声音は少しだけ幼く感じられた。 ゆるとフランシスへと向き直り]
いや、珍しいなーと思って。 俺の為に必死になってくれンのが ちょっとうれしかった。
(498) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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ニコラ。少し、行ってくる。 ……必ず、君の元に帰るから ――少しだけ……許して欲しい。
[ディーンにとっての唯一は、ニコラを置いて他には無い。 今、彼に声が届かないことは分かっている。 分かっていても、そう言い置いて居間から階下へと向かうニコラの側を一時離れて、シメオンの去った方向へ向かう。]
――……シメオン!
[そうして、一際大きな声で、名前を呼んだ。]
(+18) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[平等は残酷>>483、その言葉に何でもないように笑う。]
ふうん…、平等に見えてるだけ、かもしれねえけどな。
[良くある子供の我儘だと肩を竦めて。
ノックスの要求に合わせて、そっと仔狼たちから距離をとった。>>488]
(499) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[抱きしめられたフィリップの腕の中。 ドナルドの支えがなくなってくたりと寄りかかる。
心配そうなフランシス>>497の視線に、ゆるりと瞬き]
……あ……
[その案じる視線に、今感じている熱の意味をなんとなく理解して]
……
[ふるり、と体が震えた]
(500) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[ドナルドとフランシスの 仲のいい会話が耳に聞こえる
けれど >>495 に 身体が大きく震えた]
………………
[伏し目がちの 潤む琥珀色の 浮かんだ淡い笑みに しばらく ぽかんと見惚れていて
すり と身を摺り寄せながら 片腕 寝台について上体を起こす さらにすり と鼻をすり合わせて]
(501) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[駄目じゃない と言われれば 嬉しそうに 彼はもたれかかる ラルフを ぎゅっと抱きしめる]
……衝動 じゃないんだけど なんだろーーーこれ
……キスして いい?
[と鼻をすりと合わせながら 心で尋ねる
ラルフが気を失う前 知ったラルフの唇の感触 いま いちばんそれを もう一度知りたくて]
(*103) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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/* 中身予想 タイム! まず間違いない枠。 トレイル→あやめさん ベネット→あずまさん フィリップ→うにさん ラルフ→しのたかさん ドナルド→ゆえるんさん
多分そうだと思う。 シメオン→かいさんぶつさん ノックス→かるらさん 愛しいニコラ→おこめさん
他の人は分からないけど、茄子さんはプリシラかな?とは思う。 私は毎度毎度、そさんが分からないんだぜ……。 あと茄子さんもわかんない。
(-121) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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ーーー………………??
[ラルフとフランシス 二人にかわされた会話を知らないから フランシスの大丈夫から のラルフの様子に ゆるく首を傾げるも 腕の中の重みに 怪我に響かぬよう まわした腕で抱きしめつつ すり と身体を 鼻を摺り寄せて
……フランシスとドナルドがいるのはわかっている ルーツが 嘴を脚でかいてるのも けれど 近すぎるほどラルフにくっついたまま]
(502) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[バーナバスと話をしていると、プリシラの事を思い出す。>>492
ノックスには辿り着かなかった1つの答え。 きっと、幼いトレイルも同じ気持ちだったのかも知れない――…と、思った。
だから浮かべた笑みは優しく。]
なら、君が代わりにつけて欲しいな。 トレイルの代わりに。
[彼があげたのだから。指輪の持ち主を明かしたようなものだけれど。]
(503) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[階段を上る。 薄暗い扉が並ぶ廊下。 空っぽの部屋の前で立ち止まった。
扉に手をかけて――触れられはしなかったけれど――そのまま、立ち止まった。 どうしようかな、と首を傾げて、 何故此処に入ろうとしたのだっけ、とまた考えた]
………え?
["名前"が聞こえた。 よく知っているような、けれど何故だか馴染みの薄い名前。 二人旅、元々言葉少なな彼との道行きで 名を呼ばれることはそう多くはなかったから――]
(+19) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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[フィリップ>>501の顔が、近い。 触れる、鼻先に、琥珀が瞬き]
……ん、……
[フィリップの背に腕を回して。
怪我の発熱とは違う熱に、耳朶が染まる。 ちいさく、頷くようなしぐさ]
(504) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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[抱きしめられる力強さが嬉しい。 近い距離で尋ねられた言葉に、耳朶が染まって]
……いい、よ。
[心で答えて、小さく頷く。
フィリップが触れてくれる。 そのことに、悦びが生まれて。 とろりと琥珀が蕩ける]
(*104) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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―3F個室― ……、――
[>>498 複雑な表情を浮かべて、 ドナルドとラルフを交互に見た。 困ったように下がる眉には、よわい。]
……そう
[引っ掻く指、指の腹で撫でるようにしてから、はたりと落とす。]
っ、め、珍しい、かな…… ――…… っ
[瞬き、はたと必死な自分の姿を省み、 目元を紅くして、逸らした]
(505) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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[ノブを回さずにそのまま扉を押すと――"開いた" 中に入り、後ろ手に閉める。 いつかとは違い、そのまま部屋の中へ進み、寝台に腰掛けた]
なんだったかな…
[聞こえた名前。呼ばれた、名前。 覚えているのに、忘れてしまった。
――もう呼ぶ人なんて、いないと思ったのに。
覚えている想い、靄のかかる記憶。 足を組んで、右足を擦って 息を吐いても、もう白くはなかった]
(+20) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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…… ぁ、 あー……
[フィリップと、ラルフの様子。 漂うは、そう、熱を絡めるときの気配だ>>504>>500 保護者は迷って、しかし、ふたり唇を合わせていた様子とか、名前を呼んで答えている様子とか、そういったものを――思えば]
……――フィリップ くん ……して、あげられる?
その、熱の、解放、っていうか、すり替え、っていうか、……その。
[そろ、と顔を近づけて囁く。 意味は分かるであろうか。]
(506) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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ベネットは、謂ってから、恥じ入るように 眼を逸らし。
2014/11/20(Thu) 23時頃
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えっ
[バーナバスの笑う声に顔をあげた。>>499 平等に見えている、だけ?]
……そう、なんだろうか。 え、つまり、僕は平等じゃ、ない?
[そうなのだろうか。ふと、己の行動を振り返る。]
(507) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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[シメオンの去った階段を昇り、>>+19ディーンはそこで足を止める少年の姿を見つけた。 これまで彼の名を呼ぶのに、声を張ったことなどなかった。 その必要性がなかったからだ。
ディーンは、ふと考える。 自分が子供の頃、飲み込んだ我儘がいくつあっただろうか。 言ってはいけないと思っていた事がどれだけあっただろうか。 ――それらを溜め込んだせいで、より一層苦しむことになったのではないか。]
……シメオン。
[>>+20彼が消えたドアの向こうを暫し見つめてから、ディーンはその姿を追い、部屋の中に入る。 寝台に腰掛ける姿を見てもう一度、今度はいつもの音量で名前を呼んだ。]
(+21) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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[泣いたばかりの顔が ラルフの頷きに 嬉しそうに破顔して 背中から腰に手を回したまま 上体を起こした だから 今は ラルフを背中から 抱きかかえるように 視界の端 赤く染まる そこに指先 無意識伸びながら 後ろから覗き込むようにして ラルフの吐息を飲み込むように口付ける]
(508) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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/* どうしようドナルドもラルフもしたかったんじゃないのかなでもな(ぐるぐる
(-122) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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[視界で起こる変化 なにより 恥ずかしげしながら 是を返す心の
ラルフに行動を許されるたびに 身体の衝動に似た何か より強くなるけれど 苦しくない 美しい琥珀の溶けるに 理性も溶かされていくけれど 危惧するものではない とわかる]
ラルフーーー嬉しい
(*105) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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[目に毒、とフランシスに言われた左腕の噛み傷を見る。 血は薄く滲むのみなあたりでラルフが加減したのだと分かる。 背へと向けられた甘い痛みをなぞるように動く保護者の指。 ピク、と微か眉が寄るは欲を擽る動きゆえ。]
――…珍しい。 過保護で心配性で、大事にしてもらってンのは知ってるけど あんな風にあわあわするとは思わなかったし。
[反らされた眸。目許にのる紅は艶やかで。 昔、少女に向けられたものと似ているように感じるは気のせいか。]
(509) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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